こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
京都に所用でお出かけしたついでに、奈良に伝説のカフェがあると噂を聞きつけ、寄らせて頂きました。
東大寺からもそれほど離れていない場所にある「くるみの木」さんです。
30年以上続く、予約必須のカフェ
お店は最寄の新大宮駅から15分ほど歩いた、線路沿いの住宅街の中にあります。
30年以上続くカフェは今でも大人気で、予約は必須です。
ただ、予約時には時間の指定が出来ません。
その日の食事は予約分はしっかり確保してもらえますが、席が空いたタイミングでしかご案内は出来ないという話です。
ゆえに開店1時間前の10:30から人が押し寄せます。
席確保のため、10:30にお店に到着!
住宅地を歩き、線路を超えると、木々に囲まれた可愛らしいお家が見えてきました。
↓くるみの木外観
日本の風景のような、どこか外国のような、不思議な雰囲気を漂わせています。
↓看板
白を基調とした、おしゃれで大きな看板がありました。
LIFE SHOPという単語が目に飛び込んできます。
30年前はカフェが雑貨も扱うお店は日本にはほとんどなく、くるみの木さんがそのはしりだそうです。
まさに伝説のカフェですね。
ただでさえ継続の難しいカフェが、30年以上続くのが、そもそも驚異的ですが・・・
↓敷地案内図
敷地内には、カフェだけでなく、雑貨店・服屋・ギャラリー・ケーキ工房が併設されています。
オーナーの石村由起子さんのセンスが詰まった「くるみの木」は、衣食住をトータルに提案するその価値観が長年支持され、大阪や奈良などの近郊からだけでなく、遠くからもお客さんが押し寄せます。
私たちもほぼ10:30にお店に到着すると、すでに列が出来ていました。
↓順番表
まずは、順番表に名前を記入です。
席数は約40席程度しかありませんので、9〜15組で満席になってしまうようです。
それ以降の方は待合室へ。
呼ばれた時にいらっしゃらないと、次の方が優先されてしまいます。
なお、事前に電話予約をした人のランチは確保されていますが、ここに名前を書いただけではランチは確保されるわけではないので、ご注意を。
なお、食事が早い人は1時間程度で席を立たれるので、入れ替え組はだいたい12:30ぐらいからの案内になると思います。
待合室
順番表に記入が終わると、待合室へ向かいます。
↓待合室
待合室は思った以上に広く、10数人なら余裕で入れます。
↓待合室・内観
白に統一された室内は清潔感があって、落ち着きます。
マダムがいっぱいいらっしゃってますが、やはり場所は関西なので、みなさんよくしゃべります。笑。
↓果実酒かな?
果実酒だと思いますが、美しくレイアウトされています。
理科の実験室のようでもありますね。
雑貨店があるカフェのはしり的存在
雑貨店・服屋は11:00に開店なので、待ち時間を生かしてお店を訪れます。
庭園を介して、雑貨店へ
建物群の周りには上手に庭が配置されています。
お庭はかなり小さいのですが、庭を散歩していると、あらっ、ギャラリーが!お!雑貨屋があるね〜、という感じで、散策が楽しめます。
↓庭園
きっちりと作り込まずに、雑木林のような雰囲気ですが、足元をよく見ると、丁寧に植物を植えられた形跡が見て取れます。
↓様々な植物が植えられています
うっかり踏まないように〜。
くるみの木には「生活」が感じられます。
友人の家にご飯をご馳走になりに来た気分になります。
庭には、2017年に出来たばかりのギャラリーがあります。
↓ギャラリー
素敵な家具が展示されていました。
雑貨店
↓雑貨店入り口
庭を回り込んだところに雑貨屋さんがあります。
↓内観
センスの良い生活小物や飲食加工品が並んでいます。
その奥には洋服屋さんも。
地元の製品はもちろん、全国各地の「良いもの」が取り揃えられています。
民藝運動で有名な、柳宗悦がいう「用即美」的な世界観が感じられます。
名だたるブランド品ではなく、無名でも実用に即して考え抜かれた製品こそ、美しいという概念です。
↓オリジナルのジャム
オリジナルのジャムが販売されていましたよ〜。
伝説のランチ
↓カフェ外観
11:30になったので、カフェの前で。
無事名前が呼ばれ、第一陣でランチ出来ました。
オープン前には、順番表が23組以上になっており、びっくりしました。
↓一気に満席になる店内
広い窓から差し込んだ光が、白い店内を暖かく照らします。
スポットライトを使った照明がそれぞれのテーブルに向けられています。
食事メニュー
メニューはシンプルです。
大方の人は週替わりの「季節のランチ」をオーダーします。
↓季節のランチ
毎週、これだけの品数をガラリと変えるのは、とても大変だと思います。
それこそがくるみの木のこだわりであり、人気の理由の1つでしょう。
↓お食事メニュー
他にも定番のお食事メニューがあります。
たっぷりきのこの和風ドリアとか大和ポークウィンナーともやしのピッツァとかとても美味しそう。
週末はディナー営業もやっておられるので、夜みんなで分けて食べたいですね。
とりあえず、私たちも「季節のランチ」をオーダーです。
ドリンク・デザートメニュー
くるみの木で興味深かったのは、ドリンクのメニュー表。
どれもこれも厳選された素材を使っていて、見開きのページの片面は読み物になっているという・・・
↓お茶
↓ジュース・アルコール
ほんの数行ですが、読み物を読むと、それを頼みたくなってしまいますね。
シンプルに魅力を伝えておられます。
ものすごい洗練されたメニュー表だと思います。
↓デザート
デザートは店頭のショーケースに並んだケーキに加え、パフェなどのメニューもあります。
そこそこ量のあるランチですが、みなさま、デザートは別腹のようで、ランチの注文が終わると、そそくさとショーケースに足を運んで、デザートを注文しておられました。
人気のあるデザートはすぐ売り切れてしまうようです。
↓ショーケースのデザート
開店当時からある焼き菓子も要チェックです。
この日はかぼちゃ・さつまいも・バナナのラインナップでした。
抜かりがない、一品一品こだわった季節のランチ
さて、ランチが運ばれてきました。
12/6の週のメニューになります。
お食事
テーブルの上には7品載っています。
贅沢な気分になるランチです。
↓小皿がいっぱいの季節のランチ
早速頂きます!
