【前編】空き店舗が映画館に!?ショートショートフィルムフェスティバル in 糸島・前原会場

こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

今年の5月3日に糸島の志摩中央公園で開催した野外映画祭「第一回いとシネマ」は2000人もの方に鑑賞して頂きました。
ありがとうございました!

その流れで、9月16日(土)と9月23日(土)に、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアという、アジア最大級の短編映画祭を糸島でも開催することになりました。

なお、福岡全体では9月15日〜23日の期間で、福岡市、宗像市、大川市、久山町、糸島市の5箇所で開催されます。そのうちの一角を糸島市が担っており、しかも糸島会場のプロデュースは私たち「糸島映画祭・いとシネマ」と糸島市役所での共催となり、本当に光栄です!

まずはどんなイベントか簡単に解説します。

ショートショートフィルムフェスティバル&アジアって何?

1999年、ショートフィルムを日本に普及するため、俳優の別所哲也さんが東京・原宿で短編映画祭を開始。2004年には米国アカデミー賞公認映画祭として認定されました。今年も東京で開催され、世界から9300以上の作品が応募されました。毎年グランプリ作品がアカデミー賞にノミネートされ、新しい映像文化の発信、世界に羽ばたく若手映像作家の育成にも貢献しています。

引用:「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017 in福岡」糸島イベント開催! – 糸島市

↓ポスターイメージ

実はかなり昔から東京では開催されているイベントで、映像関係の仕事を志す若者の中では一種の登竜門のような存在の映画祭になります。

そもそもショートフィルム(短編映画)とは??って感じですが、簡単にまとめると以下のようになります。

  1. 数分から30分程度で完結する映像作品。
  2. ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグなど、ショートフィルムから活動を始めた映画監督も多い。
  3. 多様で斬新な映像表現に挑戦した作品が多く、長編映画とは異なる、新しい個性と感性に出会うことが出来る。

世界中から集められた珠玉の作品が福岡で気軽に見れるわけですね。本当に楽しみです!

市がイベントに期待しているのは、「まだ広く知られていない糸島の隠れた魅力をアピールしたい」というものでした。

そこで私たち「糸島映画祭実行委員会」が考えたのが、2週連続で場所を変えて開催する映画祭でした!

↓私たちの提案

まず最初は、9月16日(土)。
これは糸島の中心地「前原商店街」の空き店舗やお店を活用して、6つのミニシアターを作って、街を回遊して楽しんでもらおうという企画
前原商店街は、かつては糸島最大の商業地で週末は、東京でいえば表参道、福岡でいえば西通りのような感じで、人でごった返す場所でした。
2000年頃から郊外に大型ショッピングセンターができ始めて、人の流れが変わり、最近は訪れる人も少なくなっているのが実情です。

でも、江戸時代の「宿場町」としての歴史があったり、老舗の食堂が営業していたり、近年は個性的な人が面白いお店を開き始めたり、徐々に変化している面白い街です。
まさに「糸島の隠れた魅力」ですね!

そして、第2週目は9月23日(土)です。今度は志摩中央公園での野外映画祭です。露店もいっぱい出て賑やかな雰囲気。
糸島は海エリアのイメージが強いですが、実は人が訪れるのは昼間であって、海岸沿いのお店は夜の営業は基本行っていません。

海側に位置する「志摩中央公園」で夜に映画を上映するのは、「夜の海側」をアピールする、良いきっかけになって欲しいというメッセージを込めています
夕方から夜にかけて、海沿いのお店を楽しんだ後に、映画でも見て帰ろうか。そんな感じが理想です。

さて、私たちの挑戦はどうなるでしょう。

まず第1週目のレポートです!

前原商店街が1日だけの映画の街に!?

準備から運営、片付けまで、私たち実行委員会だけでは全く頭数が足りませんから、多くの方にご協力頂きました。
Facebookなどで募集したボランティアさんや市役所の職員さん、九州大学の建築学科の学生さん、商工会の青年部の方々などに手伝っていただきました。
本当にありがとうございます!

↓飾り付け

街全体がお祭りで賑わっているかの演出案の作成には、九州大学建築学科の末廣研究室の学生さん(梅崎さんと鶴田君)にお願いしました。
シルクスクリーン技術を使って、真っ白の手ぬぐいに青のフィルム風のラインといとシネマロゴを追加するシンプルなデザイン。

設置も簡単で、映画祭の雰囲気も醸し出せる素晴らしいデザインでした。

↓筑前前原駅の飾り

駅にもご協力を頂いて、しっかりポスターなどを貼らせてもらいました。

↓準備風景

今日は映画祭実行委員の下田さん(写真右)が会場のディレクションを主に担当。色々指示が飛びます。

↓準備風景2

各会場前には手作りの看板を設置。実行委員の後原(せどはら)さん自ら運んでおられます。台風が接近していたので、しっかりと固定させて頂きました。

↓準備風景3

そして、会場前にも手ぬぐい暖簾を設置。市役所の岡さんが張ってくれています。

本部も空き店舗に!もうすぐベトナムサンドイッチ屋さんになるよ!

 

↓本部の様子

運営本部を設置させて頂きました。なんとここは空き店舗です。もうすぐ私たちの友人の北山さんというおじちゃまが、この場所で「ハイホー」というベトナムサンドイッチ(バインミー)屋さんをオープンさせます。このバインミーが本当に美味しい!アジア料理が大好きな人は要チェックです!

現在改装中ですが、そこを1日だけお借りして、本部にしました。本当にご協力感謝です。

↓案内してます

本部ではパンフレットを配ったり、実行委員長の福島さんがお客さんの対応をしたりしていました。
そして、さらに特別な「顔CGスキャン体験」も出来ました。

↓顔CGスキャン体験

福岡の3Dデータ作成会社「shrink(シュリンク)」さんのご協力で実現しました。ありがとうございます!
特別なスキャナで2、3分かけてデータを取ると、あら不思議!
3Dデータが取得出来ます。

これを元にフィギュアも作れちゃいます。かなり精度が高く、参加したおじさんのデータもこの通り。

↓実際のおじさんと3Dデータ

完全にそっくりやん!すごいです。
本当にすごい時代になっています。映画を観に来たちびっこたちも大喜びでした。

さらにshrinkさんのご好意で、カメハメ波ごっこもさせてもらいました。

↓カメハメ波ごっこも!

ドラゴンボールの孫悟空の必殺技・カメハメ波の真似をして、手を構えると、スクリーン上に映った自分の手にエネルギーが溜まって、それを打つことが出来ます。

↓みんなでカメハメ波

みんな大ハマりで、楽しんでいました。

↓商店街に人が・・・

↓パンフレットを片手に

↓小さな子供も

台風の影響もあり、最初はまばらですが、徐々にお客さんが来てくれ始めました。
普段あまり商店街では見かけないような若者や小さな子供達が歩き回っている様子を見て、なんだか不思議な気分になってきました。

中編」と「後編」ではそれぞれ6つのスクリーンの様子をレポートしていきます。さらに、「特別編」では、同時開催イベントについて書いております!お楽しみに!

明日も糸島を楽しみます!!

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)