今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
この文章は2020年1月15日〜1月30日に、のぎー&かなが糸島を飛び出し、中米・キューバを旅行した時の記録です。
私たちは2015年にも、1年間で23ヵ国93都市を巡る「世界一周旅行」を経験しました!
みなさまの旅のご参考になれば幸いです。
「メルカド・アグロペキュアリオ・ディエシヌエベ・イ・ベー(Mercado Agropecuario 19 y B)」はハバナでも有名な大型のメルカド(市場)です!
ベダード地区にあり、常に活気に溢れています。
旅行先では市場に必ず足を運ぶという人も多いのでは?
珍しい果物やキューバの食卓を彩る様々な野菜が美しく陳列されているので、歩くだけでもとても楽しくなりますよ!
「メルカド・アグロペキュアリオ 19 y B」の注目ポイント・魅力
注目ポイント・魅力を列記します!
注目ポイント1:配給所も併設
「19 y B」には配給所も併設されているので、ぜひ覗いてみましょう。
入り口の突き当りが配給所です。
まぁまぁ閑散としています。
配給所は社会主義国キューバならではの場所で、キューバで暮らす誰もが飢え死しないように、基本的な食材をわずかなお金と引き換えに配給する制度があります。
でも物資不足感は感じますね・・・
いつでも食材があるわけではなく、入荷日が決まっているようです。
余談ですが、お土産にコーヒー豆買おうかと思って、売り場で暇そうに座っているおじさんに聞いてみたら「ない!」って即答で言われました。(スーパー巡ってもなかなか置いてなくて、結局空港の免税品売り場で買いました。もしどこかでコーヒー豆を売っているのを見かけてお土産にしたかったら、その場で買うのをおすすめします!)
なかなか興味深い黒板です。
配給品は米・黒インゲン豆・塩・砂糖・油・コンポート(砂糖漬?)・コーヒー豆と買いてあります。他にもスパゲティやクミンなどの香辛料もありますね。
「配給では足りないんだ」と滞在中にたまたま話したキューバ人が話していましたが、確かに足りなさそう。
市場で買うしかありませんが、ただ市場も十分に安いと思います。
黒板の例で言うと、お米(ARROZ)は1リブラ(LB)当たり 0.25CUPと書いてあります。
1リブラ=0.45kgなので、日本と比較しやすく書くと、お米は「約2.4円/kg」で売ってますね。安い!
ただ、POR PERSONA(=Per person)という欄もあって、それぞれ数字が書いてあるので、おそらく買える個数に制限があるように思われます。。。
注目ポイント2:活気ある大きな市場
人も多ければ、食材も豊富!
かつての東京・築地の魚市場のような生々しいエネルギッシュな雰囲気があります!
「19 y B」は「Amazing Cuba」というガイドブックにも掲載されており、英語でのキューバ情報サイト「lahabana.com」には以下のように紹介されています。
With fresh organic products that include fruits, vegetables and meat, this agromercado is best known among locals for being one of the best stocked open-air vegetable markets in the city.
lahabana.comより
フルーツや野菜、肉などを含む新鮮なオーガニック食材を取り扱っていて、現地の人からもハバナでも最高に豊富な食材を提供する市場の一つとして知られていますと書いてありますね。
確かに、ものすごい活気です。
ハバナ市内にも無数に市場があり、私たちもいくつか訪れましたが、「19 y B」はかなり大規模だと思います。
キューバの犬は穏やかで可愛いのがポイント。
中南米の犬はリアル番犬なので、普通はマジで怖いのですが・・・
注目ポイント3:様々な有機野菜やフルーツ
並んでいる野菜やフルーツも日本でもよく見かけるものから珍しいものまで様々です!
CURCUMAはウコンです。
英語ならターメリック。香辛料です。
カレーのようなスパイス料理はあまりキューバでは見かけなかったのですが、これだけの量を売っているのを見ると、案外料理に使われているのかもですね!
唐辛子も売ってるんですね!