↓蕪のサラダ
蕪がみずみずしくて甘い!
びっくりしました。
お話を伺うと、野菜は長年お付き合いのある、高品質の野菜を取り扱う、こだわりの八百屋さんから仕入れておられるそうですが、なるべく近郊の野菜を!とのことで、新鮮で美味しい野菜が味わえるようにしておられるとのこと。
確かに美味しいです。
↓蓮根と厚揚げのさっぱり煮
蓮根もシャキシャキで、歯ごたえがとてもいい。
さっぱり煮というだけあって、レモンのような柑橘系の酸味とお酢のような酸っぱさが少し感じられ、爽やかな煮物です。
一回、薄口のお醤油などで煮た後に、ドレッシングのように柑橘ソースをかけたのかな〜と思いましたが、どうでしょう?
厚揚げも下味として、しっかり味が染みています。
↓茄子のたかきび炒め
たかきびはスーパーフードとしても注目されていますね。
独特のプチプチした食感が面白いです。
味噌のような風味と合わさって、中華のような和食のような、初めて食べる料理に仕上がっています。
オリジナリティが高いです。
↓鷄のサクサク揚げカレー風味
鶏肉にはカレースパイスで下味が付けられていて、とてもジューシー。
またさやいんげんがとても甘くて美味しい。
付け合わせのもやしはゆづ胡椒が使われていて、ほんのりピリ辛。
揚げたラディッシュも旨味が凝縮しています。滅多にラディッシュ揚げないと思うので、初めての食感にびっくりしました。
一品一品、シンプルですが、ユニークな工夫があって、飽きさせません。
ものすごいクオリティだと思います。
↓けんちん汁
体が温まるけんちん汁。
ホッとします。
↓カリカリじゃこの梅味ご飯
ご飯もさっぱりして美味しい。
何杯でも食べられそうです。
↓紅玉のゼリー
↓りんごジュース
ランチに付いている、デザートとドリンクでまったりと食事を終えました。
美味しかったです。
本当に一つ一つに驚きが詰まった、くるみの木の「季節のランチ」でした。
日本中のカフェ経営者で、くるみの木に憧れる人が多いというのも頷けます。
しかし、同じことをやるのは、相当の覚悟がないとやれないだろうなぁという気もしました。
さて、さらに食後のデザートです。
デザートを別に頼まなくてもランチには付いているのですが、周りを見ると、軒並みデザートを頼んでおられます。
相当美味しいに違いない!
↓北欧の雰囲気がある店内
なんだか、北欧の街角にある食堂にやってきたみたいです。
隣の席とも十分にスペースが空いていて、心地よい空間です。
大きなテーブルをみんなで囲むのも、なんだか一体感があって面白いですね。
スタッフの方がお茶を注ぎにやってきました。
↓やかんが美しい
やかんが美しいですね〜。
話によると、もともと取っ手と同じように、胴体も金ピカだったとか。
エイジングの美学です。
長年大切に使われてきたんだろうな〜というのが伝わります。
デザート
↓かぼちゃの焼き菓子
これが絶品。
中身が「かぼちゃ餡」のようなしっとりとした状態になっていて、美味。
口の中に入れると、かぼちゃの風味が一気に広がります。
どうやって作っているんでしょう?
すごいですね。
↓渋皮栗のブラウニーモンブラン
モンブラン好きの佳奈が絶賛のモンブラン。
栗もごろっと丸々入っていて、しかもほろ苦いブラウニーが味を引き締めます。
外側のクリームが栗の風味が全くしないモンブランも多い中、このモンブランクリームは、しっかりと栗の味がします。
相当栗を練りこんでいると思います。
↓窓の外の木々
窓の外を眺めると、木々の間から木漏れ日が差しています。
そんなところに気づいて、ふっと、なんだか幸せだな〜と感じる・・・
そんな価値観を、バブルの前の時代からずっと提案されてこられたのが「くるみの木」さんなんじゃないかと思います。
素晴らしい体験でした。
ありがとうございました!
現在は、くるみの木さんの他に、「秋篠の森」というハイセンスなレストラン、ゲストハウス、ギャラリーショップの複合施設と、「鹿の舟」という観光案内所、食堂、ショップの複合施設も運営されておられます。
奈良に行かれる際は、ぜひどちらかに寄ってほしいと思います。
店舗情報
店名:くるみの木
営業時間:
【月~木曜】11:30-17:30(L.O. 食事15:00 / カフェ17:00)
【金・土・日曜】11:30-21:00(L.O. 食事20:00 / カフェ20:30)
【祝日】11:30-19:00(L.O. 食事18:00 / カフェ18:30)
定休日:水曜
住所:奈良県奈良市法蓮町567-1
HP:http://www.kuruminoki.co.jp/
地図:
(※2018年12月現在の情報です)
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)