風水都市マチュピチュの魅力, Machu Picchu , Perú

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こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「ペルー」で2015年2月28日に、私たちが体験したお話です。

風水都市マチュピチュ!?

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マチュピチュの写真を見ているだけでは分からないことがあります!

実際に行くと分かりますが、マチュピチュの集落を抱くマチュピチュ峰(=老いた峰の意)とワイナピチュ峰(=若い峰の意)は、周囲の山々が「時計回りの螺旋状」に連なった、最後の「中心」に位置しています。
時計回りってのが「南半球」的ですね。笑。エクアドルで勉強しました。

よくこんな断崖絶壁の地形の中、ピンポイントで見つけたなぁってかんじですが、東洋の風水の考えにも、螺旋は特別なシンボルの1つで、エネルギーが集中すると言われています。

私が建築学科大学生の頃、興味があって風水について色々調べてましたが、(記憶が確かならば)構造として最強なのは、以下の3つの要素を満たしているものです。

「螺旋」「双子」「反転(鏡映し)」

実は、DNAがこの3つの要素を満たしていると言われています。
螺旋状だし、同じ構造体が「二重(=双子)」に螺旋を描いています。
しかも、縦に真っ二つに割ったとき、左右どちらも同じ形をしていると思います(=反転)。

マチュピチュの場合は、「螺旋状」であり、マチュピチュ山とワイナピチュ山が並んでいるので「双子」でもあるってかんじでしょうか。。。

マチュピチュに東洋の風習が持ち込まれたとは思いません。世界中どこの地域においても「地形を読む」技術はとても重要だったはずなので。

とにかくマチュピチュはわざわざ「探し出して」作った都市のようです。

軍事都市マチュピチュ

しかし、そうはいってもマチュピチュがフランスのモンサンミシェルのような「宗教都市」かというと、そんな印象は受けませんでした。

 

祭祀施設と人々が住む住居、段々畑などが一体となって初めから設計されているからです。

しかも周りからはマチュピチュは簡単には見つけられないけど、マチュピチュからはすべての方向の見通しが良い点や、メインストリートもとても狭く、段々畑から住居地域への入り口には、わざとブロックが交互に置かれていて、一気に進入できないようになっています。

Machupicchu - 11street
Machupicchu - 12street2
↑狭い道

「お城」的要素が非常に強いです。

ただ、壁の状態などを見ると(ガイドさん曰く、今のマチュピチュは80%がオリジナルで、残り20%が修復・復元をしているとのこと)、実際に戦をしたような跡は見受けられませんでした。

インカ帝国自体は、それほど「好戦的」ではなかったようです。

取引が上手な帝国で、ゆえに、周辺の国家を続々と傘下に収めて、一気に大帝国を築けたと言われています。
宗教的儀式も重要で、支配を強めるときに、その「先進性」をアピールして、なるべく戦わずに済むようにしていたとも言われています。

たった100年にも満たなかった帝国でしたが、スペイン人が来なければさらに領土を拡張していたかもしれません。
アンデス山脈沿いの太平洋岸は支配しましたが、アマゾン側の奥地はこれからだと思っていたかもしれません。

諸説ありますが、マチュピチュはインカ帝国の第9代皇帝パチャクティの時代に築かれたようです。
マチュピチュは首都クスコから見ると、ちょうどアマゾン側の入り口。
「防衛施設」兼「前線基地」であった可能性も高いと思います。

インカ族の人々は文字を持たなかったため、未だに帝国の詳細が分かりません。
実際にクスコやマチュピチュに足を運んで、色々と想像してみるのは楽しいと思います。

Machupicchu - 10stone
↑上下で建築様式が異なる壁。

マチュピチュが放棄された後も、「大切な施設」だからと言って、建設を続けた人たちがいたそうです。技術的レベルも全然違います。興味深いです。

ツアー参加のおすすめ

現地の人は「インカ」が大好きなようです。

ペルーにいれば、名物の「インカコーラ」をみんな毎日のように飲みますし、インカ帝国やインカ族にちなんだ企業名・ホテル名はいくらでもあります。
その後のスペインの時代が現地の人にとってイマイチだった反動か、独立戦争のときに「インカ」が持ち上げられた影響かは分かりませんが、インカには現地の人が「支持できる」なにかがあったのは確かだと思います。

マチュピチュに行かれる際は、ぜひツアーに参加して、ガイドの解説を聞かれることをお勧めします!(ツアーは、現地にもフリーのガイドさんがいますが、いくらでやってくれるのか不明なので、クスコの旅行代理店で探すのが良いと思います)
日本語のガイドさんもいるようなので、それでも構いませんが、英語かスペイン語が分かれば、それらの言語での解説のほうが良いと思います。

現地のケチュア人のガイドさんは、事前にネットで日本語で調べた情報とは、また違った解説をしていましたし、現地の人のほうが最新情報にも精通していると思われます。

ツアーは2時間あって、長くて途中で抜けていく人もいますが(笑)、それでもいいと思います。そのあとたっぷり自由時間もあります。
ツアーに参加せず、ガイドブック片手に自由時間を満喫する日本人も多く見かけましたが、ガイドブックの情報は「最低限」なので、すぐに飽きて、「おもしろ写真」を撮ることに明け暮れている人もまぁまぁ見かけました。

それはちょっともったいないので、ツアーお勧めします!

Machupicchu - 09sun
↑朝日を浴びるマチュピチュ

Machupicchu - 08
↑念願のマチュピチュに来れて、感無量の佳奈さん

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)