こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「モロッコ」で2015年5月9日に、私たちが体験したお話です。
まるで海の底にいるかのよう!
モロッコ・青の街「シャウエン(Chefchaouen:シェフシャウエン)」にいます。
青すぎて、まるで海の底にいるような気分です。すごい!
とくに夕方は陰影が深くて、とてもキレイです。
なぜ、青い外壁になったのかは諸説あるようですが、現地に来てみると、梯子に登って塗れる範囲で青く塗ってあるので、それほど歴史は深くないことも分かりますし、初めから青かったわけではないことも分かります。
周囲で戦争がある度に、ベルベル人やユダヤ人がこの山あいの秘境めいた場所へ逃げ延びて来た歴史があるだけに、もともと「海の近く」に住んでいた人が移り住んだ可能性があるなぁと感じました。
ユダヤ教徒だから神聖な色である「青い街」になっただと、すべてのユダヤ教徒の街は青くなってるはずですからね。。。
やはりここに移り住んだ人たちに「特有のアイデンティティ」としての「青」がある気がします。
海を想起させる色としての「青」。特に壁は下の方がより濃く塗ってあるので、やはり海っぽさを感じますね。
迷宮としてのシャウエン
シャウエンの旧市街(メディナ)が基本的に「青」の街です。
そして、旧市街の中心に広場があって、レストランやカフェが密集しています。
たいていの道はこの広場に通じています。そして、客引きはけっこう激しいです。笑。
旧市街は迷路のように入り組んでおり、しかもどこも青いので、だんだんどこにいるのか分からなくなってきます。
Maps.meなどの地図アプリもイマイチ正確な位置を割り出してくれませんので、紙の地図が頼りです。
おやっ、時々ペンキを塗っている人がいます。
おそらく観光地として世界的に人気を得てきたので、青の面積も拡大しているのではと思われます。
うちの奥さんは、街の風景に感動して、喜んで写真バシャバシャ撮りまくってます。笑
そして、なぜか猫だらけなので、猫好きの奥さんとしては、撮り甲斐があるようです。
青も、濃紺から水色、紫がかった青まで色々な青があります。
とにかく視覚的には「涼しい」ですね。5月も過ぎるとかなり日中は暑いです。帽子必須!!
これからさらに暑くなるのか〜と思うと、来たのが今で良かったと思います。
超ローカル!シャウエンフェスティバル
昼間に旧市街をウロウロ歩いていると、女の子たちが英語で話しかけてきます。
どうやら今日はフェスティバルがあって、無料のコンサート(?)が20時からあるようです。
ぜひ来てね!とのことで夜になって出掛けることにしました。
中に入ったら、席は埋まっていたので立ち見かなと思っていたら、昼間の女の子が現れて、なんと私たちのために席をキープしてくれてました。優しい〜〜。
イベントはなかなか興味深く、「欽ちゃんの仮装大賞」と「のど自慢」と「徹子の部屋」が合体したような構成。笑。
審査員がいて、ローカルな人々の芸にコメントしたり、トークショーがあったりと面白い展開。
たぶん、プロの芸人によるコントもありました。
漫才みたいでしたが、見ていて十分伝わる芸で、モロッコでもこの手のお笑いは人気みたいです
そして、トリを務めた、シャウエンボーイズという名の彼らの演奏は見事でした。
モロッコ音楽の演奏でしたが、モロッコ音楽はフラメンコの元にもなっていますし、初期のローリング・ストーンズのメンバー「ブライアン・ジョーンズ」など著名なロックミュージシャンにも愛された音楽です。
他民族・多文化が入り乱れたモロッコで花開いた音楽は、単純に「モロッコ音楽」として括れないほどの広がりがありそうです。
とにかく、シャウエンボーイズはかっこ良かったです!
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)