こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
2017年5月3日(水・祝)は記念すべき、糸島映画祭 いとシネマの「初」開催日でした!
<<映画館のない糸島で、映画館を超える感動を!>>
<<「ある」ところに行くのではなくて、「ない」ものは作ろう>>
以上を合言葉に、糸島コンシェルこと福島さん(実行委員長)、ランハンシャの下田さん、カラクリワークスの後原さん、前原名店街の長田さん、そして私たち前原宿ことのはが中心になって開催したイベントです!
凄まじい大雨に見舞われ、他にもいっぱいアクシデントがあり、様々な方面にご迷惑をたくさんおかけしてしまったので、反省点は多々あるのですが、何はともあれ無事に開催できたので本当に良かったです。
糸島青年会議所のみなさんや、司会をボランティアで行ってくれたザ☆ピンチーズのお二人、そして30名を超すボランティアの方々がいないと成り立たないイベントでもありました。本当に感謝しております!
ダイジェストでレポートをさせて頂きます!(なお、一部写真は、いとゆるでお馴染みの西川さん、糸島市観光協会の松田くん、青年会議所の児玉さんの写真になります!ありがとうございます!)
豪雨で野外は中止か!?
前日の天気予報は晴れ。でもゴールデンウィークの福岡の天気っていつも微妙ですよね。。笑。
おっ、悪くない。これはいけるか!
今回上映する映画は、「マイマイ新子と千年の魔法」という片渕須直監督の名作アニメです。片渕監督といえば、2016年に「この世界の片隅に」で社会現象を巻き起こしたのでも記憶に新しいですね。
ファンの方よりお花まで頂いてしまいました。粋な計らいです。ありがたい!
めっちゃ、いい感じ!!と思っていたら、15時をまわった頃、急に雲行きが怪しくなり・・・なんか雷も鳴っているような・・・
おおお!雨だ!!!!
しかも尋常じゃない雨の量。ものすごい風も吹いてきて、私たちも準備を中断せざるをえませんでした。
完璧にプールですね。一瞬でこうなりました。
18時から開場でしたので、おそらくお客さんのほとんどはほんの数時間前にグラウンドがこんなになっていたのは想像できなかったと思います。
雨が止むと、なんと、一瞬で水がはけました。信じられんですが、見事なグラウンドです。
志摩中央公園が会場で本当に良かったと思いました。
ボランティアのみなさん、ありがとう!
無償でボランティアを引き受けてくれたみなさん、本当にありがとうございました!
色々想定外のことが起こる中で、みなさん柔軟に対応してくださいました。本当にありがたい限りでした。
飲食店・ゲストのご紹介
今回はイベントに合わせて多くのお店が出店してくれました。
↓ペタニコーヒーさん
↓お酒販売の「Bar ROW」さん
↓食工房たまひろさん
↓まんまるカレーさん
↓糸島ラーメンゆうゆうさん
糸島のイベントではおなじみのお店から初出店のお店までいろいろなジャンルの食事が揃いました!どこも人気でした!
飲食ブースでは大道芸人風のアポレカポレさんが歌ってくれていました。
そして、ポップコーンも!!シンプルな塩味ですが、糸島産の「またいちの塩」を使ったため、甘みがあってとても美味しいポップコーンに仕上がっていました。やっぱり映画といえばポップコーンですよね?
そして、本日のイベントの「一日館長」である、山下さん親子もいらっしゃいました。
スクリーン調達のためにクラウドファンディング(インターネット上での資金集め)を行った際に、ご支援されて、お返しの「一日館長」を選ばれました。
完全な未知のイベントにも関わらず、多大なるご支援を頂き、誠にありがとうございました!
山下さんはまだ20代とのことで、お金の使い方が本当に変わってきたなぁと実感しました。私が20代の頃は、何かの支援に自分のお金を使うって発想が全くなかったですもんねー。
すごい時代になりました。
(追記)なお、今回の映画上映が「無料」で開催できたのは、クラウドファンディングで十分なご支援が集まったからです!
ご支援された方は、福岡・糸島周辺にお住いの方以外にも、関東など遠方の方も多く、こんなローカルな場所で行う企画に、興味を持ってくれる人が日本中にいるんだ!と思い、運営委員一同感銘を受けました。本当にすごい時代です!ありがとうございました。
実は今回の会場には、映画・映像関係者がたくさんいらっしゃってました。クラウドファンディングでかなり必死に告知しまくっていたので、思った以上にすごいところまでイベントの話が届いていたようです。
カランデイバという自主制作映画を作っている最中の夏目さんや、映画配給会社ユナイテッドピープル代表の関根さん、はなちゃんのみそ汁のプロデューサーの村岡さん。
みなさん、全国的にも注目を浴びているプロジェクトに携わっておられますが、拠点は「福岡」です!
福岡ってやっぱり創造力を発揮する仕事に向いている土地なのかもしれません。
よく考えると、今この場に、映画を作る人、映画を育てる人、映画を届ける人が揃っているので、その気になれば、「100% Made in Fukuoka」の映画が作れちゃいそうですね〜。問題はどこで流すかですが、、、やっぱりいとシネマ???
他にもいろいろなクリエイターの方々がいらっしゃっていたようです。
スクリーン立ち上げます!
クラウドファンディング成功によって購入に至った、大型スクリーンAircinema。横8m、縦6mのびっくりするほどの大きさです!空気を送り込んで立ち上げるのですが、この光景が本当に面白い!こんな感じです!
