砂漠を生きる民に出会う、ジャイサルメール・キャメルツアー! , Jaisalmer , India

こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「インド」で2015年9月8日に、私たちが体験したお話です。

砂漠ツアーをレポートだー!

インド北西部ジャイサルメールにいます。

Hotel Fort Sideのボランティアをしていますが、日本語でジャイサルメールの魅力を伝えるのがお仕事です。

ゆえに、ホテルが提携する、ジャイサルメール名物の「砂漠キャメルツアー」に1泊ツアーに出かけることになりました。

楽しみです!

ジャイサルメールはタール砂漠の真ん中にある、オアシス都市です。

パキスタンとの国境から100Kmも離れておらず、軍事的な理由から、軍隊の姿をあちらこちらに見かけます。
砂漠ツアーではもっとパキスタン寄りに行くので、50Kmと離れておりません。

もうさすがに大四次印パ戦争は起きないでしょうが、ちょっとドキドキのエリアに足を踏み入れます。

 

夕方にスタート!

夕方4時くらいにツアー会社が用意したジープに乗って、目的地へ向かいます。参加者は私たちの他にイスラエルからの旅行者のバッキーと一緒です。

だいたい1時間くらいで着きますが、まずはマーケットに、夜と朝用の食材と水を買い出しに立ち寄ります。水は十分な量を買ってくれますが、心配な場合、自分用のペットボトル水を買っていくといいでしょう

荒涼とした、所々に草地の見えるエリアを、一気に駆け抜けていきます。
この辺りは風力発電に力を入れているみたいで、ものすごい数の風車が目に入ります。

さて、ツアー会社の地元の小さな村に着きました。
どうやらバラナという村のようです。インターネットのマップには全く出てきませんが。
個人的には、こんな砂漠のど真ん中に集落があるのにびっくりしましたが。

ここからラクダちゃんに乗って、砂丘へ向かいます。そして砂丘で一泊して、朝にジャイサルメールへ戻ります。

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ラクダちゃんの名前は?と聞くと、ミスターインディアとマイケルとパパイヤだ!との答え。
名前の由来がめちゃくちゃなんですけど。笑。
ちなみに佳奈さんのラクダがマイケルで、私のがパパイヤです。

ラクダに乗るのはかなり緊張します。けっこう勢い良く立ち上がるので、なるべく足を締めて安定させ、体を後ろに反るようにして重心を後ろに置きます。
ラクダは最初に前足から立って、後ろ足を立てるので、初めから前に重心があると、前に飛ばされそうになって危ないのです。

ふー、うまく乗れました。

あとはパカパカのんびり歩きます。ガイドさんが先頭で綱を持って、ラクダ同士も綱で繋がれています。これでラクダは大人しく付いていくのだから、ラクダが荷運びに重宝された理由が分かりますね。

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↑先頭に乗るのが、イスラエル人のバッキー、そして佳奈さん、最後が私。パパイヤの表情がかわいい。

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それにしても今日が比較的涼しくてよかった。

砂漠というから砂だらけの世界を想像していましたが、けっこう草があります。
ガイド曰く、数年前は全く雨が降らなかったのでこの辺りもかなりの荒野だったそうですが、去年珍しくまとまった雨が降って、草がけっこう茂ったそう。

良く見ると、完全に枯れ果てた小さな木々も見受けられて、砂漠環境の過酷さを感じます。
おそらく砂漠も常に一定ではなく、ちょっと雨が降った降らないだけで、広がったり、小さくなったり、移動したりするんでしょうね。

良くここに住もうと思ったなぁと思えてきます。

それにしてもやはりラクダに乗るのはけっこう大変です。慣れてきましたが、ちょっとした坂を下りるのは、前のめりになりがちなので、緊張感があります。お尻が筋肉痛になりそうな予感です。辺りはとても静かなので、そばを通り過ぎる虫の羽音に、爆撃機の様な迫力を感じます。

足元を見ると、なぞの生物の足跡が。。。あとでフンコロガシの足跡だと分かりましたが、砂漠にも生物がいて、生態系がちゃんとあるんだなぁと実感します。

 

夕暮れ時に野営地に到着!

