レポート!12/2(金)飲食店ハシゴイベント「ウラマエバルウォーク+ハナレ」!

今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!

ご参加ありがとうございました!

12/2(金)に開催しました、「ウラマエバルウォーク+ハナレ」にご参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました!
おかげさまでスタッフ6名を含む合計60名の方にご参加頂きました。

スタッフのみんなと!

最近、糸島・前原では表通りから一歩入った裏通り(=ウラマエバル)駅前から離れたエリア(=マエバルハナレ)での個性的な飲食店の出店が相次いでいます。

通りすがりにパッと見つけられるお店ではないのですが、DIYで作った内装もクール!料理も最高!

そんなお店を中心に前原のお店をハシゴして楽しむイベントでした♪

当日の様子

当日の様子を写真でシェアしますね!


程よい人数だったので、それほど密にならずに楽しめたのではないでしょうか?
料理も地元の食材を基本にどの店も工夫して本当に美味しい食べ物を作っておられます。
ビーガンやベジタリアン対応、グルテンフリー対応の店も多く、このあたりのセンスは素晴らしいなと思います。

食の生産においては環境問題など多くの問題がありますから、店主の皆さんから色々と提案してくれるのは本当にありがたいですね!
もちろん味も素晴らしく美味しいのもポイント!
ぜひ味わってくださいね!ちょっとだけ写真でご紹介!

平均4〜5軒のお店を巡られた方が多かったようです!

参加者からの感想

参加者からのお声も頂戴しております。一部をご紹介しますね!

  • 知らない人にも話しかけやすくて、友達が出来てよかった。
  • 老若男女問わず、参加者と誰でも仲良くなれるのがいい!
  • 前から行きたかった念願のお店に行けた!
  • 通常ランチ営業だけのお店で行けなかったので、夜だから来れた♪
  • こんなイベントじゃないとお店に入る勇気がなかったけど、初めて入れてよかった。
  • 自分たちでは見つけられないような隠れたお店がいくつもあって、行けて良かった。
  • 店主さんのもてなしが本当に良くて、ほっこりした気分になれた。
  • 料理のクオリティやこだわりのドリンクに感動!
  • イベントならではの特別メニューがあってラッキー!
  • 新しい出会いがあって楽しい時間が過ごせた。

今まで4回このような飲食店ハシゴイベントをしましたが、最初の頃は前原に住んでいながら前原で食事したことがない人も多かったのですが、今回は月に1、2回は前原で食事する人が増えていたのが印象的でした。その昔はみんな週末にわざわざ天神にまで食べに行っていたそうです。地元で美味しいお店があるのにもったいない!と思っておりました。

地元の人が地元の店で食べる!楽しむ!

こんなシンプルで面白い文化が糸島にも根付いてきたように思います!

参加ルールのご紹介!

ウラマエバルウォークの参加ルールは以下の特製マップに書いてある通りです。
真っ黄色の特製マップを持って、飲食店にいけば、それぞれのお店で1品または1ドリンクを注文するごとに、お店から何かサービス品を頂けるという、超お得なルールです。

特製マップ表
特製マップ裏

この派手なマップを持っていれば、すぐにイベント参加者だと分かりますので、一人で来ても話しやすく、お友達も作りやすい素敵なイベントとなっております。

参加店舗のご紹介!

では今回ご参加された店舗をご紹介します。
今回は時節柄、大規模なイベントは避けたいと思いましたので、7店舗でのこじんまりした雰囲気で開催しました。
ここ数年でオープンした飲食店ばかりなので、知らない人も多いはず!

ぜひ、いつも通いたくなるお店を探す気持ちで、存分に楽しまれてくださいね。

1.台湾餃子坊 孫悟空

旅行に来て糸島が大好きになった店主ゴローさんが大阪の人気餃子店を閉めて、糸島・前原商店街に移転オープン!
糸島食材をふんだんに使って、ニンニクを使わない台湾風創作餃子をメインで提供しておられます。

ニンニクを使わないので、女性もニオイを気にせず安心して食べれます。
焼き餃子から、水餃子も海老入り、豆腐入り、汁餃子などバリエーションも豊富。

なんと米粉の皮で作った、グルテンフリー餃子も!

予約をすれば大豆ミートを使ったヴィーガン対応も可能!

福岡の中華系でグルテンフリーやヴィーガンに対応できるお店はほとんどありません!貴重です!

