こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「スリランカ」で2015年10月1日に、私たちが体験したお話です。
お茶の工場に行く前にミュージアムへ行こう!
スリランカ・キャンディにいます。
今日はキャンディにあるセイロンティーミュージアム(Ceylon Tea Museum)に行きます!
セイロン紅茶の歴史や作り方が学べるミュージアムです。
かつての製茶工場跡を利用した施設で、市街地からバスあるいはトゥクトゥクで15分程度(市街地からだと200〜300スリランカルピーくらい)で着きます。
入場料は650スリランカルピーで、必ずガイドさんが付いて、英語で案内してくれます。
私たちを案内してくれたのはニルーパさん。民族衣装が似合う素敵な人でした。
お茶作りの工程は大きく分けて四つ!
- 萎凋(Withering)
- 揉捻(Roling)
- 玉解き&発酵(Roll-Breaking & Fermenting)
- 乾燥(Drying)
まず、①で、摘みたての葉から、水分をある程度取り除きます。
そして②で大きな臼みたいな機械で、ゴリゴリとすりつぶして、空気に触れさせます。ここから発酵の始まり。
次に③で竈からの熱で一気に発酵を進めて、最後に④で熱風に当てて、カラッカラに乾かして出来上がりです。
Rollingの課程は初めて知りました。お茶作りはやはり中国の伝統に負う所が多いと思いますが、長年の知恵が感じられます。
さて、まずは、使用する機械などを見ていきます。
このミュージアムはスリランカ中の紅茶メーカーが協力して作ったようで、他の工場から持ってきた珍しい生産機械も展示されています。
自家発電機とか珍しいですね。
政府には電力を頼り切れなかった事情が伺えます。
茶葉を乾燥させるための竈も強烈ですね。デカイ!
なんと、お茶の原木も展示されていました。かなりパワフルな雰囲気です。
見るべきは展示より建物!
紅茶の生産量はスリランカが世界第三位とのことです!
有名なのはやはり「リプトン」ですね。リプトンさんはスコットランド人ですが、紅茶の輸出を手がけていました。英国王室のご用達です。
このミュージアムの魅力は、工場の建物そのものといってもよく、通気を良くするための床のスリットや、開閉の調節が可能な窓、巨大なファンなど、興味深いです。
いかに乾燥をキープするかに神経を尖らせていたかが伺えます。
丘の上にあるので、気持ちいい風が吹き抜けます。リフレッシュしますねー。
茶葉を乾燥させるための網が何層にも積み重なっていて、グラデーションが美しかったです。
見学は30〜40分で終わります。
そのあとは最上階で無料で試飲が楽しめます!(テイスティングもできるようです)
ただ試飲コーナーのお姉さんは11:30-13:00はお昼休みみたいで、私たちが11:30に着いたら、しぶしぶお茶を淹れてくれました。笑。
この試飲したお茶がうまいこと、うまいこと!!
品が良く、甘みが感じられます。
日本で飲む紅茶は、酸味が強い印象なので、やはり産地で飲む紅茶は違う!という気がします。
ちなみに飲んだのは「ブロークン・オレンジペコー(BOP)」という種類の紅茶で、茶葉が粉末状になった、スリランカで一般的に飲まれるタイプです。
BOPって言葉はスリランカのティーショップに行くとよく聞きます。もう覚えました。
ちなみに、私たちは、後日ヌワラエリヤの工場を2つ巡り、試飲をしましたが、明らかに、ミュージアムの紅茶が一番美味しかったです!
ここは元々Hantaneというお茶会社の敷地で、お土産屋にもHantaneのお茶が売られていたので、おそらくHantane社のお茶を試飲したのだと思います。。。
工場見学はスリランカ観光の目玉の一つですが、だいたい10分程度でさらっと説明されて、機械の轟音に紛れて聞き取りにくいので、あんまり良く分からないと思います。
お茶に興味ある人は、ミュージアムで予習してから、工場見学されたほうが絶対に良いと思います。
お土産も買える!
ちなみにミュージアムにはお茶のお土産が買えるフロアがあります。
ディスプレイがかわいい。
↑お気に入りのBattlerのお茶缶。美しいイラストとデザインです。
Battler社のパッケージはものすごくこだわりがあって、美しいです。
ちなみにイギリスの会社ですが、中身はセイロンティーです。そしてお茶はロシア向けなので、キリル文字も入っています。
スリランカのお茶作りはイギリスの影響が強いなぁと感じさせますね。
私たちは帰りはバスを使いましたが、あまり歩く人のいないエリアなので、行きでトゥクトゥクを利用した場合、多くの運転手さんは片道だけのリクエストを嫌がります。笑。
帰りまで待つよ!という運転手さんもいますが、帰り際は私たちはバスを利用しました。(確か20ルピーくらい。それなりの頻度で通りがかります)
まぁ、スリランカのトゥクトゥクは事前交渉制で、観光客は地元客より多めに払う場合が多いので、帰りは遠慮なくバスで帰ってもいいと思います。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)