こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
田舎には「なんでこんなことやってるんだろ〜」的な、面白いお祭りが必ず一つはあります。
元はシンプルな行事だったんでしょうが、色々と脚色が付いて、ものすごいことになっているやつです。
糸島最大級の珍祭といえば、二丈松末の松末五郎稲荷神社(ますえごろういなりじんじゃ)で開催される、「ふいご大祭・目隠し女相撲」でしょう!
伝統の爆笑・目隠し女相撲
毎年12月8日に近い日曜日に開催されており、近辺の人たちは、12月が近づくと「今年の女相撲は何日やったかいね〜」って、スケジュールを気にし始めます。
もともと奉納相撲として男性が相撲をしていたそうですが、お神酒が入っての神事で、本気の男たちにけが人が続出。こりゃやってられんばいね〜ってことで、目隠し女相撲が始まりました。
実は民家の裏山に神社があって、民家の庭を抜けて上がっていきます。不思議な神社です。
思った以上に会場は高いです。ちなみに当日は神社近辺の集落は道が狭く駐車は困難ですので、写真から見える、「農道」にみんな駐車します。
ちょうど百笑屋の脇になります。
11時頃から神事が始まり、実際に相撲の取り組みが始まるのは12時頃です。福岡のテレビ局も取材に入っていて、お客さんも土俵を取り囲むようにたくさんいます。わくわくしますね〜!
本格的!まるで大相撲のよう!
さぁ、行司さんに連れられて、力士さんたちの入場です!これから「東」と「西」に分かれての戦いが始まります。
ちゃんと土俵を廻って、まるで大相撲のようです。
忠実に真似している感じが、すでになんだかちょっと面白い。
まずは歌です。甚句の節が劇的に難しく、興味深いリズムでしたが、地元二丈を讃える歌ですね。
一連の儀式が終了して、対戦が始まります!
12月ですが、本当に朗らかで、暖かな日でした。
爆笑の戦いが続く!
どうやって戦うのかというと、これもまた面白いルールがありました。
まず対戦者は後ろを向いて、頭巾を被ります。また頭巾のイラストが笑いを誘います。笑。
全然前が見えないそうです。
はっけよーい、残った!の行司の声で、前を向き、膝を立てずに、腰を上げずに進んでいきます。
目隠ししていると、どこにいるのか分からないので、
それぞれのチームや外野の人が「右!もっと右!」とか言って、対戦相手の位置を教えます。
案外、周囲の方が白熱してきます。
捕まえた!となれば、あとは倒すだけです。
おお!?どっちが先に倒れたんだろう???
取直しです。笑。本格的だ。
若い人だけじゃなくて、おばあちゃんも参戦しますよー!
頭巾を変える芸が細かい。笑。
この後おばあちゃんはあっけなく倒されてしまいました。
さて、最後は横綱の戦いです!
これぞ横綱!エンターテイメント目隠し女相撲!
西の「大西山」と、東の「西元山」の対戦です。
実は、西の「大西山」こと、西さんは、うちのおじいちゃんのヘルパーさんとしてお世話になってます。私たちは今日は応援も兼ねてます。
さて、対戦が始まりました。
横綱クラスになると、戦い方が洗練されているので、相手の動きが見えているのか!?って思うほどの、機敏で迷いのない動きを両者が見せます。
西の「大西山」が、どっしりと構えている東の「西元山」の背中側へ、まわり込もうとします。
気配でその動きに気付いた、「西元山」。手を伸ばして捉えにかかります。
土俵際で捕まえられると、「大西山」は圧倒的不利!
ヒイイ〜〜
寸前で追撃をかわして、今度は左回りに展開します。
土俵をフルに使った対戦です。なんかプロレスを見ているかのようなエンターテイメントぶり!
両者、役者です!
おお!後ろを取れれば、「大西山」の形勢逆転ですが・・・
気づかれた!!!
スイッと反転してよけました。頭巾しているとは思えないですね。
「大西山」はここだ!とばかりに勝負をかけます。
そして〜
一気に勝負を決めました〜。
最後は弓を頂いて、終了です。
他にも飛び入りでの参加もOKなので、興味ある方はぜひ来年参加してください。
あ〜、面白かった!
明日も糸島を楽しみます!!
名所情報
神社名:松末五郎稲荷神社(ますえごろういなりじんじゃ)
住所:糸島市二丈松末575
*イベントの際はすぐ近くに駐車場はございませんので、農道をご利用ください。
HP:なし
地図:
(※2016年12月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)