こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「ペルー」で2015年2月21日に、私たちが体験したお話です。
チクラヨには朝10時到着
ペルー・チクラヨ(Chiclayo)には、朝10時には到着しました。
エクアドル・クエンカからは12時間くらいの旅になりましたが、シートが良かったのかとても快調でした。
高地のクエンカは涼しかったのですが、海沿いのチクラヨは日本の夏みたいな蒸し暑さです。
しかし、無駄に快調だったため、到着したその日に、リマまでさらに12時間かけて向かうという決断を致しました。
「急がば回れ」とは言いますが、まさにその通りでしたね。。焦ってはいけませんね。
とりあえず、ペルーはCruz del Sur社や、リマ在住の韓国人の方に教えて頂いたExcluciva社などのバスが有名なのですが、チクラヨには「バスターミナル」が存在しないため、チケットを比較するなら、各会社の発着所を巡る必要があります。
しかし暑かったので諦めて、到着した発着所は、複数の中小バス会社がシェアしている場所だったので、そこで一番人気の「アメリカ社」のバスに決めました。
19:30発の2階席は70ヌエボソル(2800円くらい、2015年現在)という他社と比べてもけっこうリーズナブルで、セキュリティもしっかりしてそうです!しかも夕食付きです!
時間までチクラヨ市内の名店で地元の食事を楽しみました。
まもなく出発! その前に。。。。
出発前に発着所に戻ると、なにやらみんな大きな荷物を預けてます。
見た目、宅急便のカウンターみたいですが、みんな片手にチケットを握りしめてます。
↑Recepcion de Equipajesって、確かに「荷物受付」とは書いてありますが。。
スタッフの人に話を聞くと、このカウンターで、預け入れ荷物は受け取って、引換券を渡すとのことでした。
地味にしっかりした会社です。
出発! しかし。。。。
2階建てバスは19:30に順調に出発しました。
運転手のおじさんも、めっちゃ果敢に攻めて、どんどん車を追い越していきます!
私たちは2階の最前列に座っていたので、とてもスリリングな光景を楽しめました。
夕食も食べて、ちょっとウトウトし始めた23時頃、なんだかバスの調子が良くなさそうです。
サービスで流していた、DVDが消え、エアコンもめっちゃ弱くなり蒸し暑くなってきました。
そして、運転手さんはおもむろに路肩にバスを停め、バスは完全にストップ!
何度もエンジンかけ直しますが、全然駄目!!
乗客みんなも「は〜〜」ってかんじで、「ここどこだ?」みたいなことを話してます。
私たちもおー、まじか!と一瞬思いましたが、けっこう眠かったので、すぐにまーいいかという気分に。。。笑
うちらは1日予定が狂っても問題ありませんが、地元の人達は確実に明日の予定があっての移動でしょうから、本当に大変です。
室内はエアコンなしで激暑なので、外に出るとみんな外にいました。
バスの後部に回ると、運転手さんたちが、スマホのライトを片手に、必死でエンジン修理してました。
驚いたのは、工具やらオイルやら、修理に必要な道具が出てくる出てくる。。。
あー、もはや修理前提でバスって運行してるんだ!ってことが分かりました。笑
たぶん途上国ではむしろ当たり前の光景かもしれませんね。
とにかく運転手さんたちは、同時にプロフェッショナルなエンジニアであるってことに少し感動しました。
日本だとまず運転手さんは即席で修理なんて出来ないでしょう。。
時々エンジン繋がりそうになりますが、やはり繋がらず。。。
30分くらい経過したでしょうか。。
乗客のみんなも外に出て、「いいぞ!その調子だ!」とばかりにエンジニアさんたちに声援を送ります。
傍らを通り過ぎていく長距離バスに向かって、手を振るおじさんもいます。笑
そうこうしてると、ブルンブルンとエンジンから復活ののろしが!!!
みんなも「おーー!!」ってかんじです。笑
一度止まったエンジンであと8時間くらいドライブするんかと思うと、ちょっと微妙ですが、もう眠いのであとは任せます。笑
そして予定より1時間くらい遅れてリマに到着です!
一応フォローしておきますと、アメリカ社のバスは乗車前に、乗客全員の身分証のチェック&指紋も押させるというセキュリティの徹底ぶり!
料金もお手頃ですので、もし興味あれば利用してみて下さい。ただ地球の歩き方には「ペルーの中小規模の長距離バスはバスの安定性が問題なこともある」とあったので、そこは考慮すべき点ですね。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)