「Restaurant KUROKI」糸島のミシュラン掲載豪快フレンチ!

今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!

Restaurant KUROKIは以前は、福岡市の桜坂にあった人気のフレンチで、2014年度版の「ミシュランガイド」にて、見事ビブグルマン(5,000円以下で食事ができる、おすすめレストラン)を獲得しておられます。

2019年に糸島の田園地帯に移転されました。

丁寧に下ごしらえをした素材を、豪快に盛り付けるメニューが大人気のフレンチです。

「KUROKI」の外観・内観・メニュー表

外観

JAのカントリーエレベーター
JAのカントリーエレベーター

場所は地元の人でもほとんど通ったことのないような小さな道沿いにあります。

202号バイパスのすぐ近くで、直売所「曲り田の里」やJAの「カントリーエレベーター」が近くにあるといえば、なんとなく場所が分かると思います。

外観
外観

お店は自宅を兼ねておられて、真っ白の外壁には、縦方向に凹凸のストライプが入っています。
全面緑に囲まれて、絵本に出てきそうな、少しメルヘンチックで不思議な雰囲気がありますね。

看板
看板

敷地の入り口にはさりげなく看板が!
見落とさないでくださいね。

Kのロゴ
Kのロゴ

シンプルなKのロゴが入口脇に飾られています。

入口
入口

さぁ、美味しい食事を楽しみましょう!
中へ入ります!

内観

窓枠に切り取られた田園風景
窓枠に切り取られた田園風景

客席はテーブルが5つほどで、こじんまりとしています。
14、15名程度で満席です。

しかし、お店が掲載されていた「九州ウォーカー」さんには、駐車場50台までOK!とのこと。笑。

確かに、駐車スペースはだだっ広いです。
店主の黒木さんは冗談がお好きです!

大きく切り取られた窓からは、糸島の田園風景が目の前に広がります。

ワイン色の壁
ワイン色の壁

シックなワイン色の壁が鮮やかで、心が引き締まりますね。

メニュー表

ランチは「コース」のみです!
自家製パンに野菜の盛り合わせ、メイン、デザート、ドリンクで2800円(税抜き)というお得なコースです。

ディナーは、5000円からのおまかせコースとアラカルトが楽しめるそうです。

糸島産を中心に季節の旬の食材を使ったメニューが楽しめます。

「KUROKI」の自家製パン・前菜

自家製パン

自家製パン
自家製パン

まずは自家製のパンです。
一つはフォカッチャと、もう一つは全粒粉とライ麦のパンです。

どちらも中がフワッフワでしっとり感もある、美味しいパンでした。

ブルーチーズは独特の芯の強い香りがありますが、臭みが強いわけではなく、とても食べやすいチーズでした。
蜂蜜の甘みと一緒にブルーチーズをパンに付けて食べると、マイルドな味わいとなって、その滑らかな食感に、なんだかリラックスした気分になりました。

さて、胃の準備が出来ました!

KUROKIのもりもりサラダ

もりもりサラダ
もりもりサラダ

サラダといえばサラダですが、その下にはキッシュやリエット、コンフィなどのフレンチの技術を使った一品料理がわんさか隠れていて、さらにピクルスや茹で野菜など、とにかくもりもりの内容で、ほぼメインと言ってもいいくらいです!

ものすごい豪華な前菜にびっくりです!

写真右斜め上の「ブリのリエット」は塩味が効いていて、ブリのホロホロとした食感が楽しい一品。
ちなみにリエットは保存食の一種で、本来は豚肉をラードや塩と一緒にじっくり煮込んで固めて作ります。お魚のブリを使うのも、日本っぽさもあっていいですねー。

あとは写真左斜め下、「イワシのコンフィ(オイル煮)」も重たさがなくて美味しかったです。イワシも塩っ気があるので、上に乗った野菜と一緒に食べるとちょうど良い感じ。
野菜にかけられた自家製のドレッシングも程よい酸味があって、野菜の味を引き立てています。

もりもりサラダ
もりもりサラダ(角度を変えて)


宝探しをしているような気分になる、楽しいサラダプレートですね!
美味しいです。

キッシュ糸島産のジャガイモを使っておられます。
ジャガイモのホクホク感とチーズと卵のフワフワ感が合わさって、面白い食感です。

オクラもちょうど良い茹で加減で、シャキッとした味わいです。
茹で過ぎになりがちな食材なので、もしかしたら蒸しておられるかもしれません。
コリンキー(ブリのリエットの下にある黄色い野菜)のピクルスもお酢がまろやかで、さっぱり食べられます。

五味(甘い・辛い・酸い・苦い・塩辛い)という言葉があります。
もりもりサラダは「辛い」はなかったですが、多くの味覚の要素がしっかり盛り込まれていて、飽きずに最後まで食べられます。

美味しくて、シェフの工夫がいっぱい散りばめられています。
ここで満腹になりがちですが、メインはこれからです!

