こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「ボスニア・ヘルツェゴビナ」で2015年7月27日に、私たちが体験したお話です。
サラエボの交通事情
今日は名残惜しいサラエボを去る日です。
寂しいな〜。
さてハンガリーの首都ブダペストを目指します。現地のハンガリー人の友人に会うためです!東京時代の国際交流やっていた時からの友人ですね。
さて、昔はブダペスト行きの鉄道もあったようですが、今はないようです。残念。
やはり旧ユーゴスラビアから国が分かれたので、国同士の交流も減っただろうし、パスポートチェックとか色々面倒だし、投資もなくなって発展しないしで、鉄道移動は人気がなくなったのかもしれません。
さて、サラエボからブダペストに行く場合は、まずセルビアの首都ベオグラード(Beograd)へバスで向かいます。そこから、鉄道を使って、ブダペスト(Budapest)を目指します。バルカン半島は利用できる場合は、バスより電車を使ったほうが安いです。本数が少なく、めっちゃ不便でびびりますが。
大型のバスも1日1便(確か早朝)にボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側のバスターミナルから出ているはず。
あと、セルビア人主体のスルプスカ共和国側のバスターミナルからは、セルビアとの繋がりが深いので、それなりにバスの本数があるようです。
(注意:ボスニア・ヘルツェゴビナは、内戦の影響で、実質2カ国に分かれています。上記の連邦と共和国側です。)
ただ、みんなが宿泊するサラエボの中心市街地は基本、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側なので、スルプスカ共和国側のバスターミナルに安く行こうと思うと、スルプスカ共和国側の土地まで行って、ローカルバスに乗ってバスターミナルを目指すという、面倒な話になります。(タクシーで向かうと15〜20ユーロくらいらしい)
内戦の影響はすごいです。そんなタクシー代あったら、別の方法で向かった方がいいです。
だから、普通は「ミニバス」と呼ばれる、Door to Doorの乗り合いバスを利用して、サラエボ・ベオグラード間を移動するみたいです。
泊まっているホテルが業者と提携していたり、ネットで探せば他にも業者が出てきます。
私たちは宿が27ユーロで手配するとのことでしたが、たまたまネットで見つけた「Gea Tours」という業者が20ユーロという値段だったので、電話で予約しました。
↓Facebook ページ
英語がそこそこしか話せない担当者さんだったので、ちょっと苦労しましたが、ホステルの人の手助けも借りながら、なんとか上手く予約出来ました。
細かな時間は後で調整して連絡が来るようです。一応、午前がいいか、午後がいいか聞かれました。
迎えにきてくれるので、あらかじめ「電話番号とホテルの住所、ホテルの名前」を控えておくとスムーズです。電話番号は自分のがなければホテルので構いません。
最初電話して朝9時くらいと言っていましたが、結局、朝6〜7時くらいになったようです。
朝早い!!
まずはベオグラードへ!
朝は結局、6:30頃ミニバスが来ました。
私たちの他には1人だけ。(そう思っていたら、別の街で一気に乗り込んできましたが)
バックパッカーでいっぱいかと思ったら、ビジネスマンが1人と、あと現地の人だけでした。
バルカン半島は山々が波打つように連続しています。
だから移動けっこう大変だろうなぁと思っていたら、案の定!
うねうね道を一山越えたら、町になって、またうねうね道を登るのを何度か繰り返します。
ほとんどの町は盆地になっているので、朝は霧に包まれて幻想的な雰囲気です。
なんとなく、メキシコからグアテマラへ抜けた道を思い出します。
途中、国境越えがあるので、パスポートを運転手さんが預かって、出国・入国手続きををやってくれます。
そんなに時間はかかりませんでしたが、セルビア側では、車体の下に異変がないか、鏡を使ってチェックしてましたね。
途中休憩を2回挟みながら、12時頃、セルビア・ベオグラードの鉄道駅に着きました!
Door to Doorでみんなを送るので、郊外の住宅地に寄ったりして、時間はけっこうかかる印象です。
時間に余裕あるなら、楽といえば楽なので、利用する価値はあります。
ちょっとだけベオグラード観光
鉄道駅でブダペスト行きをチェックすると、21:48発の夜行(シート2500ディナールか、寝台3000ディナール)があるようで、その場で予約。一応1ディナール=1.1円くらいなので、そのまま円に直せば、だいたいの金額が想像つくと思います。
あとはちょろっとベオグラード観光です。ベオグラードは、旧ユーゴスラビアの中心だったので、大きな都市です。そもそも歴史も深く、ヨーロッパでも最古級に古い街のようです。
すごいことに、NATO(北大西洋条約機構)の空爆にあった建物がそのまま保存されています。
観光名所の1つなので、なんというか、セルビア人のタフさが感じられます。
ここで、NATOが出てくるわけですから、1980年代の旧ユーゴスラビアのいざこざは、結局アメリカ・ヨーロッパ諸国とソビエトとの代理戦争的側面もあったんじゃないかという気もします。
さて、夕立がひどかったので、あとはずっとカフェでまったりでした。
1番の左って・・・
鉄道駅に戻ってブダペスト行きの電車は何番のプラットフォームだ?と駅員さんに聞くと、「1番の左だ」とのこと。
なんか意味不明でしたが、1番のホームで待っていると、「ブダペスト行きはここじゃない、左だ」とのこと。
???
案内に従って、歩いて行くと、1番の左に「1番の左ホーム」が!!
セルビアの文字でしたが、多分左という意味。
がーん。そこは「0番」じゃないのかい。笑。
さて、実は私、寝台は初めて!ちょっとドキドキ!
乗り込むと、けっこう狭いコンパートメントに3段ベッドが2つで6人寝れます。
ベッドもかなりボロいですね。
エアコンもないようだったので、匂いが気になる人は気になるかもです。
まぁ、でも足伸ばせて寝れるのはありがたいですね。
21:48に発車した電車は、国境越えがあるので、出国・入国の際に人がそれぞれ乗り込んできて、パスポートチェックです。
どちらも30分くらいかかった気がします。
電気つけられるとけっこう寝にくいですね。。
とは思いつつ、電気が消えると、足が伸ばせるので、ぐっすり!
無事、朝の5:45頃にはブダペスト東駅(Keleti)に到着!
駅前に幾つか銀行あるので、ATMでハンガリー通貨を引き出して、駅前のマックでちょっとのんびり。
朝早く駅に着いて、開いているカフェなどあると、本当にありがたく感じます!
ブダペストでは、有名な温泉にも行く予定です。楽しみ!
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)