こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「モロッコ」で2015年5月13日に、私たちが体験したお話です。
フェズの家は工夫がいっぱい!
今回、フェズでお世話になっているのはオマール一家です。
Airbnbを使って、ホストを見つけました。フェズ旧市街の100年以上前に建てられた住居にお邪魔してます。
中庭を囲むように土壁の建物が建てられ、中庭に面してリビングルームやキッチンなどの共有スペースが設けられいます。伝統的な旧市街の住居ってかんじですね。
周囲の土地より半階ほど掘り下げてあり、外気に直接触れないため、リビングルームは夏はひんやり、冬はポカポカです。夏は本当に暑いので、生活の知恵ですね。
ただ、ちょうど私たちが訪れた時期は家が部分改装中で、けっこう大胆に色々壊してました。
↑シンプルな外観
↑改装中の中庭と上階部分
↑みんながいつも集まるリビングルーム。夏はひんやり!
主な建築素材が石や土だから、壊しやすいとも言えますね。面白い。
ママはモロッコでも有名!超料理上手!
そういえば、AirBnBのレビューで「ママの料理が美味しい」とたくさん書かれてたのですが、オマールに家族の話を色々聞いていると、なんと!オマールのママは「モロッコで、女性で初めて、政府から表彰されて、料理の金メダルを獲った女性」とのこと!
金メダル??
話を聞いたけど、いまいちモロッコの料理界事情が分かりませんでしたが、おそらく、旧宗主国フランスに習って、優秀な料理人を表彰する制度がモロッコにもあると思われます。
↑家族。一番右がホストのオマール。
↑料理上手のママ。本当にチャーミングで、優しいお母さんでした!
ちなみにオマールのお姉さんもその料理の腕を受け継ぎ、フェズの五つ星ホテルで定期的に料理教室を開催しているそうです!
ものすごい家に滞在していることに気づきました。
ちなみにオマールのもう一人のお姉さんはマッサージが出来るとのことで、家は改装後は、料理教室やマッサージサロンを作る予定とのこと!
おー!すごい!
モロッコは基本的に外で男性が働く世界で、女性は育児や家事を家で行います。
だから、女性で社会的評価を受けるのは相当すごいです!
本当に手が込んでいる!超贅沢!モロッコ家庭料理教室!!
せっかくの機会なので、料理を習うことにしました!
教えてもらう料理は、「牛肉とプルーンのタジン」と「Kefta(牛肉のミートボール)と卵のタジン」
あと、前菜が3品!
ちなみにですが、タジンというとピラミッドみたいに蓋が盛り上がった鍋で、水を使わずに蒸し上げる料理というイメージを多くの人が持つと思います。(実際、そういうものですが!)
しかし、現地モロッコでは、鍋の耐久性が低いため、タジン鍋自体をあまり使わないようです。
(オマールの話によると、質の悪いタジン鍋をレストランでは使い回すので、うまく調理できなかった食材を食べてお腹を壊す観光客も多いようです。)
日本のタジン鍋は、土鍋の技術をベースに作られているので、なんと本場より使える!とは驚きです。
こんなにこだわった料理はレストランではなかなか食べれません!
スパイスもいっぱい。
「牛肉とプルーンのタジン」用ですね。
前述の通り、タジン鍋が貧弱なため、圧力鍋で柔らかく仕上げます。
見ただけでうまそう!
ちなみにレシピもスパイスも色々教えてもらいましたよ!
私たち二人だけのための料理教室。なんとも贅沢です!!!
そして料理完成です!!!
これだけでも激ウマで、お腹いっぱいになりそうです。
↑「牛肉とプルーンのタジン」プルーンの甘さが良いダシになるんですね。初めて食べた味!うまいです!
↑「Kefta(牛肉のミートボール)と卵のタジン」
モロッコ料理で一番好きという人も多いです。写真で見ただけでも美味しいと分かりますね!
本当に素敵な体験でした!!本当にありがたい!!
細かな手間を惜しまない料理は並のレストランでは味わえません!モロッコで一番おいしい家庭料理と断言できます!
ちなみに、いつも使っているスパイスもスパイス屋さんで購入したので、旅行中にどこかの宿でモロッコ料理にチャレンジしたいです!
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)