もちろん台湾系一品料理も豊富。魯肉飯や大根餅、台湾薬膳鍋など。

ドリンクも糸島素材を使った、季節ごとのオリジナル酎ハイや、紹興酒、台湾ビール、中国茶などが揃っており、
まるで台湾に旅行に来たかのような気分になれます。

https://www.instagram.com/son59gyoza/

2.ビストロ バインズ(Bistro Vines)

親友の糸島移住をきっかけに、糸島に移住してきた石井シェフの洋食店。
東京の有名ガレット(=そば粉のクレープ)店で修行を重ねたあと、糸島のHinodeさんでも料理を作っておられました。

ガレットはグルテンフリーでヘルシーな上に、様々な具材を載せられるバリエーションの豊かさが魅力で、近年は特に女性に人気が急上昇の食べ物です。

他にも糸島食材を使った一品料理が多数。自家製の燻製や、パスタなども。
一部、ビーガン対応の料理もご用意されています。

ガレット専用の鉄板プレートを使った長時間の低温調理で
お肉もお魚もトロットロ。バインズでしか食べれない美味さです。

ドリンクはシードル(りんご酒)やナチュールワインが揃っていて、おしゃれな雰囲気を楽しめます。

https://www.instagram.com/vines_chef/

3.973.

スナックビルの4Fにオープンした、隠れ家バー。知らないと絶対にいけないお店です。
日本酒とワインに特化。(こだわりソフトドリンクもあるよ!)
日本酒は義理の息子さんが担当で、ワインは義理の父が担当。
(Instagramもそれぞれ違います。)

それぞれの個性溢れるセレクトが光ります!

自然酒の日本酒やナチュールワインなど、福岡、いや東京でもなかなか見かけないようなラインナップにフラッと訪れた旅人や、福岡の日本酒通・ワイン通がびっくり!

