こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
きっかけはいとシネマ
まさかまさかの展開ですが、現在、糸島を舞台にした映画制作が進行中です。
しかもアマチュア映画ではなく、東京から脚本家さんや監督、俳優陣を呼んでの本格的な映画撮影です。
なぜ、そんな話になったかというと、私たち糸島映画祭実行委員が今年の5月3日に行った、第一回糸島映画祭・いとシネマがきっかけでした!
映画館のない糸島で、映画館以上の感動を!というテーマで企画した野外映画祭でしたが、なんと2000人以上の観客が訪れる大イベントになりました!本当にご参加された皆様には感謝です。
その中でも映画・映像関係者も、かなり会場にいらっしゃっていて、その中の一人が村岡さんでした。
↓映画プロデューサーの村岡さん(中央)、映画配給会社を経営する関根さん(左)
村岡さんは、広末涼子さん主演の「はなちゃんのみそ汁」という映画をプロデュースしており、一大ブームを巻き起こしたことでも有名です。
元々、村岡さんは糸島にも縁があり、かつては音楽プロデューサーとして、糸島に構えたスタジオでレコーディングなども行っておられたそうです。
話を聞けば、「あの曲も糸島でレコーディングしてたの!??」とびっくりするような、有名ミュージシャンの楽曲も糸島で製作されておられたとのこと。
この映画祭も風の噂で聞きつけて、どんなものだろうかと足を運んでくださいました。
その時に、私たちのかなりドタバタな試みを面白がって頂けたようで、次回作を糸島舞台で撮ろうと思いつかれたそうです!
そんな展開があるとは、私たちもびっくりです!
映画を作るのはとにかく過程が複雑で、資金、俳優陣、撮影陣、音楽などの製作陣、地域の協力などなどが揃わないとなかなかうまくいきません。
資金はクラウドファンディングと募金で集める予定ですが、まだまだこれからです!
ぜひ今後の経過を知りたい場合は、糸島を舞台にした映画「糸」の公式フェイスブックページもご参照くださいね!
シナリオハンティングにGO!
映画をどうやって作るかというのも知らない私たちですが、映画制作に協力させて頂くことになりました。ありがたい話です。
7月の半ばにシナリオハンティングという、耳慣れないプロジェクトにも参加させて頂きました!
映画制作において、脚本を作るに当たり、様々なヒントを得るためにロケ地を巡ります。それがシナリオハンティングです。
その土地ならではの風景や文化、人からインスピレーションを受けて、話を組み立てるのです。
それに必要なのは、ガイドブックに載っているような分かりやすい観光名所ではなくて、何気ない街角や不思議な建築物など、「きっとここで主人公と彼が出会って・・・」とか「なぜここにこんな建物があるんだろう?」とか、想像を膨らませる場所だったのが非常に面白かったです!
まずは糸島全体を一望するために、糸島のシンボル・可也山に登りました!
加布里湾から二丈方面に向かっての景色です。田畑が山に囲まれていますね〜。自然に守られているみたいです。
海と山と田んぼと。。。
羽を広げたような面白い形してますね〜。半島みたいになっている部分の右端が、玄武岩で出来た大洞窟の「芥屋の大門(けやのおおと)」です。
真ん中の海に浮かんだ島のような場所が船越ですが、この位置から眺めると、船越は昔は島だったのがわかりますね。砂が溜まって、陸続きになったようです。そこが集落になっていますね。
地理好きには楽しい地形です。
監督を始め、制作関係者の皆さんも、素晴らしい景観に大喜びでした。その後は、糸島のお寺・海徳寺さんに地域の人が集まって、歓迎会です。
まるで、親戚の集まりに参加したかのような、ホッとする会でした。
糸島を描こうと思うと、どんな人たちがそこに住んでいるのかを知るのがとても重要ですから、色々な年代の様々な人が集まったこの会はとても貴重だったと思います。会を取り仕切ってくれた、松月さんを始め、岐志のみなさんに感謝します。
ちなみに、真ん中のオレンジのTシャツを着ているのが、監督の荻野さんです。その右が制作会社の野田さん、そのすぐ後ろの女性が脚本家の里島さん、そして、その右がプロデューサーの村岡さんです。
糸島ツアー
翌日も糸島ツアーが続きます。
み、水が透明だ〜。砂を踏みしめるとキュッキュと砂が音を立てるので、鳴き砂と呼ばれていますが、砂が鳴くにはかなり綺麗な水じゃないといけないらしいです。
ガイドマップに載っている名所ばかり行っても、ストーリーは思い浮かんできませんよね。やっぱり人との出会いや別れが感じられるスポット、何かが起きそうな場所、何気ないけど、カメラで切り取った時に絵になる場所が必要です。
やっぱり鉄道の駅はいい雰囲気溢れていますよね。人との出会いや別れを演出するにはもってこいです!
