砂漠の芸術!繊細すぎるジャイナ教寺院! , Jaisalmer , India

こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「インド」で2015年9月7日に、私たちが体験したお話です。

インドで絶大な影響力を持つジャイナ教とは!?

今日もインド・ジャイサルメールにいます。

ここは、フォートと呼ばれる、城壁に囲まれた都市を中心にした街ですが、そのフォートの中に、ジャイナ教の聖地の一つと呼ばれる、計7つのジャイナ教寺院群があります。

そもそもジャイナ教はほぼインドにしか信者がいない宗教で、インド全体でも、人口のたった0.3パーセントくらいしかいません。

ヒンドゥー教の元になった、バラモン教から派生した宗教で、成立時期も仏教と同じ。
しかも開祖の「マハーヴィーラ」と釈迦は、生誕地や身分、親族の名前や教義などに共通点が多く、実は同一人物なんじゃないかという説もあります。

インドではものすごい影響力を持った宗教で、最近も信者の比較的多いムンバイで、「月に4日だけ、肉の販売をやめさせる法案」を作ったそうです。

ものすごくストイックで厳格なジャイナ教徒がなぜ力を持ったかというと、その教義にあるようです。
あのガンジーが影響を受けたという、「不殺生」を徹底して守るそうです。
それゆえに、生き物を殺す危険性のある、農業や牧畜が出来ず、主にダイヤ加工・売買などの商取引をずっと手がけてきました。

なんと今では世界の研磨ダイヤの80パーセントが、ジャイナ教の信者の手によって、取引されているようで、要はものすごい「お金持ち」なんだそう。
ただ、厳しい教義をちゃんと守る誠実な人が多く、「あの人はジャイナ教だから」という理由で信頼されることも多いとのこと。

お金持ちになっても鼻高々にならないとは凄いですね。

 

繊細すぎるジャイナ教寺院に唖然!

さて、フォート内のジャイナ教寺院の見学です。

おそらく最近、観光客向けの入場料が出来たみたいで、200ルピー(約400円)。けっこう高めです。

これで7つの寺院が全て見学出来ます。ちなみに、寺院内は土足禁止です!寺院は密集しているので、7つなのか1つなのかイマイチ分かりませんが。

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↑まずは最も目立つ寺院から見学!

中に入ると、その強烈な内装に超びっくり!

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壁や柱、天井が繊細な彫刻で彩られています。
しかも、立体的すぎる!どれだけ時間かけて彫ったんだという印象です。

思わず息を飲んでしまいます。

おそらく「ハヴェーリー」と同じ砂岩で作っていると思いますが、まるで壁面から浮き上がってきたかのような、彫刻の数々。
花や樹木、像など。。。
むむ、もしかしたら内装は他の石も使っているかな。

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こちらの石の方が加工が難しそうな印象です。
どちらにしろ素晴らしい加工技術です。
この技術や美的感覚がダイヤモンド商売に大いに生かされているだろうと想像出来ます。

敬虔なジャイナ教徒が商売で得た大金を寄付して作られたのだと思いますが、一体どれほどの富があったのか、想像がつきません。

 

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良く見ると、作りかけの柱もありました。

こうやって、下図を描いて彫り込むんですね。すごいなぁ。未完成ということは、何らかの理由で作業が中断されたのでしょう。

装飾技術の源流はインダス文明!?

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とても豊かで生命感あふれる世界です。現実の世界は灼熱の砂漠ですが。
神様の仕草や姿勢が艶めかしいですよね。職人の想像力が溢れます。

面白いことに、寺院は真ん中の、神像が安置されている建物を取り囲む、貯水槽があって、今は水がありませんが、かつては豊富に水を貯めていたんじゃないかなぁと思いました。

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なんか、やはり三途の川というか、水を介して、聖と俗を分けるのは仏教的世界観ともちょっと似ている気がしましたね。

ここには、インド人のツアー客も多く訪れるようで、ガイドがみんなに解説するシーンを良く見かけました。
またまた佳奈さんは捕まって、一緒に写真撮影。

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毎度ながらすごいです。(写真撮影秘話に関しては、前回のハヴェーリー見学の記事をチェック!)

そもそもジャイサルメールがある、ラジャスターン州は、古代文明の1つであるインダス文明が栄えた土地の一つとされています。今ではインダス川流域はパキスタンに位置しますが、パキスタン分離独立前は「同じエリア」ですから。
今から4000年以上前の文明ですが、何らかの気候変動の結果、衰退したとのことです。

推測ですが、その名残はきっとまだ残っていて、ジャイナ教寺院の装飾技術などにもその片鱗が見られるのかもしれないと思いました。やはり歴史が古い地域なのだと実感しました。

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

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