こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「スリランカ」で2015年10月2日に、私たちが体験したお話です。
スリランカで一番有名な世界遺産へ!
スリランカ・キャンディにいます。
今日は日帰りで、世界遺産のシーギリヤロックに行ってきます。
シーギリヤロックは、巨大な岩山の上に、5世紀にシンハラ王国の王が築いた王宮跡があります。
シーギリヤへはキャンディからバスで行けます。
普通はシーギリヤ近くの町ダンブッラ(Dambulla)で乗り換えてから、シーギリヤに行きますが、朝の「7時半」にキャンディからシーギリヤ直通バスが出ていますので、それを利用しました。(確か120スリランカルピーくらい)
約3時間でシーギリヤに着きます。けっこう観光客の利用も多いバスです。
一応、バスの運転手さんが、ここがシーギリヤロックだよって教えて、停まってくれました。けっこう遠くに見えます。
シーギリヤロックはただの岩山かと思いきや、岩山を中心に大きな庭園が配置された、かなり巨大な敷地を持っています。
チケット売り場に行くのも、相当歩きます。
そして、観光客は4200スリランカルピー(30 USドル)という、かなり高い入場料を払う必要があります。一応併設のミュージアムの入場料も含まれます。学割なしです。
とりあえず、岩山登ります!
シーギリヤレディは必見!!
岩山は巨大です。
サンダルでも登れますが、階段や足場は小さいので、しっかり踵をホールド出来る靴の方がいいでしょう。
シーギリヤロックの目玉は何と言っても、シーギリヤ・レディと呼ばれる、断崖絶壁に描かれたフレスコ画です。
けっこう衝撃的なことに、巨大な岩山のど真ん中あたりに壁画は描かれています!
↑写真中央右寄りに螺旋階段が見えるでしょうか?ここを登った場所にフレスコ画があります。
どうやって登って描いたんだろう??
今は、鉄製の螺旋階段が取り付けられ、それで容易にアクセス出来ますが、大昔にこの断崖絶壁を登るのは簡単ではないと思います。
かつては500体以上あったというシーギリヤ・レディですが、今では18体のみ。1500年以上前に描かれたはずですから、高温多湿のスリランカで良く残っていたなぁと感心します。
近くで良く見ると、わざわざ、下地に壁を白く厚く塗ってあります。漆喰かなぁ。
女性たちの表情が豊かで、素晴らしいですね。
装飾も美しいです。
これは一見の価値ありです!
螺旋階段を降りると、ミラーウォールと呼ばれる、かつては鏡面のように磨かれた壁に囲まれた通りを歩いていきます。
面白いことに、ここは落書きだらけで、古いのは6世紀の落書きになるそうです。
まぁ、日本でも、京都の古い寺に行くと、梁や柱に相当古い落書きがいっぱい残ってますから、落書きって世界共通の自己主張方法なのかも。笑。
シーギリヤロックの頂上へ!
その後、岩山の頂上へ向かいます。
そもそも巨岩への信仰は、旧石器時代に遡ると思われます。
シンハラ王国の王宮が建てられる前は仏教僧の聖地だったと言いますが、それでも紀元前後の話です。
おそらく、何千年前からこの付近は何らかの信仰の場だったかもしれません。
岩をライオンに見立てていますね。ここから登っていきます。
ちなみにライオンはシンハラ王国の象徴でもあります。かつてはライオンの顔もあったとか。。。
本当にジャングルが一望ですねー!緑が生い茂る中を雲の影がゆらゆらと動いていきます。壮大ですね。
木陰で休む人たち。。。かつての王宮が無くなった今は、日陰があまりありません。こんな岩山の上にも大きな木がチラホラあって、格好の休憩場所になっています。
それにしても、中国人観光客が多いですね。8割方中国人です。大型連休に被っているみたいですが、それにしてもすごいです。。。
日本がプレゼントした博物館へ
さて、シーギリヤロックには博物館の入場券がセットになっています。岩山に登るだけだと、入場料高くて、元を取った気分にはなれなかったので、博物館にも入りました!
ここは福田首相時代に日本がスリランカにプレゼントしたみたいで、シーギリヤ周辺の古代史、出土品が分かります。
シーギリヤ自体は石器時代より、文化・経済的な中心地として発展していたらしく、たくさんの出土品や遺跡が出ています。貿易をしていたと思われる出土品や、鉄器を製造していた工場の遺跡もあり、かなり長期間に渡って、高度な文明が発展していたと思われます。
スリランカといえばシンハラ王国ですが、シンハラ人自体は、北インドからやってきて、紀元前3世紀に王国を築いたと言われています。
この博物館で展示されている遺品はもっと来歴が古いでしょうから、原住民の生活の跡と呼べるかもしれません。
シーギリヤに関する解説はシンハラ王国あたりからの歴史しかガイドブックには書いていないので、博物館での展示を見て、より深い歴史観を学べた気がします。
博物館には、ミラーウォールの複製が置いてあって、自由に落書きすることが出来ます!
せっかくなので、記念に落書きしてきましたーー!
いい思い出です。笑。
帰りは、まずローカルバスに乗って、Dambulla(ダンブッラ)を目指します。ローカルバスは大きな道に出て手を挙げれば停まります。
たまたま学校帰りの子供達と一緒でした。みんな白い制服を着ています。
ダンブッラからはキャンディ行きが頻発しています。トータルの料金は行きの直通のほうがちょっと安いって感じですかね。
ダンブッラにも遺跡があるので、この付近に宿泊する人も多いようです。一応私たちはキャンディから日帰りで行ってみました。
シーギリヤロックを十分に満喫して、17:30くらいには帰れたので、余裕で日帰り出来ると思います。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)