こんにちは!
福岡・糸島で、糸島ゲストハウス「前原宿ことのは」を運営するのぎー&かなです!
今日もブログ訪問ありがとうございます!
今、釜山っ子の間で人気の「草梁 物語の道(チョリャン イバグギル、초량이바구길)」という、至る所にアートや歴史的風景が散りばめられた、1本の道を歩いてきました。
前編では名所の168階段までをご紹介しています。これから「後編」です。
道沿いにある歴史的な建物&アート
168階段の展望台の先には、なにやらアートオブジェが巻きついた建物が!
どうやらゲストハウスのようです。
おそらく民間の建物だと思うのですが、やっぱり、草梁 物語の道(チョリャンイバグギル、초량이바구길)にあるもの自体に、一貫したデザインコンセプトを感じます。
こんなデザインにしたら補助金でますよ〜という制度があるのか、デザインを監修するプロがいるのかな〜と思ってみたり。
さらに坂を登っていくと、今度は宗教施設を発見しました。
一瞬、お寺かと思いましたが、村の平和と繁栄を願う、地域を守護する儀式を行う場所と説明してあるので、もっと地域的で土着的な信仰なのかもしれません。
こんな施設は確かに住宅街ならではですね!
坂道をカップルが降りて行きました。
こんな場所が若い人のデートコースになるんですね。興味深いです。
かなり高い場所にまで来ました。高層ビルがありますね。ナンダカンダで釜山は大都会です。
高台をのんびり歩く、散歩道へ!
この「草梁 物語の道(チョリャンイバグギル、초량이바구길)」で最も標高の高いポイントにやってきました。
あとは山沿いにぐるっと道が通っているので、私たちはそこを歩いて、お隣のイバグギル「水晶(スジョン)イバグギル」のルートを通って、釜山鎮駅に向かうようにしました。
普通は、適当なところで進むのをやめて、来た道を戻ったり、案外山沿いの道は路線バスが通っているので、それに乗ってどこかの駅へ向かったりする人が多いようです。
先を進むと、また謎のアートギャラリー?が交差点の脇にありました。
二階には出土品のような考古学っぽい雰囲気の展示があって、一階は小学生の作品のような展示がされていました。
興味深い施設です。
さらに足を進めると、森の中に遊歩道らしきものが現れました!!!
なんじゃこりゃ!?と思いましたが、スロープがあって、そのまま自然の木々の中を散歩が出来るようです。
これらの木々は桜のような気がします。春になると、お花見の名所になるかもしれません。
本当に釜山の港が一望できますね!気持ちいい散歩道〜♪
ほぼほぼ、このイバグギルの終点に近づいてきました。
韓国の近代文学において、有名な柳到環(ユ・チファン)さんに焦点を当てた、郵便ポストがあります。ここに手紙を出すと、一年後に届けられるとか!国際郵便でも大丈夫らしいですよ。
最後は、「カコマク」と呼ばれる、急斜面に作られたカフェです。ここが終点です。
本当に充実のコースでした。確かに地味ですが、釜山の歴史と文化に焦点が当たっていて、とても重要な試みだと思います。
住宅街を人が歩くので、場合によっては迷惑になりかねないので、歩く人も十分なマナーが必要ですが、地域の人の誇りにも繋がるプロジェクトでもあると思います。
さて、ここからバスで帰ってもいいのですが、私たちは別のイバグギル「水晶(スジョン)イバグギル」を通って、釜山鎮駅まで向かおうと思います。
水晶(スジョン)イバグギルへ!
イバグギルの「はしご」をする珍しい私たち。笑。
ただ、マップを見ると、他のルートとも繋がりがあって、時間さえあれば様々なルートの組み合わせで楽しめそうです!
少し脇にそれて、小道を歩いてみました。
かなりのローカル感が溢れていますね。
さて、道を戻って、先へ行きます!
この道を右折したら、どうやら何かアートがあるみたいですが・・・
おお!アートの前に釜山名物のふな焼きのお店を発見!しかもオバちゃんたちが買おうとしてます。きっと美味しいに違いない!見事に「花より団子」の私たち。
ちなみにふな焼きは、日本でいうたい焼きで、中にアンコが入ってます。
3個で1000ウォン(約100円)のリーズナブルさ。
おお〜!ぜんざいみたいなアンコが美味しい〜。これ、1人で3個は食べられる勢いですが、きっとそれは食べすぎなので、やめました。でも美味しい〜。
学校のフェンスには韓国の偉人が紹介されています。
さらにどんどん下りていって、釜山鎮駅の近くに着くと、急に日本家屋が現れました!
水晶洞日本式家屋は、戦前に建てられた小原さんという方の邸宅だったようですが、現在はカフェとして運営されているそうです。
どうも工事中で中に入れなかったのですが、趣のある備品が運び込まれていたので、改装中って感じでした。
プサンナビによると、ゲストハウスとしての運営が予定されているとのこと!お〜楽しみですね。
他にも水晶市場など行ってみたい場所もありましたが、私たちは時間がなかったので、ここで街歩きは終わりです。
釜山を歩き回って感じるのは、とにかく「過去」と「現在」をどう繋ぐか、どうやって「過去」や「伝統」を若い世代に伝えるかが1つの大きなテーマになっている、ということでした。
そこにアートが「介在」しているのが興味深い点です。
慰安婦の問題が今頃話題になるのも、韓国がそんな時代の流れの中にあるからだと気づきました。
政治的な思惑などもあるでしょうが、国の将来を見据えて、しっかりと足元を固めていこうという方針があるように感じました。
今までは日本のニュースで報道されるような、韓国の「大企業中心社会」「熾烈な受験戦争」のような雰囲気から、日本を上回る「ビジネス、ビジネス社会」になっちゃってるのかなと思ってましたが、必ずしもその「路線」ではなさそうでした。
経済発展を目指す中にも、伝統や文化の置き位置を模索している感じです。
これはちょっとしたカルチャーショック!やはり来てみないと分からない現実ですね〜。
明日も釜山を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)