ダイナマイトだって。笑。
ちなみにキューバにはほとんど辛い食べ物ありませんでした。
キューバにおいて、注目すべきは、オーガニック食材についてです。
キューバは1991年の友好国ソ連の崩壊、アメリカの経済制裁の影響で、一時期凄まじい物資不足に陥りました。
ゆえに海外に依存する化学肥料や農薬が十分に調達出来なくなり、否応無く、国内で自給可能なオーガニック栽培に切り替えました。
穀物類はいまだに大部分を輸入に頼っているので、オーガニックというわけにはいきませんが、都市近郊農業はかなり浸透していて、野菜や果物はオーガニックが多くなっているようです。(参考記事:LIFEGATE・THE GUARDIAN)
ただ、キューバではオーガニックの定義が定まっておらず、正確な数字は出せないそう。古い自動車の排気ガスや工場の煙など大気汚染の問題もあり、オーガニックだからといって、必ずしも安心ではないのは注意すべき事項です。
ソ連崩壊後のキューバ国内の混乱ぶりがものすごくて、農家・消費者ともに「もう懲り懲りだ!」と、自給できるオーガニック農業の理解が広がり、加速度的にオーガニック生産が進んでいるようです。
上記のリンク記事では、当時の混乱ぶりに関して「あまりにお腹が空きすぎて、道端で失神している人がいた!」との記述がありました。
確かに、そんな時代は二度と嫌でしょうね。
私たちが実際にキューバで食事をしていると、確かに味の濃い美味しい野菜が多いように感じました。
キューバに来て初めて食べたサポーテ(Sapote)がびっくりするくらい美味しかったです!
味わいを表現すると、熟れたマンゴーに黒蜜をかけたような独特の甘さ。
日本では食べれませんが、また食べたいフルーツです。
イチゴもありましたよ。
私たちが訪れた1月はシーズンではなく、ほんの少しの量しか置いてませんでした、この時期、旬の食材を大切にするジェラート屋ではイチゴは置いてませんでしたが、そうではないお店ではイチゴ味のジェラートも売ってました。おそらく冷凍でしょう。
「エラドロ(Helad’oro)」キューバの旬の有機食材を生かしたジェラートショップ
市場に行くと、旬が分かって何を食べるべきかが判断できるのでおすすめです!
注目ポイント4:お花や肉も!場外市場も!
市場では食材だけでなくお花や肉も売っていました。
ロース肉が1リブラ(LB)当たり 35CUPと書いてあります。
1リブラ=0.45kgなので、日本と比較しやすく書くと、ロース肉は「約334円/kg」で売ってますね。
日本に比べれば断然安いけど、キューバではまぁまぁ高いので贅沢にステーキに!とはなかなかいかないでしょう。
市場の外にはなんと場外市場もあって、そちらも活気もあります。
場外市場のおじさんとちょっとだけお話出来ました。
キューバの調味料について「これは何だ?」「あれは何だ?」と。
そういうコミュニケーションが取れるのも市場の面白い点です!
おじさん、ありがとうございました!!
「メルカド・アグロペキュアリオ 19 y B」を訪れた感想
訪れて感じた個人的な感想を記したいと思います。
人によって目的・感じ方は多様ですので、下記の個人的な感想に関わらず、興味を持たれた場合は、訪問するのをぜひおすすめします!
個人的な感想
「メルカド・アグロペキュアリオ・ディエシヌエベ・イ・ベー(Mercado Agropecuario 19 y B)」はハバナでも有名な大規模メルカド(市場)で、ベダード地区にあります。
野菜もフルーツも肉も売っていて、配給所も併設されています。
キューバの生活・旬の食材を知るには最適な場所だと思います。
もし宿泊先が近くであれば訪れてみるのをおすすめします。
午前中がおすすめです!
観光名所情報
(※2020年1月現在の情報です) | |
名称: | 「メルカド・アグロペキュアリオ・ディエシヌエベ・イ・ベー(Mercado Agropecuario 19 y B)」 |
入場可能時間: | 火〜土曜/9:00〜18:00、日曜/9:00〜13:00 |
定休日: | 月曜 |
料金: | 入場無料 |
HP: | 不明 |
住所: | Calle 19, entre A y B, Vedado, La Habana |
地図: |
上記の「キューバ」情報は参考になりましたでしょうか?
その他の情報は以下のリンク先をご参考ください。
キューバ「ハバナ」のおすすめ観光ガイド
それでは良い旅を!
機会があればぜひ、福岡・糸島にも遊びに来てくださいね!
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