「幻のセイロンコーヒー」をキャンディで飲む!@Cafe Natural Coffee , Kandy , Sri Lanka

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こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「スリランカ」で2015年10月2日に、私たちが体験したお話です。

キャンディで現地産のコーヒーが飲める!

キャンディにいます。
スリランカといえば紅茶ですが、その栽培以前は実はコーヒーの生産国として有名で、生産量世界一になったことも!

コーヒーの木が病気で全滅して、紅茶栽培に切り替わった経緯がありますが、今、幻のコーヒーと言われる「セイロンコーヒー」復活の機運が高まっていて、日本人の方がフェアトレードのコーヒーを生産・販売しているという、情報を手に入れたので、遊びに行きました。

なんと、キャンディにカフェがあるんです!
Cafe Natural Coffee」さんにお邪魔しました!!

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↑ネオンが目立ちます。仏歯寺のすぐ横です。

ここは2013年にオープンしたカフェで、コーヒーは全てスリランカ産のフェアトレード商品です。

なんと、取引価格の50倍の値段を付けて販売していることを公開していて、フレンチプレスで淹れたブラックコーヒーが400スリランカルピーという値段です。
普通現地の人は100〜200スリランカルピーでランチを食べていると思うので、いかに高いか分かりますかね。

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↑Natural Coffee(ブラックコーヒー)

早速、コーヒーを頂きました。
おいしい!サラッとして、飲みやすい印象。

ちょっと甘みが感じられるのは生産地ならではですねぇ。

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↑販売されているコーヒー豆

お店ではコーヒー豆を買うことも出来ます!

フェアトレード会社の創設者である、吉盛真一郎さんがたまたまいらっしゃったので、お話を伺うことが出来ました。
(事前情報として、建設会社のスリランカ駐在時にフェアトレード会社を立ち上げ、今はインドに駐在しながら、時々スリランカに来ていると知っていました)

私たちは率直においしかったと伝え、コーヒー好きの夫妻でグアテマラやコロンビアでもコーヒーを楽しんだと言いました。
吉盛さんは戦々恐々としながらも(笑)、色々な話をしてくれました。

日本とスリランカの友好に貢献するコーヒー!

 

コーヒー自体は最近、政府の政策で植え始めたようですが、コーヒーの栽培法を現地の村人は全然知らないので、上手な育て方や上手な売り方を何も知らず、出来たら、豆を選別することなく、近くのマーケットで売っていたそうです。
これでは宝の持ち腐れだと思い、フェアトレードの会社を立ち上げたとのことですが、やっているうちに食べ物が豊富なスリランカなので「案外、現地の人は生活に困っていない」と話してくれました。

現地の人は太っていると。笑。

私も社会人一年目は建設会社だったので、あー、この率直でエネルギッシュな感じは、建設系らしいなぁと思いながら話を聞いていました。

でも私たちはキャンディやシーギリヤに行って、内戦が終わって、観光はこれから本格化するのかなぁと当初思っていたら、むしろ、ものすごく「観光地化」しすぎているスリランカを目の当たりにしていました。(特に観光の中国人シフトは強烈です)
紅茶は有名ですが、イギリス資本の影響が強すぎるのも薄々気付いていましたし、スリランカはこれから産業どうするのかねぇなんて思っていたので、吉盛さんの挑戦はおそらく、ここぞという時にスリランカに貢献するんじゃないかと感じました。

初めからフェアトレードで作っていれば、確実にファンが付き、価格の下落圧力にも対抗することが出来るはずです。それは村人の生活を守ることに繋がると思います。

おそらく紅茶は相当激安で取引されているはずで、生産者・労働者はそこまで儲けていないのではないかと思います。

また、Natural Coffeeでは村人の女性たちを雇用していて、女性の社会進出が遅れているスリランカでは貴重な取り組みです。
コーヒーはカフェ文化を持つ貴重な飲み物です。消費者が自分たちが作ったコーヒーを楽しんでいる様子を感じるのは、素晴らしい経験・モチベーションになると思います。

個人的には紅茶しかないと思っていた、スリランカで「現地産」のコーヒーが飲めるという事実に感動しました!
しかも、日本人が関わっているとは、とても素晴らしい話です。

今は生産量が少なく、輸出はしていないようで、スリランカのホテルなどに卸しているようです。
まさに、「現地に行かないと飲めないコーヒー」ですね!
また、カフェのお客さんも外国人観光客ばかりなので、吉盛さんは、将来的には、コーヒーを飲む習慣がない、現地の人にもコーヒーを味わって欲しいとも仰っていました!

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↑吉盛さんと一緒に!気合い入ってます!

もし、スリランカコーヒーの輸入に興味ある人いれば、ぜひコンタクト取ってみて下さい!

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↑生産地を訪れるツアーも開催しています。希望日の2日前までに連絡してくださいね。

訪問出来て、本当に良かったです!

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)