こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
先日、糸島の二丈松末地区を中心に開催された、国際芸術祭「糸島国際芸術祭「糸島芸農」2016」に行ってきました!
まずは前編です!ここでは、糸島芸農について、また参加方法などをまとめました。(イベント詳細レポートは「後編」にまとめました!)
糸島芸農2016とは!?
10月22日(土曜)、 23日(日曜)、
10月29日(土曜)、 30日(日曜)の二週にわたる週末に開催されたイベントで、田舎とアートの融合を試みる、かなりユニークな芸術祭です。
隔年開催で、今年で三回目となります。
アートに詳しい東京在住の知人曰く、「ものすごく豪華なアーティストたちが参加してる!」とのこと。
現代アートにそこまで詳しくない私は「マジで!?」ってかんじですが、とてもワクワクしてきますねー。
松末地区は田畑が広がるのどかな田園エリアで、アート展示やワークショップはメイン会場の松末権九郎稲荷を中心に、幾つかの古民家を会場として行われます。
めっちゃのどかな場所です。
実行委員長は「Studio Kura」代表の松崎さんです。
Studio Kuraは、松末地区でアーティスト・イン・レジデンスを行っているアートスタジオです。
自宅を改装されておられます。本当に「蔵」があって、かっこいい!!
アーティスト・イン・レジデンスって何だ!?って感じですが、「アーティストがある地域に1か月とか2ヶ月滞在して、滞在中に受けた刺激を元に作品を作る活動」のことです。
アーティストは毎日同じ生活をしていたら、何も思い浮かばないので、自分が知らない土地に長期間滞在出来るのはとても魅力的なようです。世界中からアーティストがやってきています。
Studio Kuraさんは普段からそんなアーティストたちの受け入れを行っておられます。
現代アートを楽しむポイントとは!?
今回の糸島芸農のテーマは「発酵する地平」です。
みなさん、綺麗な水洗トイレに慣れてしまって、汚いものは見えない場所に遠ざけられて…忘れていませんか?生き物の排泄と自然の再生の循環のことを。
腐葉土という言葉がありますが、最近、森は腐っているのではなくて、実は微生物の力で「発酵」しているのだ!という話を聞いて以来、発酵って面白いなと思っていたら、芸術祭のテーマが発酵でした。見事なタイミング!
アートにも色々なのがありますが、特に現代アートはそのものの面白さ・芸術性を追求するというより、それを見る者に「ハッと」する、何らかの気づきを与えるものが多いような気がします。
だから、それを見て自分が何を感じるか、何か変化があったかという、自分の内面への関心を高めないと、現代アートを見ても面白くないかもしれません。
「こんなゴミみたいなのがアートなの?私にも作れそう」
現代アートのイベントに、ゴッホやルノワールみたいな美しいアートを求めていくと、上記みたいな感想ばかりになってしまうでしょう。笑。
糸島芸農に初潜入!
会場アクセスと入場券について
少しわかりにくいのが、入場券について。
今年の例ですが、一名様/当日のみ有効な当日券が1000円(前売り券900円)です!
当日券は、Studio Kuraを始め、幾つかの会場前で販売されています。
前売り券は、Studio Kuraの他にインターネットを通じて販売されていました。
チケット1枚で1日しか使えないのは覚えておくポイントでした。会期中の通し券はないようでしたが、何日も来たい人用にお得なチケットがあってもいいかもしれませんね。
結構広い範囲に会場が点在しています。でも基本的に歩いていける範囲です!
車で来られる方は、ホームページの会場アクセスに「P」のマークで書いてあるように、専用の駐車場が幾つかありますので、そこを利用しましょう!
会場は路地裏にありますので、会場間の移動は徒歩です。(レンタサイクルもありますよ!)
または、JR筑肥線の一貴山駅が最寄りとなりますので、そちらから歩いてきてもいいと思います。Studio Kuraまで徒歩15分程度で着くと思います。
Studio Kuraに着いたら、チケット購入です。どんなアートが待っているのかな!?楽しみですね〜〜!
強烈インパクトな、田舎の芸術祭
基本的に会場は古民家の中です。
靴を脱いで、畳の部屋に上がると・・・
アート作品の前を、腰の曲がったおばあちゃんがウロウロしてます。
普通、芸術祭は大学生ぐらいの若者グループで賑わっているのが定番なので、最初からものすごくインパクトある光景です。
どうも、この作品はアーティストと地元の高齢者の皆さんがコラボして出来た作品のようです。
アートが身近に感じられますね。
続きの隣の部屋では、巨大な包丁の写真が貼られた机を囲んで、みんな美味しそうに手料理を食べています。
若干、シュールな光景です。笑。
気前よく、地元のおばあちゃんたちが訪問者をもてなしているようにも見えるし、その食事をするという行為自体が何らかのアート作品の一部のようでもあります。うーむ、何だろう。。。
さぁ、民家を探検しよう!
次の会場へ歩いて向かいます。
Studio Kuraでは、アーティスト滞在のため、近隣の空き家を改装してスタジオや滞在施設としています。だからこの会場もアーティストが暮らしているスペースなんですね。
玄関を入ると、謎の矢印が。。。
本当にリアルに誰かの家って感じです。何見てるんでしょう。
敷布団が入っている感じが、ものすごい生活感出してます。すごいシチュエーションだな〜。
先ほども言ったように、現代アートは、アートそのものを理解しよう・評価しようと努めるより、それを見て、触って自分がどう感じたか、どう変化したかに注目した方がはるかに楽しいです。
糸島芸農2016のレポートは「後編」に続きますよ!
イベント情報
イベント名:糸島芸農
開催日時:隔年10月頃
開催場所:Studio Kura周辺
住所:糸島市二丈松末586
*正式な開催日時・場所の情報はHPにてご確認ください。
HP:http://www.ito-artsfarm.com/
地図:
(※2016年11月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)