こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「ハンガリー」で2015年7月30日に、私たちが体験したお話です。
ホッロークーを散策
ブダペスト郊外のホッロークーという、世界遺産の村に来ています。
パローツ人(Palóc)と呼ばれる、トルコ系の人々の村で、独特の民族舞踊や衣装、建築様式が評価されて、世界遺産になっています。
ちなみに、今日からしばらく、私たちの友人で、ハンガリー通の野中さんが合流しています。
(経緯は前回の記事参照)
ハンガリー語ペラペラなので、心強いです。
この村はとにかく空気が澄んでいます。
呼吸するだけで気持ちいい!
なかなか写真では伝わりませんが。
でもその雰囲気を出来るだけ伝えるべく、写真を一気にお見せしまーす!
↑屋根瓦がかわいい。色合いにムラがあるのも素朴でいいですね。
村の通りを歩いていると、野生の鹿が顔を出しました。かわいい。
2015年に出来た新築の家も同じ様式です。
ちなみにホッロークーの建築様式は、土壁に石灰を塗っているそう。なんと石造でも煉瓦造でもないとは!
ヨーロッパの建物の多くは、石か煉瓦で出来ているので、土壁なだけでも珍しいです!
ブダペストでも感じたことですが、ハンガリーでは「オーソドックスなものに対して、ちょっとヒネる」ことが好きなようです。
ホッロークーでも、全体的な見栄えのバランスを考えると、柵や柱の位置がちょっと違うよなぁと思うのですが、ズラすことで個性や愛嬌が出てきます。
例えば、普通は三角屋根の頂点は、建物のちょうどど真ん中に来るとバランスが良いわけですが、ホッロークーの場合は、かなりアンバランスな位置に頂点が来ています。
他にも柱の間隔も均等なのが普通ですが、かなり間隔にばらつきがあります。面白い。
たぶん、ハンガリーはオーストリアのハプスブルク家の影響を受けていた時代が長かったので、権威や正統派を名乗る者に対して斜に構える価値観があるのかもしれません。
想像以上にちゃんとしたランチ!
せっかくなので、ハンガリー伝統料理を出すレストランで食事をします!
と言っても村には2軒しかレストランはありませんが。
↑palócleves。パローツのスープという意味で、パプリカの粉を使ったシチューみたいなものです。850フォリント(370円くらい)。
↑Legényfogó leves。若い男を虜にするスープみたいな意味らしい。笑。きのこや野菜の入ったサワークリームスープ。850フォリント。
いきなり、どちらも激ウマ!でした。
特に若い男を虜にするスープはうまいです!
完全に食べたことない味でしたが、野菜と肉の旨みが凝縮されていて、癖になる味でした。
3人とも、本当に小さな村の2軒しかないレストランのうちの1つでこんなにおいしい料理を出してくるとは思っていなかったので、ビックリしました!
↑Csirkepaprikás galuskával。パプリカチキンとダンプリング。
パプリカが良い具合にチキンの旨みを引き出しています。おいしい!
ちなみにダンプリングはお団子状のパスタです。
↑Gombával töltött sertéskaraj。マッシュルームを詰めたポークチョップのフライ。
濃すぎない味付けやフライのサクサクな揚げ具合といい、素晴らしい仕事っぷり!美味しいです!
口に入れると、ふわっと、きのこの香りが溢れ出します。
こんな田舎で、こんな、ちゃんとした料理を食べれるとは想像以上でした。
ハンガリー料理に詳しい野中さんも出来栄えにビックリしていました。パローツの料理を出していると思うので、ブダペストで食べるハンガリー料理とは少し違いがあるかもしれません。
超のんびりした世界遺産の村
それにしてものーんびりしてます。
平日だし、団体客もいないので、静かです。(休日やお祭りの日はけっこう賑やかみたいです)
「世界遺産を独り占めしている気分」です!
村を散歩していると、可愛らしいおばあちゃんが庭先で手作りの石鹸売っていたので、買ってみました。
これが香りも良くて、肌にも優しく、もっと買えば良かったーと思うくらいでした。
もう少し足を伸ばして、村はずれの丘の上のお城まで。
丘の上から見下ろすと、村は緑の山々に囲まれていて、とても雄大な景色。美しい。
来て良かったなぁと思います。
村には夜22時まで開いているバーが一軒だけあって、夜はそこに行きました。
ドラフトビールが260フォリント(115円くらい)と激安でした。笑。
ミネラルウォーター並の値段。
のんびりテラス席で飲んでいると、21時半を過ぎると、お店のスタッフの人たちはお店に鍵を掛けて、さっさと帰って行きました。笑。
テラス席のお客さんを放ったらかして。笑。
のどかでいいですねー。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)