↓ぺっちゃんこ!
このぺっちゃんこの状態から空気を送り込みます。
かっこいい!
実はここまでたったの3分しかかかっていません。カップラーメンを待つその時間でスクリーンが立ってしまうというお手軽さ!!すごいです!
ちなみに後ろがどうなっているかというと、こんな感じ。
良く出来てますよね〜。今後これを使いたいって人がいるんじゃないかなと思ってます。(実際に問い合わせあり!)
各地でこれを使ったイベントなどにご協力出来たら、糸島だけでなく、他の地域でも盛り上がっていくでしょうね。
さて、辺りは徐々に暗くなっていき、会場装飾の竹灯籠に火が灯されました。
ちなみに、竹灯籠は糸島青年会議所のみなさんがご準備くださったものです。駐車場の誘導も行ってくださり、本当に助かりました。
夏にはまた筑前前原の丸太池公園で竹灯籠イベントをやると思いますので、要チェックです!
イベントは波乱続き・・・
竹灯籠の温かな光に照らされながら、まずはライブのスタートです。
↓freedom smile 山口達也さんのライブ
糸島在住の山口さんの他にも、同じく糸島在住の腰純美さんや北九州のフジモトジンさんなどが歌声を披露してくれました。
ありがとうございました!
って書くと、最初の雨以外は順調だったかのように思われるかもしれませんが、大雨の影響や運営側の不手際などもあって、電源のトラブル、予備だった発電機のトラブル、音響のトラブル、プロジェクターのトラブルなどに見舞われ、まさかのここにきて、中止か!?みたいな感じになっておりました。実は。
本当にバタバタで。
でも運良く会場にいた、映像関係の友人・知人が急遽お手伝いに入ってくれて、なんとか上映に漕ぎ着けました。
感謝の言葉しかありません!
しかし、本来19:30上映開始の予定が、実際に上映を始めたのは、20:15頃。お待たせしてしまった皆様には大変申し訳ありませんでした!子供達も多く参加すると想定していたいので、私たちも時間厳守でいきたいと思っていたにも関わらず、うまくいかなかったのは本当に残念でした。
司会のプロ・「ザ・ピンチーズ」のお二人には、臨機応変にご対応頂きました。ありがとうございます。
なお、会場お隣のイオンスーパーセンター志摩店さんには、一部駐車場をお借りしていたのですが、見事に満杯です!
会場も次から次にお客さんがやってきます。
当初は500人を予想していたのに、おそらく2000人近い人がご来場されました。ありがとうございます!
ワーオ!なんと流星です。さっきまでグラウンドをプールにするぐらいの大雨だったのに!(追記:実は飛行機だったようです)
雲ひとつない満天の星空。
パンフレットには、「星ふる伊都の映画館」とキャッチコピーを付けていましたが、まさにその通りになりました。
すごい展開です!
さて映写機から映画が投影され始めましたよ。
美しい光です。
「いとシネマ」のロゴマークが美しい!ちなみにバックに描かれているのは、糸島のシンボル「可也山(かやさん)」です。
後日、糸島のイメージはすぐ海になるから、可也山ってのが良かったねぇ〜って意見を多数頂きました。
私たちもとてもお気に入りのイラストです。
クラウドファンディングのご支援者の名前がスターウォーズのオープニング風に流れます。これを作られたのは、ランハンシャの下田さんです。こういうかっこいいのをサクッと作られるので本当にすごいと思います!
マイマイ新子と千年の魔法が映し出す風景は、本当に糸島と瓜二つ。
舞台は山口県の防府市ですが、麦畑や1000年以上の歴史を持つ背景など、被る情景がいっぱいありましたね。想像を膨らませて、過去や未来に思いを馳せながらも、今を生きる大切さを教えてくれるアニメだと私は思います。
こちらは約1500〜2000年前の糸島のイラストです。大きな山が可也山で、そのすぐ右隣の入江が、今回の会場となった、志摩中央公園がある「初(はつ)」と呼ばれるエリアです。
今となっては、水位がずーっと下がって陸地になってしまったので、ここが海だったなんて想像が付く人はほとんどいないと思います。
でも少し調べると、初は、もともと「波津」と書いたようです。こう書くと、海の近くっぽさを感じますねー。
では今度は、初の2000年後ってどんな感じか考えてみたくなりますね。わー、全然思いつかん。笑。
そんな想像をしてみたくなる、素晴らしい映画でした。
最後は温かい拍手で終えるという素敵な展開で終わらせて頂きました。ご来場頂いたみなさん、本当にありがとうございました!!!
なお、一応、スクリーンに、「ゴミの持ち帰りにご協力ください」と書いてはいたのですが、後でスタッフが片付けようとしてみると、ほとんどゴミがないほどの綺麗さでした。
ちらほら見ていると、自分のゴミじゃないものを拾って持って帰っておられる方もいて、個人的には映画祭において、一番感動した瞬間でした。きっと映画の影響もあったのではないかと思います。
何らかの影響を観る人に強く与えるのがやっぱり映画の魅力だなと思いました。
最後にドローンで撮った、当日の様子をご覧ください。
ものすごい人数にびっくりしますよね〜?私たちも鳥肌ものでした。
いとシネマは今後も継続していきたいと思っております。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます!
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)