ラクダに乗ってゆっさゆっさ揺られながら、約1時間30分。ようやく野営地にやってきました。砂丘が美しい曲線と風紋を描いています。アートですね。

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近くに集落があって、そこに住む女性達が、遠くの方から、薪にするための木々を拾って、家に帰る途中でした。
色鮮やかなサリーを身に纏った後ろ姿が、荒涼とした風景に馴染んでいて、とても美しかったです。

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ちょうど夕日が沈む頃で、いいタイミングです。案外あっという間に日が沈んで、暗くなっていきました。

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ディナータイム!

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夜真っ暗になって、ガイドの2人が食事を作る準備を始めました。

ものすごく手際よく、集めてきた木々に火を着けます。でも肝心のナイフを忘れてきたみたいです。笑。どうするのかと思いきや、スプーンで丁寧に野菜を切り始めました。

こういう「どうにかする技術・精神」が自然に身についているようです。やはり砂漠の民はたくましい。

ディナーはこの地域の伝統料理である、スパイスのかかった野菜の素揚げとカレーにチャパティです。
細かく火加減を調整しながら、上手に炒めていきます。

食べてみると、シンプルでおいしい。砂漠の民の一員となった気分になります。

食後にはやっぱりチャイ。体が温まりますねー。昼間は暑かった砂漠も、日が暮れて時間が経つと、少し肌寒いくらいになってきます。

基本的に、砂漠での調理は、「自然に還るもの」「リサイクル可能なもの」しか使いません。
プラスチックなどを捨てるのは生態系にも悪影響ですし、砂漠の魅力を落とすからです。
彼らはそれを徹底していて、とても好感が持てました。

さて食べたら、真っ暗な中やることがないので、眠くなってきます。

砂漠の上に直接布団を敷いて、そこで寝ます。
寝転がると、上空は満天の星空。天の川もくっきり見えます。

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ボリビアのウユニで見た星空もキレイでしたが、町の明かりもあるので、ここまでクッキリは見えませんでした。

さすが、人がほとんど住んでいない砂漠。漆黒の闇です。

集落は遠くの方にあるのですが、何も遮るものがないので、話しているのが聞こえてきます。笑。

ものすごい長距離間で話しているのでしょうか。大声です。携帯電話は不要ですね。
渋谷では騒音で隣に居る人が何言っているかも聞き取りづらいものですが。

砂漠の夜は案外冷えます。

一応薄めのブランケットはありますが、心配な人はストールやウィンドブレーカーなど防寒グッズを用意したほうがいいと思います。
防寒の備えをしていなかったので、思った以上に寒さに耐えかねて、布団をロール寿司のように体に巻き付けて寝ましたよ。

清々しい朝

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朝になりました。6時頃には日が昇るので、自然に目が覚めます。
ふと、布団の周りを見回すと、フンコロガシの足跡が何重にも取り巻いています

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おい!私たちを転がすつもりだったのかい!?笑。

なかなか大きな野望を抱いたフンコロガシです。ここに来て初めて知ったのですが、フンコロガシって空飛ぶんですねー。
時々、ブーンって蜂みたいな黒い虫が空を飛び回っているので、観察していたら、地面に降りて来ます。良く見るとフンコロガシそのものです。個人的には驚くべき事実でした。

7時頃には朝食で、トーストと果物と、そしてやっぱりのチャイを頂きました。

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↑笑顔が素敵なガイドさん。

トーストも炭火で焼くので、炭の香ばしい薫りをまとっていて、それだけでも美味でした。

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砂漠で飲むチャイはとても特別な気分になります。ちょっと贅沢な気分というか。。。
忘れられない味ですね。

近くに集落があるので、朝食を食べていると住民が遊びにきました。彼らの家は土で出来ているようで、ものすごく簡易的な作りです。
ガイドさん達と現地の言葉で何かしゃべっています。

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彼らは、トウジンビエという、チャパティの原料になる稗を育てているようです。

