こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
福岡県と糸島市で組織する、「糸島地域広域連携プロジェクト推進会議」のプロジェクトの一環で、糸島の西端・福吉地区を巡るツアー計画に関わりました。
3月12日に実施しましたので、それをご報告します。
福岡県もテコ入れする、県内観光
福吉は、佐賀県との県境で、人口が減っている地域ではありますが、海も山も間近に迫り、自然いっぱいでのんびりと出来る場所です。
今回は集中的に、福吉地区で観光プログラムをまとめましたが、隠れた観光資源が出るわ出るわで、とても楽しいイベントになりました。
そもそも、どういうプロジェクト!?
そもそも「糸島地域広域連携プロジェクト推進会議」って何だ!?って感じですが、福岡県と糸島市が連携して取り組むプロジェクトで、大きく分けて3つ。
- 九州大学と連携した教育向上プロジェクト「九大寺子屋」の開設
- 糸島の未来の人材を創るプロジェクト「いとしま学」「未来のいとしま学」の実施
- 糸島の魅力を生かした観光づくりプロジェクト 体験型観光の実施
実は福岡県では県内あちこちで、似たようなプログラムを展開してます。
県のホームページに一応書かれていますが、まとまったサイトがないので、誰も知らないという。笑。
地域の魅力を掘り起こして、地域の住民同士で交流を深めて、自主的な動きを支援しよう!ってことですね。
ものすごいありがたい企画です。
私は「体験型観光」を考える集まりに参加していました。2016年の12月から先進地の久留米を視察するなど、地道に活動をしておりました。
何度も、糸島在住の有志が集まり、会議を重ねてきた結果の一つが、福吉のツアーです!
一瞬で埋まった超人気企画!
準備もバタバタで、大丈夫かいな〜?って感じだったのですが、募集を開始すると、ほんの数日で満席になるほどの大人気のツアーでした。
本当にびっくり!
参加者は主に福岡市近郊からいらっしゃったようでした。ぜひ糸島を満喫してください!
まずは、福吉が誇る、新鮮直売所「福ふくの里」に向かいます。
博多駅からバスでいらっしゃいました。高速道路をスイスイ通ってきたので、多分40分程度でここまで来れたんじゃないでしょうか。
近い!
すでに14年以上の営業を行っている、福ふくの里ですが、すぐ近くの港から水揚げされる魚介類と近所の農家さんが納める新鮮野菜が自慢。登録している農家さんが230軒以上、漁師さんが30軒以上あるそうです。
お魚は漁船ごとに並んでいて、旬の魚がリーズナブルに手に入れられます。3月の今は天然ワカメやヒジキが旬です。
普通乾燥ワカメか塩蔵ワカメぐらいしかスーパーには売ってないですからね。
いかに貴重か!
魚を丸々一匹買っても捌けないって人!も多いと思いますが、ここではサービスで、3枚にまでならおろしてくれます。
ありがたいサービスですね。「調理される方は、漁師の奥さんです!」って張り紙がいいですね。
参加者のみなさん、いっぱい買い込んでらっしゃいましたよ!
新鮮でリーズナブルなわけですから、そりゃ買いますよね。ちなみに新鮮なお魚などは午前中になくなることも多いので、買いたい人は午前中に訪れましょう!
加茂グリーンファームで収穫体験!
買い物が終わったら、福ふくの里の真裏にある、加茂グリーンファームへ早生キャベツの収穫体験へ向かいます。
本当に真裏なんですよね。
農園に着いたら、代表の加茂さんよりお話を伺います。
どういうのが収穫していいキャベツか、どうやって収穫するかを教えてもらいましたよ。
どういうのが収穫していいかというと、大きく育っていて、触ってみて固さを感じるのが良いキャベツだそう。
包丁の入れ方にもコツがいるそうで、実演して見せてくれます。
生まれて初めてやった人も多かったと思います。一同大興奮です!
その興奮のままに、つくし取りで向かいます。向かう先はこれまた加茂さんの私有地。
普段は人が立ち入れないエリアなので、つくしが生え放題。
これもまた一同大興奮です。
やっぱり土手とか草っ原がないと、つくしなんて見かけないですから、都心から来た人には素直に心に響きます。
田舎には何もない!と嘆く人もいますが、いやいや、そこにある「自然の恵」こそが、都会の人がどうあがいても手に入れられない「お宝」です。
福吉にはお宝だらけですね。
みんなで料理をしよう!
さて、ここからがメインイベント!
収穫した野菜や、地域で獲れたお魚や鶏を使って、みんなで料理をします。
お魚や鶏はさばくところからやります。
仕切ってくれるのは、福吉で胡麻田食堂というサークル活動を行っている方々で、農的暮らしを体験できるイベントを不定期で開催しておられます!
食堂だからレストランかと思いがちですが、いや、イベントサークルなのです。
作るのは、新鮮な鶏肉の出汁で作る鍋や炊き込み御飯、カモグリーンファームの野菜で作るサラダや、つくしの煮物、牡蠣焼き、イカ刺しなどなど。
とにかく盛りだくさんです!
福ふくの里から調理場の方がいらっしゃって、イカのさばき方を伝授してくれました。家庭で料理する人でも普通、丸々はさばかないですからね〜。スミが入った袋を破かないようにするのがポイントだそうですが、手際が良くて、すごかったです。
勉強になりますねー。
外では鶏を絞めるところからさばくところまで作業をやっています。これはベテランの主婦の皆さんでもやったことある人はほとんどいないはずなので、皆さん悪戦苦闘。
スーパーで売られているものを買っているだけだと、肉や魚が「命」であったのを、ついつい忘れがちになってしまいますが、こういう作業をすると、やっぱり大切な命だったんだなと感じます。
食べ物の有り難さを感じるとともに、スーパーで売られている魚や肉も、どこかで誰かがさばいてくれているのを忘れないようにしようと思いました。
福ふくの里で買ってきたばかりの牡蠣を炭火で焼きます。
買ってきたのをそのまま自分で焼いて食べるって最高ですね。
胡麻田食堂を主宰する脇山さんが飼っている鳥が産んだ卵だそう。
もともとこんな青い色の卵を産むらしいです。
皆さん手際がいいので、あっという間においしい料理が並びました!
最高ですね!う、うまい!!
幸せな気分。
おいしい料理とともに会話も弾みます。
こういう地元の人たちとの触れ合いって本当に思い出に残りますよね。買い物しにくるだけなら、福ふくの里の方と話すことってまずないですからね!
バスツアーの参加者さんたちもとても満足されたのでは!と思います。
加茂グリーンファームでは、体験農園事業も行っておられます。
高速使えば渋滞知らずで福岡市内からあっという間に来れますから、興味ある方はぜひ問い合わせてください。
この後、御一行はまむしの湯という近くの入浴施設で、旅の疲れを癒してから帰途につかれました。
福ふくの里は黄色い菜の花が満開でした!ツアーにご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!
福吉エリアだけでも魅力が満載で、余裕で1日楽しめますね!地域の隠れたディープな魅力が掘り起こせたように思います。
企画に携わっていた、糸島の有志の方々、本当にお疲れ様でした。この動きが今後、行政にはあまりお世話にならずに進めていければ、最高だと思います!
また後日、今度は志摩・初地域を集中的に楽しむツアーも行いました。その報告もお楽しみに!
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)