こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
「前編」に続いて、「ショートショートフィルムフェスティバル in 糸島・前原会場」のレポートです。(「後編」「特別編」もございますので、要チェック!)
商店街の空き店舗を活用して、6つのミニ映画館を作ったうちの「3会場」をご紹介します。
SCREEN 1は角屋食堂
SCREEN 1は、なんと角屋食堂さんです!
大正10年頃創業の老舗の食堂で、糸島が地元の人にとっては、様々な思い出のある場所だと思います。
会場のご提供誠にありがとうございます!
いとシネマの暖簾と看板が、いつもと違う雰囲気を演出しております。
映画の上映が始まりました。食事を普通にしている人がチラチラ映像を見ている感じがまたいいですね〜。
角屋食堂では、「受賞プログラムA」という、ショートショートフィルムフェスティバルが今年東京で開催された際の受賞作が上映されました。最も旬な優秀作品ですね。
いい感じに席も埋まっています。
きっと初めて角屋に足を運んだ方もいらっしゃるでしょうし、いつもお昼に食事をしに来ていらっしゃる方もいるでしょう。それぞれの方にとって、角屋での映画体験はどのような思い出になったでしょうか。
個人的に思うのは、スクリーンが空間にとても馴染んでいるな〜ということ。映画はやっぱり大衆文化なので、大衆食堂の角屋さんとの相性はきっと良いんでしょうね!
支配人の特別イベントは、Dr.キーダの科学教室
糸島会場では、6スクリーンそれぞれに専属の「支配人さん」をつけて、上映映画の管理や、その人の特技や趣味を生かした、興味深いイベントや展示を行ってもらいました。目的としては、「映画体験」を深めてもらうためです。
映画は今は大型のシネコンで観るのが普通になりましたが、システムがしっかりしすぎていて、若干映画を「消費」している感じが拭えません。映画が記憶に残るには、誰と観に行ったか、どんなタイミングで観に行ったか、あるいはどんな口実で観に行ったかというのが重要だと思います。
支配人さんによるイベントは、それぞれ個性が強烈なので、その映画体験の記憶を強化する一助になればな〜と思っています。
支配人さんたちは、みなさんボランティアで、ご協力本当にありがとうございました。
Dr.キーダこと來田さんは普段はふれあいラボにお勤めの工学博士さんです。ボランティアでよく科学教室を開催されておられますが、大の映画好きとのことで、今回、支配人さんをお願いしました。
子供たちを中心にお客さんが集まってくれました。食堂で科学実験ってやっぱり不思議な雰囲気。でもとてもアリだと思います。普段角屋に来ない人がお店を知るきっかけになるかもしれません。
なんと、たったこれだけの仕組みで小さな竜巻が発生する不思議。写真では分かりづらいですが、しっかり水蒸気が渦を巻いています。この黒い衝立の角度とか数で、うまく発生するかしないかが決まるようです。
科学教室では、さらにもう一つ実験を!カルマン渦と呼ばれる、鳴門の渦潮と同じ、綺麗に連続して渦を巻く現象を再現して、紙に記録してみました。
來田さんの助手は、地元密着型情報誌・マイタウン伊都の編集者のみねさんです。
工学博士と情報誌の編集者がコンビを組んで、老舗の角屋食堂で科学実験をやっているという、正直ものすごい面白いことが起こっています。
糸島は面白い人に満ち溢れていますね。
実験結果は渦がちょっと巻いている様子が記録されていますね。まるでアート作品みたいです。
Dr.キーダは時々、糸島市内で科学教室をやっておられるようですので、ご興味ある方はぜひ参加してくださいね!
SCREEN2は糸島ラーメンゆうゆう
SCREEN 2はまさかのラーメン屋です。糸島産の素材にこだわった「糸島ラーメンゆうゆう」さん。
↓糸島ラーメンゆうゆう
細ーい路地を抜けた先にお店はあります。
プログラムは、「ジャパンショート特集」です。とんこつラーメンは福岡発祥の、日本の文化と言っても過言ではないので、ジャパンショートを流すには最適の場所でしたね。
今回、特別に、糸島市内にお住いの映画ポスターコレクターさんから、額装された映画ポスターをお借りして、会場の装飾をさせて頂きました。渋いポスターがラーメン屋の雰囲気にとことん合います。ご協力ありがとうございました!
支配人の特別イベントは、深水さんの映画エキストラ体験談!
さて、SCREEN 2の支配人をお願いしたのは、糸島在住の深水央さん。糸島出身の歌手・深水郁(あや)さんのお兄さんでもあります。
深水央さんは映画のエキストラ経験が豊富なので、その時に体験した映画の裏話を色々と話す、映画好きにはたまらないイベントを行って頂きました。
座談会のような雰囲気で、リラックスしてお話が聞けました。
最後にエキストラの良さを語る、深水さん。
今年の11月に、糸島を舞台にした映画「糸」の撮影も行われますので、ボランティア希望の方はぜひご興味を持たれてください。
SCREEN 3は空き店舗のサウンド前原(昔の電気屋さん)
SCREEN 3は空き店舗を活用しました。「サウンド前原」という、かつてのSONY製品専門の電気屋さんで、私たちが用意した6会場の中では、多分一番広い会場になると思います。こちらを管理しておられる、「長田百貨店」さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
支配人をお願いしたのは、糸島の二丈地区でアーティスト・イン・レジデンスを展開している、「Studio Kura」の松崎さんです。
今回は、Studio Kuraさんにちょうど滞在している、海外からのアーティストさんたちの作品を会場に飾ってもらうことになりました!
前原の空き店舗に海外からのアーティストのアート作品が並ぶという、国際感あふれる雰囲気の会場になりました!
夜もまたいい雰囲気です。映画館の感じが出てますね。ちょっと中に入ってみたくなるような・・・普段はずっとシャッターが閉まった空き店舗ですけど・・・
上映するプログラムは「アカデミー賞プログラム」でした。会場側面にアートが垣間見える、とてもいい空間になってますね。
支配人の特別イベントは、Studio Kuraの松崎さんによる、アーティストの作品展示
Studio Kuraでは1ヶ月や2ヶ月などの単位でアーティストが糸島に滞在して、その間に受けたインスピレーションを元に作品づくりを行います。
これをアーティスト・イン・レジデンスといって、国内でも最近人気が出てきた「アートと街の関わり方」になります。二丈地域の人も海外のアーティストたちを結構好意的に受け止めているという話も聞きます。
実行委員の下田さんがアーティストに囲まれて喜んでおります。アーティストはわざわざ遠く日本の田舎まで来て、自分のアートをさらに洗練させたいと願っている、プロフェッショナルな方たちばかりなので、触れ合っていると、フレンドリーでとても心地よいですね!
アート作品の展示の位置もそれぞれ個性があって楽しいです。リズムがありますよね。
上映時間外も訪れる人がいて、アート作品を鑑賞されておられました。松崎さん自らどんなアーティストのどんな作品か解説されておられて、とても特別な時間になっていました。
普段は人があまり訪れない商店街が、映画やアート作品で彩られ、家族連れや若い人が会場を渡り歩く、本当に面白い光景が広がっています。
4〜6会場に関してのレポートは「後編」にて!お楽しみに!(「前編」「特別編」もどうぞ!)
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)