3日目のテーマ「肉を食べるぞ!」美食の街「サンセバスチャン」でバル巡り! , San Sebastián , Spain

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こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「スペイン」で2015年5月27日に、私たちが体験したお話です。

山の上からサンセバスティアンを望む!Monte Igueldo

スペイン美食の街サンセバスチャンにいます。3日目です。(1日目2日目のレポートもあります!)

さすがにバル巡りで食べてばかりだといけないので、Monte Igueldoという小高い山に登ってみたいと思います。ケーブルカーで。笑。

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↑ケーブルカー(Funicular)。けっこう急なんです。

待っていたのは、とてもきれいな景色。海が青いと映えますねー。

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↑手前に見えるのがラコンチャ湾でその奥にサンセバスチャンの市街が広がります。

本当にリラックス出来ましたー。そしてお腹も減ってきました。笑。

今日のバル巡りテーマ「肉を食べるぞ!」

さて、今日のバル巡りのテーマは「肉を食べるぞ!」です。魚はけっこう食べたので、肉のピンチョスはどうだろう?ということでチャレンジです。

探せば、肉で有名なバルもけっこうあるんです。

観光客は知らない、アンティグオ地区(Antiguo)の名店「TRIKUHARRI(トゥリクハッリ)」

Monte Igueldoがあるアンティグオ(Antiguo)地区は、バル巡りで有名な旧市街から離れているため、あまり観光客は訪れません。
その地区の中心マティア(Matia)通りに地元民に大人気のバル「TRIKUHARRI(トゥリクハッリ)」があります。

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このバルは、昼からやたら賑わっていて、みんなワインやビールを飲みまくっています。
テラス席はいつも人でいっぱいですが、どう考えても地元民です。近くに大学があるようで、若者も多いです。

店内はパンクロックがかかっていて、店員のお兄ちゃんもいかにもロックミュージシャン風のパワフルな風貌です(とてもいい人です)。

山登りしたら、お腹減ってなんか食べよう〜ってかんじでお店に入りました。

しかし、カウンターの上のピンチョスが豪快で美味しそうなのに、みんな酒しか飲んでなかったので、食べ物は大丈夫かな、大丈夫かなって思ったのですが、ちょうど、出来たての湯気がホワホワ出ているトルティージャを運んできたので、思わず頼んでしまいました!

ちなみにトルティージャというと、スペインではオムレツのことです。

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↑ふんわりトルティージャ。

フォークを突き立ててもってくるのがロック。笑。
これがめちゃくちゃ美味しいうえに安すぎ!1.6ユーロ。

これが激ウマ!

出来たてというのもありますが、卵がフワフワで、具材のジャガイモの塩加減も丁度良く、バクバク食べてしまいます。

こんなの作りたい!と思いました。

他にも野菜入りのトルティーヤもあって、こちらもおいしそうでした!
旧市街にもトルティーヤで有名なバルもありますが、そういったお店より美味しいかも。

出来たてに巡り合うのはタイミング次第ですが、Antiguo地区に行くことがあれば、TRIKUHARRIのトルティーヤはオススメです!

ステーキのピンチョスが有名な「GANDARIAS(ガンダリアス)」

さて、次は、旧市街にある、肉のピンチョスで有名なGANDARIAS(ガンダリアス)です。

店内にはテーブル席もあって、ピンチョスでなく、プレート料理で肉を楽しむ人も多いようです。

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↑いつも人で賑わっている店内。

まずは、カウンターの上にあった、「マッシュルームのピンチョス(Pincho de Champiñones) 」があまりに美味しそうだったので、お肉の前にオーダー!

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↑マッシュルームのピンチョス(Pincho de Champiñones) 1.8ユーロ。ガーリックバターがかかっています。

メニュー表には書いてなかったようなので、指さして注文して下さい。
注文後、グリルされます。

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↑グリル後、ガーリックバターが溶けてる〜〜!!

言うまでもなく、超うまい!!!!
マッシュルームの芳醇な香りとガーリックバターのパワフルさに完全にノックアウトです。

佳奈さんは、滞在中で一番好きなピンチョスかもと言ってました。

続いて、「豚ロースの串焼き(Brocheta de Lomo)」です。
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↑「豚ロースの串焼き(Brocheta de Lomo)」2.65ユーロ

しかし、思った以上に岩塩が効いていて、ちとしょっぱかったです。
でもこのボリュームでこの値段は安いと思います。

そして、最後に名物の「牛ヒレのピンチョス(Solomillo)」をオーダー!

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↑「牛ヒレのピンチョス(Solomillo)」2.55ユーロ。

この厚み!よくバゲットの上に載せようと思ったなという一品です。

柔らかいヒレ肉で、ジューシーです!ただ、ステーキ肉だと思うと鉄板の上で1枚肉をナイフで切って食べたいと思うのは私だけ!?笑。

カウンターじゃなくて、テーブル席でプレート料理を食べている人の気持ちがちょっと分かりました。笑。

ボリューム満点「Borda Berri(ボルダ ベッリ)」

お肉のピンチョスで大人気のバルが「Borda Berri(ボルダ ベッリ)」です。

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↑小さな店内ですが、いつも混んでいます。

基本的に作り置きのピンチョスはなくて、メニュー表からオーダーすると、作ってくれます。
出てくるまで少し待ちますが、もはやピンチョスの域を超えた、手の込んだ肉料理が味わえると評判です。

早速、みんなが注文する、「豚のあばら肉のケバブ(Kebab de Costilla de Cerdo)」をオーダー!

