【後編】超ディープな「前原宿と街道御膳体験ツアー」に参加したよ!

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こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

先日、筑前前原の古民家レストラン「古材の森」さん&観光協会が主催する、「唐津街道 前原宿と街道御膳体験ウォーキングツアー2017」に参加しました!
筑前前原は江戸時代は宿場町「前原宿」があって、たいそう栄えたと言われています。その名残や歴史の遺産を見て、食べて、感じるお散歩企画です。

前編では、筑前前原駅周辺から旧宿場町のお話でした。「後編」はいよいよお楽しみの街道御膳のお話も出てきますよ!

宗教的な見所もあるよ!

今度は伊都文化会館の敷地にやってきました。地元の人にとっては時折コンサートやら講演会やらが開かれる場所というイメージですが、実は、敷地内には歴史的な遺産が見られます。
↓伊都文化会館の敷地内
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江戸時代に多久川橋にかかっていた橋が移築されています。当時はなんでもお役所が土木工事をやってくれる時代ではありませんから、加布里の豪商・末松家が資金を提供することで出来上がりました。

寄付や累進課税という方法に頼らずとも、個人個人がそれぞれの状況に応じて、地域に貢献する文化があったというのが分かります。しっかりその名残が保存されているのは有難いですね。

ちなみに、ここは古代遺跡があった敷地なので、古代史好きには注目ポイントであります。ただ、有田さんはここでも「江戸しばり」です。逆にいうと江戸時代だけでも語る話が山ほどあるわけです。

さて、また足を伸ばして、老松神社へ向かいます。前原を代表する神社ですね。

↓老松神社
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↓太宰府とも縁深い
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梅の紋章があったり、鬼すべというお祭りがあったり、実は太宰府天満宮と縁が深いのが分かります。
そして前々から気になっていた、祠・里守宮が何なのかも分かりました。
↓里守宮
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戦国時代に、筑前前原駅の南側にある笹山には、舞嶽城(まいたけじょう)というお城があったようで、そこの城主様がこの里守宮に祀られているとのこと。

時々、地元の人が熱心にお参りしているので、何だろ〜?と思っていたのですが、なるほど!と思いました。

↓老松神社の緑
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緑が濃い季節です。木陰はひんやりした涼しい風が吹いています。

続いては、地元の人に大切にされるお地蔵さんをご案内。

↓お地蔵さん
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どこにも謂れが書いてないですが、このお地蔵さんにも逸話があって、有田さんが解説しておられました。
何でも知ってますね〜、本当に。

地味ですが、街歩きってこういう地元っぽい情報が大切ですね。多くの地元民も知らんやろ〜みたいなネタを知ると、参加者としてはちょっと嬉しくなります。

街道御膳を食べに古材の森へ!

ようやく古民家レストラン「古材の森」に到着です!

↓古材の森に到着!
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おー、なにやら表門に垂れ幕がかかっております。
ちなみに通常はこちらの門は閉められており、かつてはお偉いさんがいらっしゃる時にしか開けなかったそうです。今日は特別です!
立て札があって、「水野和泉守泊」とあります。

水野和泉守は、江戸時代の肥前唐津藩主だったお方で、唐津からいらっしゃった方がものすごく喜んでおられました。細かなにくい演出ですね。

↓かつて、お偉い方が入る時の装飾
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しかも、この垂れ幕も、資料をかなり忠実に再現しておられます。うーむ、すごい!

↓記念撮影
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江戸時代のお偉いさんになったつもりで記念撮影です。今度は着物を着て、ここで記念撮影するのもいいですね。歩く距離を短くすれば、そんなイベントもありかなと思いました。

通常お店は1階だけで営業しておられますが、今回は特別に2階のお座敷で食事をとります。

↓特別に2階で!
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完全にお殿様の家来になった気分です。目の前を誰かが横切ったらひれ伏したくなります。笑。本当に江戸時代って感じがします。

↓献立
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しかも特別な街道御膳が食べられます。献立も素敵で、江戸時代の文献を参考に、オリジナル料理として作っておられます。ものすごい創造力です!!
なかなか他のお店には真似出来ないレベルだと思います。

御飯は、福岡藩の御用商人が参勤交代の際に食べた食事を記録していたようで、そこからアレンジを加えた出汁茶漬けになります。他のどこでも食べれないわけですから、本当に貴重です!
膳皿卵ふわふわも興味深いです。畦町という、福岡と北九州の中間にある宿場町で出された料理とのこと。

楽しみすぎますね!

いざ実食!

御膳が運ばれてきましたよー!
↓御膳
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ものすごく豪勢ですね。御飯には出汁をかけて食べます。

↓御飯をアップで!
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鯛そぼろは海の幸ですが、椎茸やごぼう、こんにゃくはどちらかというと山手で育てる作物だと思われます。卵も昔は贅沢品でしたから、ある意味、可能な限りの労力を使って、各地から食材を集めた、「おもてなし料理」だと言えます。

現代的な感覚だとどれもスーパーで売っているので、サクサク食べちゃいましたが、多分江戸時代の人の気分を想像するに、「うぉ! こりゃ、すごいご馳走だ!」って思ったに違いないと思います。

有難いですね〜。また古材の森では、基本、野菜は糸島産を使っておられるので、味わいが深いです。
漬物や御平に出された野菜も味がしっかりしていて、出汁も上品に効かせてありました。脇役の一皿もとてもレベルが高いです。

卵ふわふわもスクランブルエッグのような、オムレツのような不思議な柔らかい食感で、癖になってまた食べたくなるような一品です。美味しいです。

↓甘味
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甘味はパウンドケーキです。小豆が入っていて、和風な仕上がり。コーヒーとの相性も抜群です。

美味しい食事と甘味にみなさんご満悦のようでした!

↓参加者のみなさん
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↓吉原さんも大満足!
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今回は、福岡市の不動産会社「吉原住宅」の吉原(よしはら)さんもツアーにご参加されておられました。

リノベーションという、建物の価値の再生を先駆的に行い、全国的にも有名な吉原さん。最近は福岡の古い町の再生に取り組まれて、大きな動きを生み出しておられますが、前原の町を歩いて、その遺産と可能性にとても興奮しておられました。

地元の人は当たり前すぎて気づきにくいですが、外から来た人にとっては、前原には「お宝」がいっぱい眠っているように映るわけですね。

↓刀
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古材の森は本当に絵になりますね。ここでツアーは終わりです。

最後に有志と吉原さんを囲んで、貴重なお話を伺いました。
やっぱり旧前原宿のような、人が集まってくる場所は魅力的です。おそらく日常の買い物をする場所としての機能は、ショッピングセンターやネット通販に取って代わられたと思いますが、糸島中の人が集まって、楽しんで、そこから何か新しい価値を生み出す場所としては前原は最適だと思います。

特に宿をやっている私たちは、外からの人と糸島の人を繋げられますので、もっと町に貢献できるはずです。
これからも楽しんでいきたいと思っております。

↓吉原さんを囲んで、前原を盛り上げたい方々と!
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明日も糸島を楽しみます!!

店舗情報

店名:古材の森
営業時間:11:00-17:00(ランチは15:00まで)
定休日:水曜
住所:糸島市前原中央3-18-15
HP:http://www.kozainomori.net/
地図:

(※2017年6月現在の情報です)

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)