「KOROKI」のメイン

メインには2種のお肉が使われていて、本当にお得な内容です!

宮崎産きなこ豚リゾットとフランス産鴨肉のソテー

鹿児島のきな粉豚リゾットとフランス産鴨肉のソテー
宮崎産きなこ豚リゾットとフランス産鴨肉のソテー

またまた豪快な一皿!
宮崎産きなこ豚はリゾットの中に埋もれています。笑。


きなこ豚はその名の通り「大豆きなこ」を飼料に混ぜて食べさせた豚で、まろやかな甘みが特徴です。
確かに脂が上品で柔らかく食べやすいですね〜。
そしてリゾットもチーズたっぷりで美味しい。黒い粒はきのことワイルドライスと呼ばれる雑穀です。いわゆる古代米です。
もちもちした食感が面白くて、癖になります。

そしてフランス産鴨肉の下にも、焼き野菜がいっぱいです。
鴨肉も身がしっかりしていて、柔らかく、噛むたびに旨味がにじみ出してきます。
上に載っている自家製の和風マスタードソースもさっぱりしていて、お肉に良く合います。

焼き野菜も新鮮で、それぞれの野菜が持つ甘みが強く感じられます。
蒸しトウモロコシも旨味が凝縮されていて、一気に夏の気分になりました。

メインも本当に美味しい一皿です。

デザート

そして最後にデザートとドリンクです。
ドリンクは紅茶かコーヒーが選べます。

ロールケーキ

ロールケーキ
ロールケーキ

ロールケーキも自家製で、フワッフワな生地が手作り感を感じます。
クリームもとことん滑らかで、密度の濃さがあります。

美味しい。

ちなみに私たちは2人で行ったので、シェアしてね!ということで分け分けして食べました。

チーズケーキ・ガトーショコラ

チーズケーキ・ガトーショコラ
チーズケーキ・ガトーショコラ

そしてもう一皿はチーズケーキ・ガトーショコラです。
キャラメルとアールグレイのアイスクリームがその上に乗っかり、さらにその上には、カカオニブ(チョコレートなどに加工される前段階のカカオ)とチーズを混ぜて焼いたお菓子が乗っています。

最後の最後まで圧巻の豪快さです。

こちらも本当に美味しく頂きました。

お店のまとめ

KUROKIさんのコースランチは、豪快さの中にも、時間をかけて丁寧に下ごしらえをしておられ、繊細なプロの仕事を感じます!

シェフは本当にジョークが好きで、厨房のカウンター越しにお客さんとそして奥様と会話しながら、笑いながら、食事の準備を進めておられたのが印象的でした。
フレンチとはいえ、肩肘張らなくてすむのも良いですよね。

新鮮な食材が手に入りやすい糸島で、「レベルは高い」けれども「地域の食堂」のようなお店をされたくて、糸島に引っ越して来られたのかもしれないと感じました。

お話ししていて、シェフはこんなことをおっしゃっておられました。

「たまに『福岡市では人気だったけど、こんな田舎ではやっていけないでしょう』という人もいますが、自分は絶対大丈夫だと信じています。今は、それを食べたい人が、自分で調べてちゃんと食べに来てくれる、そんな時代です。だから、わざわざお客さんが足を運んでくれるような価値を提供するお店を目指していきます!」

素晴らしい考えだと思います!
本当に、遠くから糸島まで食べに来てほしいですね〜!

余談・・・

私たちが世界一周旅行中に、フランスのル・グラン・プレシニーという小さな村に滞在していた時、KUROKIさんが立地するような、田園風景の中だったのを思い出しました。

ル・グラン・プレシニー村
ル・グラン・プレシニー村

そして隣村には、ミシュランの星付きのレストランがありました。

ミシュラン星付きのレストラン
ミシュラン星付きのレストラン

本来、タイヤメーカーのミシュランが、「美味しいお店があちこちあるから、車でお出かけしてみてよ!」という趣旨で始めたのがレストランガイドブックです。

日本はマスメディアの影響か、美味しいお店は大都市に集中していると思い込みがちですが、やっぱり美味しい食は地方にこそある!と個人的には思います。

ミシュランの回し者ではありませんが、ぜひ、地方に足を運んで、大都市では案外味わえない、本当に美味しい食事を楽しんでください。

KUROKIさん、おすすめです。(予約必須)

店舗情報

(※2019年6月現在の情報です)
店名:Restaurant KUROKI
営業時間:ランチ/12:00〜17:00(要予約)
ディナー/18:00〜(要予約)
定休日:日曜
禁煙・喫煙:禁煙
駐車場:あり
電話:092-338-8202
HP:https://www.instagram.com/restaurantkuroki/
住所:糸島市二丈石崎459-3
地図:

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