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【後編】身の回り全てがアートだ!国際芸術祭「糸島芸農2016」レポート!

こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

前編」に引き続き、2016年10月に開催された、糸島国際芸術祭「糸島芸農2016」のレポートです。
田園地帯に点在する古民家を舞台にアートが展開されます。

まるで魔法!全てがアートに見えてくる!

前編」でも書いたように、現代アートは、アートそのものを理解しよう・評価しようと努めるより、それを見て、触って自分がどう感じたか、どう変化したかに注目した方がはるかに楽しいです。

気づき」を与えてくれるのが現代アートの特色だと思っています。

歩きながら、アートを楽しんでいきましょう!

↓可愛い道案内
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↓路地裏を歩く
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こんな路地裏を歩いてアート会場へ向かうんですよ!面白いですね。

昔の話ですが、世界的な現代アーティストの荒川修作さんと詩人のマドリン・ギンズが岐阜県に作った、養老天命反転地という巨大アート公園に行った時です。
ここは床も壁もぐにゃぐにゃ、でこぼこしていて、うっかりすると怪我をするような場所なのですが、数時間楽しんだ後、体の感覚がとても研ぎ澄まされていたのを覚えています。

帰り道は一見平らに見えるアスファルトだったのですが、細かな凹凸や、それを踏みしめて重心が足の裏を移動している感じがありありと分かるんです!
現代アートってこうやって、それを見る人に何らかの刺激を与えてくれます。
糸島芸農でもそんなことが起きましたよ!

アート作品を見た後に、路地裏を歩いていると、壁際に咲く花や、並んで置かれているビニール袋積み重なった敷石すら、まるでアートのように見えてきます。

↓何気ない路地裏の風景
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どれも、誰かが狙って置いたわけじゃないと思うのですが、ついついアートを感じてしまいます。普段は絶対に注目しないのに!
面白いですね。
感覚が研ぎ澄まされてきたのだと思います。

芸術はいつでもどこにでもあります。

ただ、普段のストレス社会のおかげで、それに気づく余裕が失われているんですね。アート作品に触れる必要があるのは、その感覚を取り戻すため。別に、「この絵は上手、あれは下手」とか言う評論家になる必要はないのです。

メイン会場へ!

今回のメイン会場は、松末権九郎稲荷神社です。

↓松末権九郎稲荷神社
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移動販売車も出ています。

↓移動販売車
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この神社の麓に併設されている集会所で、様々なアートパフォーマンスやワークショップが行われていました。

眞島竜男さんの粘土パフォーマンス
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粘土を使って、2時間にわたって、美術史の流れを解説するというものすごいパフォーマンスでした。
それにしても眞島さん、ノンストップでものすごいよく喋ります!笑。
現代アートはコンセプトが重要なので、けっこう喋るのが好きなアーティストさんも多いとの話でした。お酒一緒に飲んだらめっちゃ面白そうですね。

発酵する地平

小高い山の上にある「松末権九郎稲荷神社」へ向かいます!

 

↓神社入口
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江戸から明治になった際に、日本でも宗教弾圧があったのは周知の事実です。廃仏毀釈というから弾圧されたのは仏教だけかと思ってましたが、実は、神道も相当弾圧されています。ゆえに私たちの多くは、神道は「古来の日本の宗教」「八百万の神」という認識ぐらいで、初詣やお願い事をするときに行く場所ぐらいにしか考えていないのではないでしょうか。

それは仕方のない話ですが、本来は、「自然崇拝」の流れから神道は発生したと私は思っています。
ゆえに、実は多くの神社では「山」や「岩」などの自然が崇拝の対象とされています。

松末権九郎稲荷神社は、どうもこの山自体がご神体のようです。(詳細はイナリサーチ(松末稲荷聞取り調査)をチェック!)

山道を登っていると、突如謎のアート作品が現れて、ものすごいびっくりするのですが、麓の集会所から伸びている、白い紐を頼りにさらに登っていきます。何かの目印のようで、ヘンゼルとグレーテルになった気分です。

↓アート作品
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↓麓の集会所から伸びている、白い紐
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中腹に小さな社(やしろ)がありました。

↓社(やしろ)の中のアート作品
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神社の施設ってこんな風に使えるんだ!と氏子さん達の寛大さに感心しながら、アート作品を眺めます。

↓作品解説
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解説文を読むと、入念にリサーチをしてからの作品のようです。
空中に目には見えない道が張り巡らされているかのようですね。

トータルで、何気に15分ぐらい登ったでしょうか。ようやく頂上へ着きました!

↓頂上
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↓何もない頂上の社(やしろ)
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おお!社(やしろ)の中は何もない!

「あら!何もないのね」って、ちょっとがっかりして帰っていく人もいます。

いや、何もないわけでなく、何かがあるからこそ、神社のご神体なわけです。目には見えないけど。

↓強烈な形をした岩
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よく見ると、頂上には、意味不明な強烈な形をした岩が幾つかあります。
とても人が加工したとは思えない、不思議な形。すごいですね。誰かが運んだわけじゃないでしょう。
おそらく何万年も前からこの場所にあるんじゃないでしょうか。

現代は重機もコンピュータもあるので、どんな形のものを作るのも、どんな場所に運ぶのも、お金さえあれば大抵のことは出来てしまいます。
だからこそ鈍感になりやすいと思います。
普通の日にこの山に登っても、「なぜ、こんなでかい、変な石が山の頂上にあるんだろう??」とは思わないかもしれません。

それを思わせてくれるのがアートの力です。
どんな場所にも歴史や文化があります。普段は絶対にその特別さに気づきませんが、アートがそれを掘り起こしてくれます。

 

良い山は土が腐敗ではなく、「発酵」していて、微生物の力によってあらゆるものが循環しているといいます。
その土やその土を通過して流れてきた美味しい水を使わせてもらって、人間は農業を行い、安定した、美味しい食事が出来るようになりました。
ちなみに稲荷は山の神であると同時に、農耕の神でもあります。

 

山の発酵。人間と自然のつながり。宗教と日本人。

 

普段、忘れている大切なことをちょっとだけ思い出すことができました。

糸島芸農を満喫です!また2年後楽しみにしています。

明日も糸島を楽しみます!!

イベント情報

イベント名:糸島芸農
開催日時:隔年10月頃
開催場所:Studio Kura周辺
住所:糸島市二丈松末586
*正式な開催日時・場所の情報はHPにてご確認ください。
HP:http://www.ito-artsfarm.com/
地図:

(※2016年11月現在の情報です)

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)