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↑「豚のあばら肉のケバブ(Kebab de Costilla de Cerdo)」3.6ユーロ。

めちゃくちゃジューシー!
そして余分な脂が落ちているのでそれほど重くなく、食べやすいです!
塩加減も申し分なしです。

黄色のソースは、私の記憶ではりんご系のフルーツソースだったと思っているのですが、佳奈さんは「スパイシーじゃなかった?」と言っています。とにかくソースとケバブの組み合わせも良かったという意見では一致してます。笑。

そして次に、「ショートパスタとイディアサバルチーズのリゾット(Risotto de Puntalette de Idiazabal)」をオーダー!

今日は有名な牛ほほ肉のワイン煮込みがなかったようで、この2品がどんどんオーダーされていました。

ちなみに、Puntalette(プンタレッテ)はお米みたいな形をした小さなパスタ、Idiazabal(イディアサバル)はバスク名産のチーズです。

もはや日本では味わえそうもない組み合わせのリゾットです。

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↑「ショートパスタとイディアサバルチーズのリゾット(Risotto de Puntalette de Idiazabal)」2.6ユーロ。

絶品です!イディアサバルチーズがパスタに絡んで、とても濃厚な味わいです。

また緑色のソース(オリーブオイルをベースに何かのハーブが混ざっていると思います)自体はそれほど強い味ではないのですが、リゾットと混ぜて食べると、より味が引き立ちます。

ソースの工夫が素晴らしいお店だと思います。

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↑チャコリ(名産のワイン)を注いでいます。

サンセバスチャンに来て、毎日飲んでいるのが、チャコリという低アルコールのワイン。
バスク名産です。

オーダーすると、より口当たりを良くするため、高い位置から注いでくれます。
このパフォーマンスも見どころですね。

バスクの伝統料理が味わえる「Bodega Donostiarra(ボデガ ドノスティアッラ)」

お肉をいっぱい食べたところで、さっぱりしたいね!ということで、バスクの伝統料理が味わえる、「Bodega Donostiarra(ボデガ ドノスティアッラ)」へ行きました。

新市街のGros地区にあります。旧市街やAntiguo地区でも同名の店を見かけましたが、たぶん別の店のようです。

ちなみにDonostia(ドノスティア)とはバスク語でのこの地の呼び名です。

バスクはスペインからの独立をしたいと考えている人も多い地域なので、バスク語を大切にする人も多いです。

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↑地元の人で大賑わいのお店。

シンプルで清潔感あふれる店内で、かなり広いです。

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↑カウンターも魚介を中心にした、保存食的な料理(多くは酢漬け、オイル漬け)が並んでいます。

このお店は、かなり伝統を重視した料理が味わえると評判です。

だからか、地元の人の溜まり場的な雰囲気があって、家族や友人達で飲みに来ているかんじの人が多かったように思います。

まずは、「Gilda(ヒルダ)」と呼ばれる伝統料理で、「青唐辛子の酢漬けとアンチョビ、オリーブ」を串に刺して食べます。

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↑Gilda、1.5ユーロ。

かなり伝統的な料理で、多くのバルで提供していると思います。

青唐辛子といっても、ちょっと辛い程度で、ほどよい食感がお酒のお供に丁度良い感じですが、このお店のGildaはかなりお酢が強い気がします。逆にいうと、伝統料理感がめっちゃ出ています。

本来、保存食って塩分が必要なので、塩辛いのは当然かもしれません。

続いて、「タコの酢漬け(Pulpo Vinagreta)」をオーダー!

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↑「タコの酢漬け(Pulpo Vinagreta)」2.95ユーロ。

おー、こっちは酢が効いてない。笑。ボリューム満点なだけにもったいない。

なんか、でも、地元の人がいっぱいいて、おっさんが飲んだくれているわけじゃなくて、家族や友人達と食を楽しんでいる雰囲気は好きですね。みんなに愛されているかんじです。

さすがにこれだけバル巡っていたら、日が暮れました。
夜のサンセバスチャンはライトアップされて、また美しい街並みです。

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↑ライトアップされた建物

川を渡って、旧市街を抜けて、宿のあるAntiguo地区へ戻ります。

最後の締めはやはり、チーズケーキ!

これで帰るかと思ったら、佳奈さんは「チーズケーキ食べたい!」と一言。
昨日の訪問に続いて、また「La Viña(ラ ビーニャ)」へ行きます。

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↑店内満員で、みんな、店外で立ちながらチーズケーキ食べてます。片手にはワイン。

多くの観光客も、バル巡りの最後の締めは「ワインとチーズケーキ」だと思っているようで、店外でも、立ったまま食べています。

面白い習慣を発見した気分です。

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↑相変わらずのチーズケーキのホール数。

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↑満面の笑みでチーズケーキを喜ぶ佳奈さん。

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↑チーズケーキ。5ユーロ。やっぱりうまい!

このプリンみたいな味は本当に面白い!
ぜひサンセバスチャンに来たら味わって欲しいです。

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サンセバスチャンに関する書籍もおすすめです。

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)