畑で大きな縄をブンブン振り回して、加速をつけて放り投げると、「パンッ」という鉄砲を撃ったかのような破裂音が響き渡ります。
縄の先端に音を出すための何らかの加工をしているようでした。試しにガイドさんがやってみると、見事に何も鳴りません。笑。技術が必要みたいです。

これは、鳥が稗を食べないように追っ払っているようです。そういえば、昨日の夕方も同じような音が鳴り響いていました。
もしかしたら彼らは一日中、縄を投げているのかもしれません。

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↑トウジンビエの畑

雨の降らない砂漠で農業ってすごいなぁと思って、ガイドに「もし雨が降らなかったら、彼らはどうするんだ?」と聞くと、彼らは家畜を飼っているから、なんとか生活できるとのこと。

半農半遊牧ってかんじの生活でしょうか。やっぱりたくましいですね。

ラクダに乗って近くの村へ

私たちは8時頃にまたラクダに乗って、戻ります。

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↑私たちをおとなしく待つラクダたち。かわいい。

しかし、今度は1時間くらいラクダに乗っていると、比較的大きな村に着きました。

行きとは全く別の村でしたが、ガイドさんは「しばらく自由に遊んでいいよ」っていうので、遠慮なくラクダを下りて、村を歩き回りました。

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すぐに村の学校が目に入り、近づいてみると、子供達がわんさかやって来て、入って来て!とのこと。
いいのか?と思っていると、先生もやって来て、入ってきなさいと手招き。せっかくなので、塀を乗り越えて、教室にお邪魔します。

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↑村の学校

教室に入ると、どうやら算数の授業中でした。

でも外国人は当然やっぱり珍しいので、みんな英語の本を取り出して、聞いて聞いて〜!とABCDEFGと覚えたてのアルファベットを披露してくれます。かわいい。

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やっぱりラジャスターン州の子供達は、積極的で好奇心が強い印象を受けます。子供達の真剣な目が美しいです。
そして、「ペン持ってる?」と質問が。

そうなんですよね、こんな商店もない田舎では、小金を貰ってもどこでも何も買えないので、物資のほうが喜ばれます。
(もし、現地の子供達に何かあげる場合は文房具類は喜ばれます。甘いお菓子は虫歯の子を増やすらしいので注意が必要です)

残念ながら、余分な文房具は持っていないので何もあげれませんが、子供達の勉強したいって熱意が感じられた瞬間でもありました。

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貴重なお時間を頂いた先生、ありがとうございました。

さて、ラクダはもう満喫したので、あとは一旦車に乗って、ツアー会社の村に戻り、それから1時間くらいかけて、ジャイサルメールに戻ってきました。

Hotel Fort Sideが提供する砂漠キャメルツアーでは、砂漠にも生き物がいて生態系がしっかりと分かりましたし、そこに生きる人々が少なからず居て、砂漠に適応しながら生きている様子も感じられました。
前回のジャイナ教寺院を訪問した記事で書いたように、この周辺は、かつてのインダス文明が栄えたエリアでもあると思いますが、その4000年以上前の生活や自然環境と比べて、何か変わったのだろうかと想いを馳せてみたり。。。

ただ、それほど広々とした砂丘が見れるわけではありませんでしたが、キレイな砂丘を見て満足というのではなく、砂漠と人、動植物の関係や歴史についても考えたくなるような貴重な体験が出来ました。

金額的にも、私たちが調べた範囲では標準的なレベルで、激安ではありませんが、高いと感じることはないと思います。

持ってくるものとしては、念のための防寒具(夜は寒い)、トイレットペーパー(砂漠なのでトイレはありませんが、いざという時は必要だと思います)、(一応ガイドさんが買ってくれています)くらいですかね。夜はリアルに真っ暗なので懐中電灯かスマホのライト機能は重宝する場合があるかもしれません。

あと、女性1人で参加するのは、危険もあるので、誰かと一緒に申し込むほうが無難だと思います。

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↑ツアー会社の村の子供達。人懐っこい。

ジャイサルメールに来たら、ぜひ砂漠キャメルツアー楽しんでください!

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)