↓筑前深江駅
筑前深江駅はそれなりに大きな駅ですが、駅舎が可愛い。ローカル感溢れる素敵な駅ですね〜。今まで気づいていませんでした。
映画で駅の場面があるんでしょうか。どんな場面になるんでしょうか。楽しみですね!
いい風景はないか、そんな気持ちで糸島を巡っていると、何気ない空の景色がアートのように感じられます。
さすがにお腹が減ったので、福岡のソウルフード・牧のうどん本店へ。
ここが本店なんですよね〜。地元の私にとっては懐かしい味ですが、初めて食べる人にとっては、汁を吸ってなかなか減らない麺はびっくりなようでした。
糸島の名所へ
糸島の名所で、しかも絵になりそうな場所へご案内します。
まずは、やっぱりの雷山・千如寺へ。
こんなところで写経している映像が目に浮かびます。そんなシーンがあるかどうかは別問題ですが。
↓美しい回廊
回廊も雰囲気あって、鳥のさえずる声が聞こえてきます。心落ち着きます。
やはり、千如寺はお寺らしいお寺という感じがします。素敵です。
そして、やっぱりの二見ヶ浦にも行きます!
太陽の反射が眩しい。二見ヶ浦は糸島のシンボルそのものですね。夏至の日に夕日が二つの岩の間に沈むという神秘的な現象が見られます。夏至の頃は梅雨なので、なかなか夕日が見れないため、地元の人でも見たことない人が多いですが。
伝統の醤油蔵へ
さて、監督の荻野さんと脚本家の里島さんを実家に招いて、家族でお話させて頂きました。とにかく記憶力抜群のうちの95歳のおばあちゃんが色々と糸島の昔話をしてくれました。何かの参考になれば幸いです。
そして、船越の北伊醤油さんへ向かいました。
未だに木桶を使って2年以上仕込む、伝統的な方法で醤油を作っておられます。全国でもそんな醤油蔵は10社程度しか残ってないようですね。とても貴重です。
独特の発酵の香りが漂っています。毎日毎日かき混ぜておられるそう。
↓監督の体験
監督が挑戦されておられます。結構力が必要なんですよねー。木桶は40個近くあるそうで、全部混ぜていたらすぐに数時間は経っていそうです。
こんな地域の人との触れ合いや、名所や伝統的な文化を感じられる場所の訪問から受けたインスピレーションから脚本が作られるんですね。それをシナリオハンティングと言いますが、私たちにも初めての体験で、どこに連れて行けば良いのか必死で考えましたが、本当に素晴らしい経験になりました。
最後に、糸島映画祭・いとシネマのメンバーをご紹介しておきますね。
左上から時計回りに後原さん、長田さん、私たち夫婦、福島さん、下田さんです。
野外映画祭を1回やっただけですが、反響の大きさに本当にびっくりしております。
市長にも挨拶させて頂きました。
なお、資金厚めのためのクラウドファンディングも実施しております。
ご興味ある方はぜひリンク先をチェックしてみてくださいね。
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)