お酒はその日の気分に応じて、おすすめをセレクトしてくれますので、お酒に詳しくなくても楽しくコミュニケーションを取りながら、最適なものを選んでくれますよ♪

そしてお酒に合う小皿料理、一品料理も揃っています。オーガニックや無添加にもこだわっているので、安心して食べられます。

インテリアは家族みんなでDIY。
まるでニューヨークのおしゃれな飲み屋街に迷い込んだようなクールでアーティスティックな空間に惚れ惚れします。

内装はこだわりすぎて何度もやり直したそうで、結局7ヶ月かけて完成。
今でもちょくちょくインテリアが追加され、ますますクールな世界観が感じられます。

最近はランチも開始!
美味しいバゲットサンドはベジタリアンにも対応。
ちょっと優雅にランチ会や女子会も楽しめます。

https://www.instagram.com/973dot/

4.ごはん居酒屋ゆづ

笑顔が素敵なゆづママと陽気な吉野大将のアットホームな居酒屋。

たれにつけて焼く「くわ焼き」が名物。糸島産赤ちゃんごぼうやオリジナルのゆづサラダなど独自の美味しいメニューがリピーターを生む人気店です。

平日は曜日がわりでお得な「センベロキャンペーン」を展開中。定食セットもあるので、おひとりさまも大歓迎。

氣軽にサッと寄って、美味しいものを食べられます。

大将が佐世保出身なので、皿うどんやレモンステーキなど佐世保ゆかりのグルメも多数。最近は佐世保カレーの名店蜂の家とコラボで、ランチカレーも開始。

オリジナルでスパイスも追加して、ゆづならではの美味しいカレーに仕上がっています。
平日のランチに利用できますので、近隣で働かれる方には朗報です。

5.糸島発酵salon悠結

前原商店街にオープンした「発酵」をテーマにしたお店。
手間ひまかけた、オーガニックの発酵玄米おにぎりが食べられます。

発酵玄米を作るには大体5日間かかるそうです。なかなかご家庭では作って食べれません。

おにぎりに入れる具材もオーガニックや無添加にこだわっておられます♪安心・安全ですね。

手作りの糠漬けと味噌汁がセットになったいとむすランチプレートは「予約必須」
テイクアウトも含めて、主に水曜と土曜に営業されています。

また積極的に、「発酵」をテーマにしたワークショップを開催。
塩麹作りワークショップ、糠漬けワークショップ、発酵野菜ワークショップなど。

興味がある方はぜひインスタチェックしてくださいね。

空間も素敵で、壁や畳下には麻炭漆喰を全面的に塗ってあり、圧倒的な癒し空間になっています。
その心地よさを気に入る人が続出しています。

ドライヘッドスパの施術室も併設されており、身も心も浄化されて、リフレッシュできる場所になっています。

https://www.instagram.com/itoshima.yuyu/

6.スパイスとめし しま香

前原商店街・火の見通りにオープンしたスパイスをテーマにしたお店。
こだわりのカレーが食べれます。

カレースパイスはホールスパイスをミルで粉砕してブレンドするところから始めるので、スパイスの複雑な香りがしっかりと感じられます。

定番のチキンカレーの他に、もう一品日替わりカレーがあります。糸島豚の生姜焼きカレーやキーマカレー、サバカレーなど。

日替わりメニューはInstagramをチェックしてくださいね。

最大のこだわりポイントは実は「ライス」
インドのバスマティライスはさっぱり味。日本のうるち米はもっちり感。

カレーにもしっかり合うし、日本人の舌にもピッタリ合うような不思議なバランスのライスが自慢です。

ライスには細切りにした昆布と細かく砕いたアーモンドも入っているので、深みがあります。

カレーには糸島の旬素材をスパイスで味付けした副菜が日替わりで登場。毎日のように食べても飽きません。

そして、オリジナルドリンクのチャムチャムパンチも大人気。
国産生姜とレモンに複数のスパイスを加えたスパイシーな甘いシロップ。
炭酸やミルクと割れば、カレーのお供にバッチリのコンビネーション!

https://www.instagram.com/shimakoh2022/

7.おしのちいたま

糸島の塩工房・またいちの塩が立ち上げた「塩そば」のお店。
全粒粉入りの小麦麺ですが、塩ラーメンではなく、塩そばというのがポイント。他ではなかなか食べられない味ですよ。

出汁はまたいちの塩をふんだんに使った、贅沢で奥行きのあるシンプルな味わい。
上質な鶏ガラや野菜出汁などをブレンドして、塩が「響く」味に仕上がっています。

全部飲み干せちゃうくらいの美味しいさです。

トッピングもひとつひとつこだわりがあるので、それらもお楽しみ。

卓上には追い塩も。味わいの違う塩を足していきながら、お好みの味を作っていきましょう!

そして、地元の人には全然知られていませんが、週末の夜はなんとビアガーデンやってます。

表からは想像もつかないような、気持ちの良い芝生の裏庭が広がっていて、
木製の遊具やアスレチックが配置され、子供も大人もテンションが上がる仕様!

青空の下で飲む生ビールは美味い!
ビールにもまたいちの塩をちょびちょび加えて飲むのも、おしのちいたま流です。

フードメニューも夜は様々な一品料理が用意されています。
塩そばももちろん食べられますが、それだけじゃありません。

スタッフが全力でDIYで作った内外装も注目!
写真をたくさん撮りたくなるようなかっこよさです。

https://www.instagram.com/mataichinoshio/

私たちがハシゴイベントをやった理由

そもそも飲食業でもない私たちがこんなイベントをやっている理由ですが、私たち的に、前原の位置付けは「糸島の創造と交流の拠点」です!

そしてその核になるのは飲食店だと思っています。会議室じゃそんな拠点になりませんよね。笑。

びっくりするくらい、シェフの創造力が生きた美味しい食事と品質の高いこだわりのドリンク、人々が気軽に集って、自由にお話が出来て出会いがある。

前原はそんな場所になってくると思います。

ただ田舎はどこでもそうだと思いますが、これまでの飲食店の発想では、「囲い込み」と「閉鎖性」が大切でこれまでのお客さんもそれを求めています。

別に悪いことではありませんが、うっかりすると「自分の店だけうまくいけば良い」という独善的な立場に陥る危険もあります。

そもそも飲食店はもっと多様性があって良いですよね。オープンで氣軽にサッと入れるお店を求める人も多いと思います。

お客さんやレシピですら街中で「共有」をするスペイン・サンセバスチャンという街があり、世界中から注目を浴びていますが、一つの参考になると思います。レシピですら「共有」して、街全体が賑わうという、目から鱗のような発想ですね。

私たちも「食」や「飲食店」への向き合い方を変える時!

糸島は徹底的な地産地消と顔が見える関係をさらに進めていく!

私たちが度々開く「世界一周トーク」で常に言っていることですが、2020年以降は世界中で「大量生産・大量消費・大量移動」が強制的に終了に向かっています

事実、世界中で様々な環境政策が法律としてバンバン通っています。

ヨーロッパや中国でもそうです。マスメディアは一切報道しませんが、ネットで調べて、現地の人に聞けば分かります。

だからこその原料高騰であり、食糧危機なのです。とうとうお酒も値上がりしましたね。

結局、「安さ重視」で食材を大量に遠くから運ぶ点に無理があり、私たちも欲望丸出しではダメで、「反省」が必要です

これからは「徹底的な」地産地消と、顔が見える関係を地域で築いていくしかないと思っています!

