こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
私たちが大好きな加布里のカフェ・踵屋敷オーナー秋田さんのご紹介で、「第二回シュトレン会議」なるものに参加してきました。ありがとうございます!
シュトレンを食べ比べてみよう!
会場は、糸島・美咲が丘駅近くにあるパン屋「アストレア」さん。
「シュトレンって何!?」って思う人も多いと思いますが、ドイツの菓子パンのことで、伝統的にクリスマスに食べるものです。
なんと本場のドイツ直送のシュトレンも並びます!でかい!1kg超え!!
日本では、1969年に福岡の老舗菓子屋「千鳥饅頭総本舗」が発売したのが最初だそうですが、最近は多くのパン屋さんが作り始めた感があって、思った以上にあちこちで見かけます。
もしかして、軽いブームなのかも!?
ただし、シュトレンはは砂糖漬けで、ちびちび食べるのが原則です。しかも、作るのに手間暇かかるので、普通1500円〜2500円程度はすると思います。
「それだと色んなの食べて楽しめないよね!」ということで、シュトレン持ち寄りの試食会「第二回シュトレン会議」が開催されたのです。ちなみに去年が初開催でした。
会議長のアストレアの店主のスーザンさんは、とても研究熱心で、ある意味、味の研究も兼ねておられます。
シュトレン会議の始まり〜
私が撮った写真で確認しただけでも16種類のシュトレンが集まりました!(もっとあったかも!?)
私たちが持ち込んだのは、糸島・志摩桜井にある「のたり」のシュトレンです。佳奈のお友達の弟さんが糸島に移住して開かれたお店です。縁があるし、ほっこりする味わいが好きなので、結構贔屓にしてます。
めっちゃ素朴な天然酵母パンを作っておられるので、シュトレンも作るんだ〜という新鮮な驚きがありました。
なんと、埼玉のシュトレンです!アカシエさん。
博多の有名パティスリー「ラフェブルー」のシュトレン。
そういえば、ここのシュークリームを時々もらうことがあります。美味しいです。
オーナーの進藤さんは実は糸島出身なんですよね。糸島に店出さないかな。
福岡を代表するパティスリーの「16区」
ダックワーズを生み出したお店としても世界的に有名です。
実は長崎から佐賀、福岡にかけてはシュガーロードと言われるくらいで、江戸時代の出島を通じてヨーロッパの菓子文化が伝わったので、結構有名なお店も多いんです。
開封の儀
さぁ、中身を切り出しますよ〜。
輪切りにしていくわけですが、この輪を一つ食べるのも食べ過ぎです。食べてから気づきます。笑。
16ピース食べると思うと、砂糖の量が相当なので、半分の1/2ピースくらいが目安です(←第一回参加者の秋田さんのアドバイス)。
盛り上がる試食会
実は、今回の会議には本物のパン職人の方やパン作りが趣味の方など、プロが参加していました。
選ぶセンスも素晴らしいし、まさかの自作!もありました。
では早速紹介していきましょう!
おお!なんと珍しい玄米酵母で作った自作です。栗入りの、断面が見事に美しいシュトレンです。洋菓子だけど和菓子を食べている気分になります。
コネリパンのおおぎさんによるシュトレン。(今はお店をやってないそうです)
ベラベッカ(=洋梨のパン)という種類のパンになるそうですが、羊羹みたいなしっとり感で、スパイスの香りが口の中に一気に広がります。
「ウイスキーに合いそう!」という声が聞こえてきましたが、まさにそれアリですね。
福岡市早良区のパン屋「コトナ」の斎藤さんが持ってきてくださったのは、ぶももベーカリーのシュトレンです。さすがプロの選択。
ラム酒がほんのり効いた大人な味です。
本当に色々な味わいがありますねー。
PAULはフランス発の老舗パン屋ですね。シンプルな味わい。
千葉の松戸にある、ツオップ(ZOPF)さん。この中には、フェーブと呼ばれる「幸運の人形(焼き物)」が入っているらしいです。慎重に食べないと飲み込んでしまいます。笑。
ういぱん(Uipan)は宮崎の高千穂のパン屋さんです。フルーツたっぷりで甘みが強いです。
↓シニフィアン シニフィエ(Signifiant Signifié)のシュトレン
シニフィアン シニフィエ(Signifiant Signifié)はパン好きなら知らない人はいない有名なお店ですよね。私たちも東京在住時代はお店の結構近くに住んでいたので、時々、Nozy coffeeに寄って、目の前のシニフィアン シニフィエでパンを買っていました。懐かしき思い出。
アストレアのシュトレンは、甘さやフルーツの酸味などのバランスがとても良くて上品な味わいです。美味しい。
これからしばらくお店を閉めて、シュトレン作りに励むそうです。その数なんと100個!!
おそらく、今日の試食の結果も踏まえて、また味を調整されると思われます。お体に気をつけて。
酵母の話だとか料理、仕事、趣味の話だとかワイワイ盛り上がります。
アルコールは完全に飛んでいますが、シュトレンは結構ラム酒使っているので、テンションちょい上がり気味です。笑。
私たちが2015年に1年をかけて世界一周旅行をした時、ヨーロッパの民家に滞在する機会も多かったです。
たいていの家には、12畳くらいの広さの「貯蔵室」が備えられていて、ぎっしりとジャムやピクルス、ドライフルーツ、肉の油漬けなどの保存食が大量に棚に並んでいました。
たいていのヨーロッパの国は北海道より緯度が高いので、冬を越すのが相当大変だったみたいです。家畜も冬は食べるものがなくなるので、油漬けしないといけなかったみたいですし。。。
長い間、ヨーロッパ各国が世界中の塩や砂糖、香辛料を血眼になって探し求めていた理由が分かる気がします。
シュトレンも砂糖漬けなので、まさに「保存食の伝統」に従った食べ物ですね。常温でも長期間保存が可能なので、いざという時頼りになる食べ物です。
食べ物の有り難みを感じますね〜。
だからといって食べ過ぎると、砂糖にがっつりやられますが。笑。ドイツの伝統に従って、ちょっとずつ食べましょう。
参加できて良かったです!ありがとうございました!
明日も糸島を楽しみます!!
店舗情報
店名:アストレア
営業時間:10:00-17:00
定休日:火曜、水曜
住所:糸島市荻浦497-16
HP:https://www.facebook.com/astraea.itoshima/
地図:
(※2016年12月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)