良くも悪くもシチリアこそがイタリアだ! , Palermo , Italy

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こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「イタリア」で2015年6月23日に、私たちが体験したお話です。

シチリアこそがイタリアだ!

イタリアといえば、「青く澄んだ地中海」「燦々ときらめく太陽」「美味しくて新鮮な魚介類」「オレンジやレモンの酸味あふれる柑橘類」、そして「超陽気な人々」というイメージだったのですが、まさにシチリアこそそんな場所でした!

名物料理が山ほどあって、人々はオペラを歌うように、極端な抑揚をつけて話します。

最初は観光客向けのただのパフォーマンスかと思ったら、みんなそんな感じの話し方。
笑。

自分は「オペラみたいな話し方」と思ったのですが、佳奈さんは「この話し方のまま、曲を付けたらオペラになるんじゃない!?」とのこと!

確かにそうだ!歌って、基本話し方がベースのはずですもんね。
面白い見方です。
ちなみに、この後イタリアを北上しましたが、この抑揚は北上するにつれてどんどんなくなっていきます。

どうやら私たちが持っているイタリアのイメージは「シチリア」そのものでした!
当のシチリアは未だにイタリアに統一させられたことをよく思っていないようで、独立したいと考えている人もけっこういるみたいですね。

ある意味、シチリアらしいエピソード

パレルモの「サンドメニコ教会」に足を運ぶと、テレビカメラもやってきていて、ものすごい人だかりです。
どうしたことかと思って中に入ると、ものすごい数の取材陣です。

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周りの人に聞いてもあまり英語ができる人がいなくて、「メモリアルな日」ということは分かりました。

お墓が設置されたようで、みんな写真を撮っていたので、あとでネットで調べてみると、「Giovanni Falcone」さんという判事で、シチリアのマフィアに逆恨みされた人のお墓が教会内に設けられたという話でした。

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↑Giovanni Falconeのお墓

ちなみに彼の名前はパレルモの国際空港の名前にも使われています。

 

うーん。まさにリアルゴッドファーザー的な世界。
この問題はかなり根深いようですね。

もともとマフィアはシチリアが18世紀にスペインに圧政を敷かれていた時代に起源があるようです。
本来したたかに生きねばならなかった人たちの集まりですが、特にイタリア統一後は南部イタリアはますます貧しくなったので、陰ながら活動するマフィアの勢力が凄くなりすぎて、今では世界中に様々な影響を与えているようです。

後日、パレルモからカターニアへ向かう際に、高速道路が一部工事中で、普段は通らないシチリアの中央部の山道をぐねぐね行ったのですが、ものすごい何にもない山の上に集落がいくつかあって、ビックリしました。
マフィアの発祥はそんな中央部の小さな村の貧しい人たちみたいです。

パレルモっ子の心意気

おそらく住民の多くも、今のマフィアの状況は快くは思ってないでしょうが、そうは言っても急にはどうにもならないので、うまく折り合いを付けているように思われます。

とにかくパレルモっ子は陽気です。

身振り手振りがアクションスターのように大きく、有名な飲み屋「Taverna Azzurra」に行けば、すぐに腕を他人に当てて、ビールはこぼすは、瓶は割るわ。。笑。
隣の魚屋のおっさんは、バケツの水を辺り構わず、ひっくり返すから、避けなきゃいけないし。笑。

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↑大音量でイタリアンポップがかかる有名バー!

1ユーロで飲む「サンゲSangue」というワインが有名です!

次々起こる謎のハプニングに、飲み屋で飲んでたお兄ちゃんは「これがパレルモだよ!ようこそ!カンパーイ!」だって。笑。

色々問題あっても「今を楽しむ」パレルモっ子でした!
こんな雰囲気好きだなぁ。

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)