こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「スリランカ」で2015年10月8日に、私たちが体験したお話です。
まさか日本人が作った、寺院がスリランカに!!!
スリランカ・ゴールにいます。
ゴールは弓状にカーブした湾の片端にあるのですが、逆の端をウナワトゥナ(Unawatuna)といいます。
そこに、なぜか日本人が建てたパゴダ(仏教寺院)があって、けっこうな観光スポットとして人気を博しているとのことで、お出かけしてみました。
スリランカは仏教が盛んな国なので、寺院がいっぱいあるのですが、まさか日本人が作ったお寺があるとは、ビックリです!
ゴールからはトゥクトゥクで300〜400スリランカルピーで行けると思いますし、近くまでバス(30スリランカルピーくらい)で行って、歩くという手もありますが、坂道登るので面倒だと思う人はトゥクトゥクの方がいいと思います。
さて、小高い山の上にあるパゴダは、「ジャパニーズ ピース パゴダ(Japanese Peace Pagoda)」と呼ばれています。
「日本山妙法寺」が作ったそうです。
比較的新しい宗教団体で、平和を訴えるために世界各地にパゴダを建設しているらしいです。
パゴダを下から見上げると、美しい曲線を感じれますね。
この角度から海を眺めると、まるで、リオデジャネイロのニテロイ美術館のようです。
あっ、向こうにゴールの旧市街が見えます!
パゴダはシンプルにブッダの生涯を4つの仏像で表現してあります。
その周りはタイル貼りのテラスがぐるっと取り囲んでいて、掃除が行き届いているのか、とても綺麗な印象。
観光客もバラパラとやってくるぐらいで、崖の下に打ち付ける波音が優しく聞こえ、木々が風に揺られて擦れる音が聞こえるばかりです。
せっかくブッダの教えの真髄である、ヴィパッサナーメディテーションをインドでやってきたばかりなので、しばらく瞑想をしてみました。
集中出来ることこの上なし!
素晴らしい瞑想時間でした。
瞑想が終わったら、管理人さんとおぼしき、スリランカ人のおじさんがやってきて、「地面に座りこむのはローカルな人がいつもやることで、観光客が真似してやるのはあんまり良くないよ」と言われました。苦笑。
インドやスリランカでは、駅のプラットホームなどで、みんな地面に座り込むイメージがありましたが、実際はそんなに好まれていないのかもと思いました。
何人かと聞かれ、「日本人だ」と答えると、嬉しそうな顔になって、隣の建物に連れて行かれました。
豪華な仏壇のある建物で、日本人僧侶の写真がど真ん中に飾られていました。
どうやらこのパゴダを作った人のようです。
傍らには和太鼓が置かれていて、久々に日本の楽器を見た!っていう気がしました。
管理人さんは英語がそれほど得意じゃないようで、なぜここに日本人がパゴダを作ったのか分かりませんでしたが、パゴダの周りを散策していると、2004年にスリランカを襲った津波被害に対する追悼の碑があって、ゴール周辺も被害がかなり出たようで、そのためにこの地を選んだのかなとも思いました。
いつ出来たんでしょうかね?
スリランカ人は日本人に対して、とても好意的です。
日本も仏教が盛んな国で、島国であるという共通点にも親近感が湧く人が多いようです。
あまり知られていませんが、第二次世界大戦後、真っ先に日本と国交を回復してくれたのはスリランカです。国際社会復帰への道筋を作ってくれたといえます。
スリランカは日本から訪れる人はまだまだ多くなく、日本人には馴染みがないかもしれませんが、日本人が作ったパゴダを訪れて、さらなる両者の友好が発展するといいなと思います。
帰りはバスが通る大通りまで20分くらい歩いたのですが、なぜかどこかの飼い犬がぴったりと私たちに付き添ってくれて、お見送りしてくれました。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)