工場をリノベした、居心地最高のカフェ!「テラロッサコーヒー(TERAROSA COFFEE)・水営店」@釜山・F1963

こんにちは!
福岡・糸島で、糸島ゲストハウス「前原宿ことのは」を運営するのぎー&かなです!
今日もブログ訪問ありがとうございます!

糸島プレゼンのために、韓国・釜山に滞在しております。

カフェ好きの私たちは、釜山滞在中に素敵なカフェに行こうと必死に探していましたが、どう考えてもここにいくしかないでしょ!!って具合に、強烈なインパクトがあったカフェ「テラロッサコーヒー(TERAROSA COFFEE、테라로사 커피)・水営店」に向かいました。

辺鄙な場所にある、大人気のカフェ

一応、最寄駅は、地下鉄3号線の望美(マンミ、망미)駅ですが、駅から歩くなら20分ほどかかります。かつてのワイヤー工場を改装して作ったカフェなので、結構辺鄙な場所にあります。

↓場所はコストコの隣!

すぐお隣は、コストコがあって、家族連れで賑わっています。タクシーの運転手さんは「TERAROSA COFFEE」を知らない場合もあるので、コストコに向かってくれ!と言った方が通じると思います。

さて、かつては高麗製鉄のワイヤー工場だった建物は1963年に建てられましたが、2008年にその営業を終えました。
韓国の経済成長を支えた大工場だったようですが、工場閉鎖のあとはしばらく寂しい状態が続き、2016年にアートイベント「釜山ビエンナーレ」の会場になったのをきっかけに、一気に生まれ変わりました。

韓国の著名建築家チョ・ビョンス氏によって、大胆なリノベーションが行われ、過去の遺産を大切に次世代に伝えながらも、新しい価値や文化を生み出すための複合施設「F1963」として再生されたのです。

↓歩いていく先に見えるのは・・・

長い通路を歩いていくと、軽やかな青い建物が見えてきました。

↓青いメッシュメタルの外壁

おお!いきなりテンション上がります。
透けたメッシュパネルからは、本来の躯体と思われる建物が見えます。かつての工場が青く覆われていますね。一応、私は建築学科の出身なので、こういうのを見ると、結構萌えます。笑。

↓エレベーター

エレベーターもかっこいい!立体感が生まれることで、敷地に劇場のようなライブ感が出てきています。

そしてエントランスです。ワクワクしますね〜。

↓エントランス

強烈な巨大古書店Yes24!

建物自体は、真ん中に中庭を挟んだようになっていて、片側が古本屋、もう片側がTERAROSA COFFEEという構成になっています。
他にも地ビールが飲めるブリュワリーやイベントスペース、ギャラリー、レストランなどもある、かなり大規模な複合施設になっています。

まず一番入り口寄りにある、古本屋「Yes24」に寄ってみます!

↓巨大な古本屋Yes24

入ってすぐ。なんじゃこりゃ〜〜!!!

すごい、すごすぎる!巨大な空間が本で埋め尽くされています。

Yes24はオンラインの古書店サイトですが、ここでは実店舗として営業されています。

この天井の高い工場跡地を生かして、大胆な装飾や巨大なオブジェも配置されています。

↓巨大な空間を生かした装飾やオブジェたち

美術館に来たかのようです。すごいです。

↓古本屋にもTERAROSA COFFEEもあり!

こちらにもTERAROSA COFFEEが出店しています。

コーヒーをゆっくり味わいながら、買いたい古書をじっくりと吟味できるわけですね。
めちゃめちゃ羨ましいですね。こちらのカフェはサテライトのようなお店です。

ここに来たかった!テラロッサコーヒー!

建物のもう片側に、巨大なカフェ「TERAROSA COFFEE」があります。

そちらの空間に入った途端、唖然としました。

↓TERAROSA COFFEE水営店

 

なんだ、このワイヤーは!琴みたいに美しく光を反射してるじゃないか〜〜。

↓強烈な広さ

なんだ、この広さは!!奥にいる人が小さく見えるじゃないか〜〜!

↓様々なくつろぎスペース

なんだ、この人の多さは!!!若い人だけじゃなくて、マダムたちの憩いの場でもあって、様々なスペースが用意されているじゃないか〜〜!

思っていた以上に、空間が洗練されていて、老若男女、誰もがそれぞれの時間を過ごせるようになっています

ワイヤーの装飾も、かつてワイヤー工場だったこの地の歴史を再認識させるための仕掛けです。
素晴らしい建築家やデザイナーさんがしっかり入って、綿密に作り上げた空間だと分かります。

↓自家製パン工房

さらに、自家製の天然酵母パンも作っていて、とても美味しいと評判です。

さて、ようやくカウンターに向かい、コーヒーをオーダーします。写真ばかり撮りまくって、なかなか足が先に進みませんでした。笑。

↓カウンター

↓メニュー表

釜山ではエスプレッソ式のコーヒーが主流ですが、ここではハンドドリップで楽しめます。
しかもコーヒー農場を指定するシングルオリジンコーヒーのようです。産地にもしっかりこだわりを持っています

↓ハンドドリップ

ハンドドリップで丁寧に淹れてくれています。

くつろぎのスペースでゆっくりとコーヒー!

コーヒーとスウィーツを頼んだら、オープンな雰囲気のある席を選んで、ゆっくりとした時間を楽しもうと思いました。

↓オープンな客席スペース

木製屋根の骨組みのと、まっすぐに伸びる配管ののコントラストが美しく、空間を引き締めています。

↓コーヒー&自家製ケーキ

ケーキはティラミス、レモンチーズケーキ、アメリカンペカンパイです。どれも甘さ控えめでとても食べやすかったです。

コーヒーも味わい深く、とても香りが豊かです。美味しい〜

↓かつての木製の屋根組みを生かした内装

屋根組みを見上げながら、この下で半世紀近く動いていた工場の様子を想像してみます。

巨大な業務用機械がどーんと鎮座していて、ベルトコンベヤーが休まずにずっと動いていたかもしれません。それらの周りを職人さんが行き来して、品質をチェックしたり・・・

過去をリスペクトして、未来を作る場所。ワイヤーはもうここでは生産されていませんが、代わりにこの場所から新しい文化を作り出そうというコンセプトです。

↓勉強中の学生さん

↓カップルのデートにもいい感じ

本当にこの空間では様々な人がそれぞれの時間を過ごしています。

学生が勉強していたり、カップルがデートに使っていたり、主婦がおしゃべりに来ていたり、マダムの女子会が開かれていたり、小さな子供連れが子供を遊ばせていたり、老夫婦がのんびり座っていたり・・・・

多くの人が共有できる場所を産み出すのは、本当に至難の技だと思いますが、この大空間がそれを可能にしています。
すごいですよー。

この大空間をカフェだけにするってすごく大胆だと思います。よくよく考えたら。

↓かつての工場の雰囲気を感じさせるオブジェ

コーヒーも美味しかったし、空間も素晴らしかったです。釜山にまた訪れる機会があれば、ぜひまた訪れたいと思います。

店舗情報

店名:テラロッサコーヒー(TERAROSA COFFEE、테라로사 커피)・水営店 【複合施設F1963内】
営業時間:9:00〜21:00
定休日:なし
住所:釜山広域市水営区鴎楽路123番キル20
HP:http://www.f1963.org/jp/
地図:

(※2017年12月現在の情報です)

明日も糸島を楽しみます!!

**糸島コンシェルジュがいる宿**
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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)