こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「フランス」で2015年6月8日に、私たちが体験したお話です。
週休4日のWorkaway
フランスの、のどかな村ル・グラン・プレシニーにいます。
Workawayという「労働と引き換えに宿と食事を提供してもらえる」サービスを利用して、民家に滞在してますが、なんと週休4日!(そのかわり残りの3日はけっこうがんばって働きます!)
休日の今日は何をしよー?ってことで、近くの村の中心までサイクリングします。
人口1000人くらいの本当に小さな村なのに、なぜか城跡に「先史時代ミュージアム」があります。
そういえば、トゥールーズでも修道院を利用して美術館を作っていたし、この発想は日本ではあまりないかと思われます。面白い!
楽しみ!
一面の小麦畑を抜けて〜。
ホストに自転車を借りて、村の中心へ向かいます。ホストの家は村の中心から4キロくらい離れています。まぁ、自転車だとちょうど良い距離です。なんでも本格的な趣味人のホストなので、しっかりヘルメット付きです。
自転車を漕ぎだすと、すぐに背の揃った小麦畑が広がります。穂先が風に揺れて、わずかに出来た陰影が、波のように滑らかに小麦畑を渡っていきます。
小麦の海を泳いでいるような気分です。
気持ちイイ〜。
↑ロールケーキみたいな干し草もある意味「名物」の光景ですね。家畜の餌になるみたいです。
村の中心へ来たらまずカフェでコーヒーを一杯。目的があっても、慌てないのがフランス流(笑)
まずはカフェでのんびり。
城の中の先史時代ミュージアム!
城跡は、小高い山の上です。自転車を押して向かいます。
わざわざ攻められにくいように山の上に建ててるので、実戦的なお城だと思われます。
面白かったのは、ミュージアムは比較的近年建てられたモダンな建築で、古い館とうまくマッチするようにデザインされていました。
個人的には窓がお城の各所を上手に切り取るように設置されていたのが、素敵だと思いました。
とてもいい建築だと思います。
展示はフランス語だった(英語のオーディオガイドもあるみたい)ので、完全に分かるものではなかったですが、このル・グラン・プレシニー周辺は、フランスでも相当古い時代の石器が出てくるエリアのようですね。
むしろ、この周辺から周辺諸国へ広まっていった石器もあったようです。大昔のヨーロッパの一つの中心地だったかもしれませんねぇ。
そういえば、ホストの畑も小さな川沿いなのですが、ちょっと掘っただけでも、石がわんさか出てきます。
ただの石ころもありますが、明らかに人が削ったと思われる滑らかな石も多数見つかります。農作業中にいい石が見つかると、作業を中断して、考古学品評会が始まります。笑。「この石は、ココとソコがこんな具合に削られている。いい石だ」とか。
↑ホストが庭先で集めた「石コレクション」。明らかに人が削らないとできない形をした石がありますよね。
↑一つ前の写真と同じ石。これが畑から出てくるのですが、石を注意深くみないと、人が加工した跡には気づかないです。
ミュージアムは、こういった先史時代の「石器」や「暮らしぶり」に関する展示がたくさんありました。(大人5ユーロ、学生無料)です。考古学に興味ある人はぜひ!
↑ミュージアム前庭から、ル・グラン・プレシニー村を眺めたところ。赤茶けた屋根と緑のコントラストがきれいです!
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)