今回参加されたお店はどこも糸島の生産者さんとも良い関係を築いて、食材にもこだわっておられます。

飲食店は今後、以下の発想が鍵になるでしょう。

  • 創造性
  • 生産者との関係
  • コミュニティの中心
  • 飲食店同士の連携

食材を想像力とテクニックを駆使して感動や食への感謝の気持ちを起こさせるような創造性や、食糧不足になっても生産者との強いコネクションのおかげでタフに生き残るためのネットワーク、そして、「そこに行けば誰かに会える・新しい出会いがある」というようなコミュニティの中心としての機能、最後に一番大事かもしれませんが、他の飲食店を敵と見なさず、一緒に地域を盛り上げる仲間として、情報や技術のシェアを通して連携していく姿勢。

というわけで今回参加した店舗に限らず、飲食店さんにはその方向性で頑張ってほしいし、私たちもそんな飲食店さんが「自分たちの大切な場所」だと思って、応援していきたいですね。

参加者同士の自主イベント・ウラマエバルウォークマルシェ

上記の方向性をイベント前から漠然と考えていたので、実は裏テーマとしては「このイベントを通じて、飲食店同士が連携してくれたらいいな〜、スペインのサンセバスチャンのように!」と思っておりました!

なので、プレイベントとして、11/23(祝日)に参加店舗さん同士で「ウラマエバルウォークマルシェ」を開いてくれたのは本当に嬉しかったです!

本当に最高でしたね!

参加者も企画者も一緒にイベントを楽しむ♪

そんな方向性が本当に大切だと思います!


こじんまりしたイベントの方がむしろそんな雰囲気を出しやすいのでおすすめです!

今はみんながプロすぎて、規模も大きすぎる上に真面目すぎるイベントが多いように思います。
私たち参加者も消費者のプロとして、クレームばかり。苦笑。

本当は参加者もイベントの雰囲気を一緒に作る大切なメンバーだと思うのですが・・・
イベントの消費者に成り下がらないように注意したいところです。

何を「最優先」にするか!

これからは多くの飲食店がコストアップに耐えきれず、残念ながらなくなっていくでしょう。サードプレイスという言葉がありますが、もし飲食店がなくなったら「家」と「職場」しかない日常となります。

それって楽しいでしょうか?

私たちも飲食店に行くのは好きなので、応援したいと思ってますが、きっと私たちの飲食店への「向き合い方」も大切になってくると思います。

マスメディアの影響で私たちの飲食店の判断軸は「うまいかまずいか」と「安いか高いか」の2つしかありません!

しょーもない質の悪い材料でも化学調味料バンバン使えば「うまくなる」のです。安いが一番だと思えば、自然に全国規模のチェーン店ばかり選ぶようになります。

よく出来ているマスメディアの仕掛け。笑。

グルメ番組は食通ではなく芸人さんが出て「ウマイ!!」って派手なリアクションだけあれば成り立つのです。

私たちは自分の価値観でお店を選んでいると信じていますが、その価値観自体が何者かによって植え付けられているかもしれません。苦笑。

評価の軸は色々ありますよ。

  • 食材へのこだわり
  • 地産地消
  • 料理の創造性
  • お店の内装
  • 店主の人柄
  • 社交場としての雰囲気

「うまいかまずいか」と「安いか高いか」も大事ですが、それらを最優先にする必要はないのかもと思っています。

そもそもここ数年で飲食店に行く回数が減った人がほとんどだと思います。それであれば一回あたりの「飲食の質」を上げても、それほど金銭的負担はないはずです〜。

何を「最優先」にするか、ですね!

今後は・・・

好評のマエバルウォーク・ウラマエバルウォークですが、私たちは完全に時間がない感じになりましたので、今後私たちが主催することは残念ながらありません。

申し訳ないですが、イベントをやるとなると一ヶ月くらいは仕事やプロジェクトもいくつかやっていたことを中断して臨んでいます。

ただ九大のiTOPから派生した地域活性化団体「Engawa Project」さんが運営に興味があるということで、もしかしたらイベントを引き継いでくれると思われます!

乞うご期待です。

というわけで長々と書きましたが、本当にありがとうございました~!

「癒し」と「わくわく」の糸島でお待ちしております!

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