こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「スリランカ」で2015年10月7日に、私たちが体験したお話です。
トロピカルリゾート建築の第一人者「ジェフリー・バワ」
スリランカ南部の町ゴールにいます。
ゴールの市街地から少し離れた海沿いに、「ジェットウイング・ライトハウス(Jetwing Lighthouse)」というホテルがあります。
ここは、スリランカが誇る建築家ジェフリー・バワが設計したホテルです。
ジェフリー・バワはトロピカルリゾート建築の第一人者と言われ、あのアマンリゾートの基本設計や「インフィニティプール」と呼ばれる、海とプールなどの人工的な水面が一体化したような錯覚を与える設計を、最初に行った建築家として知られています。
なぜか日本では建築やっている人より、リゾート好きの女性にやたら人気があり、スリランカに来てバワ建築を巡る人が多数います。
スリランカには主にコロンボ周辺にバワの建築が集中していますが、ゴールの「ジェットウイング・ライトハウス(Jet wing Light House)」は、テラスからのインド洋の眺めが美しく、この眺めをバワは生涯愛したと言われています。
せっかくゴールに来たので、泊まるわけじゃないけど、足を運んでみたいと思います。
市街地からはトゥクトゥクで10分くらい。おそらく200〜300スリランカルピーで行けると思います。
外観はこんな感じ。
いきなり、かの有名な、螺旋階段を登っていきます。
この鉄像はスリランカ軍とポルトガル軍の戦いを描いたそう。
ホテルには全く似つかわしくないですが、やっぱり「次の瞬間」のために存在していると言えるでしょう。
登っていくといきなり、インド洋がバーンと視界に広がります。
荒々しいインド洋の美しさ。
過去の苦い歴史を乗り越えて、全てを許し、全てを愛そうという、平和的なメッセージが感じられますね。
地味ですが、建築的な工夫がいっぱい感じられます。
劇的な螺旋階段をくるくる登ると、天井が低めのフロアに出て、暗めの室内と青い海の強いコントラストを感じます。
一段低くなった、ソファ席に向かうと、また青い空がどんどん広がっていきます。
細かな寸法にかなりこだわったのではないかと思います。
さて、お茶する前に、敷地を散策です。
もともとの地形を活かした建物の配置で、自然の起伏が中庭に取り入れられています。
通路の床や柱に縞状に落ちる陰影も美しい。
この先に向かうと、プールが広がり、そして海。
打ち付ける波音が響き渡ります。
さて、テラスに戻ってカフェです。Pot of Teaが300スリランカルピーくらいで楽しめます。これはありがたいですね!
確かヌワラエリアのブロークンオレンジペコーだったと思います。ジェットウイングのオリジナル。
とにかく荒々しい海に度肝を抜かれます。岸壁に波が強く打ち付けられます。ザバーン、ザバーン。
時々タイミングがいいと、まるで東映のオープニングのように、目の前が白波で覆われます。笑。
うそでしょ!?って思うんですが、本当です。
10月は特に波が高いはずで、他のシーズンはもしかしたら静かなのかもしれませんが、新しい体験でとても楽しかったです。
バワ建築は日本人(特に女性)に大人気で、ホテルに宿泊しなくても楽しめる場所が多いですが、一応宿泊客の邪魔に思われないように、静かに行動してみました。
ちなみに他の国の人はバワ建築にそれほど興味がないようです。というかジェフリー・バワを知らない人も多いです。
なんでしょうね。この日本人だけの感性は。興味深い点です。
(コロンボのバワ自邸の見学記もチェック!)
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)