こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
糸島から車で一時間半。焼き物で有名な佐賀県有田町のお隣は、もう長崎県波佐見(はさみ)町です。
こちらも焼き物で有名ですが、全国的な知名度はさほどでもありません。
もともと日用品をメインに作っていた産地ですが、最近はセンスある若手作家が増えて、徐々に人気が出ています。
せっかくなので遊びに行ってみました!
田んぼの中のセレクトショップへ!
訪れたのは、町外れにある「波佐見焼shop mignon(ミニョン)」というセレクトショップです。
敷地のすぐ隣に田んぼが広がるのんびりしたエリアです。
店内は若手作家の作品を中心に幅広く波佐見焼がセレクトされています。
窓の外に広がる田園風景に心が和みますね。
モダンなセンスが光る波佐見焼!
江戸時代は、波佐見焼は有田焼と同じく、伊万里港から出荷されていたので、まとめて「伊万里焼」と呼ばれていました。
明治になって、鉄道が発達すると有田駅から出荷されるようになったので、「有田焼」と呼ばれるようになりました。
波佐見はつい最近まで、名前が表立ってこない陰日向の存在だったのですねぇ。
それでも波佐見のアイデンティティとも呼べる名品が2つあるので紹介します!
底が分厚い、かなり独特な茶碗ですが、江戸時代に大阪あたりで「餅くらわんか、 酒くらわんかーっ!」と叫びながら商売をしていた露天商が使っていた茶碗だとか。
結構持ちやすく、底が熱くなりにくいのがいいですね。
そして次に紹介するのは、コンプラ瓶です。
江戸時代に長崎の出島経由でヨーロッパに輸出された、酒瓶です。
オランダ語で「日本酒」と書かれていますが、書かれた位置やフォントが可愛くて、絶妙な味わいがありますね。
きっとローマ字が何かも知らない職人たちが、「こう書いてくれ!」って見本を渡されて、自分のセンスで書体を決めたんでしょうね〜。
ロシアの文豪トルストイが、コンプラ瓶を一輪挿しとして愛用していたという逸話も残っているようです。
一輪挿し、今でもアリですね!
他にも福岡・小石原焼の特徴でもある「飛びかんな」に色をつけた「色かんな」など若々しい感性を感じさせる作品も多かったです。
波佐見焼は、今まで陰に隠れて「色」が付いていなかった分、波佐見焼というブランドに囚われることなく、作家個人の創造力に委ねられる部分が多い焼き物のように思います。
ゆえに、現代のライフスタイルに合いそうな、シンプルでキュートな作品も多く、北欧のキッチン製品にも通じるようなモダンさを兼ね備えています。
おそらくこれからますます人気が出るでしょうね!
また実は波佐見町はかなり独特なまちづくりを実践していて、町歩きも面白いと評判です!
今度またレポートしますね!
絶景の鬼木棚田へ
波佐見の集落は山に囲まれています。
車で市街地から5分ほど走れば、素敵な棚田が広がっています。
おぉ!ぴっしりと、輪郭が直線で縁取られる、かなり凛々しい棚田ですね。
通り抜ける風が心地いいです。
本当に素敵な風景です。
波佐見オススメです!
糸島から本当にすぐ近くですので、一緒に車で周るのもアリです!
明日も糸島を楽しみます!!
店舗情報
店名:はさみ焼shop mignon(ミニョン)
営業時間:10:00-17:00
定休日:火曜
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷863-1
HP:https://www.rakuten.co.jp/hasami-mignon/index.html
地図:
(※2016年7月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)