こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
少し前のお話になりますが、私たちのゲストハウスに横浜から、サトウチカさんがいらっしゃいました!
サトウチカさんは横浜という大都会に住みながらも、電力会社から一切の電気の供給を受けない、「オフグリッド」と呼ばれる家に住んでいる、全国的にも話題の方です!
女性自身という雑誌のWebにも「サトウさん家の”オフグリッドで暮らす知恵”」というテーマで長期間に渡り連載もされておられました。
オフグリッドの秘密兵器・エコ作くん登場!
オフグリッドとは!?
以上の引用にあるように、電力会社から毎月の使用量を請求されない生活をオフグリッド生活と言います。
2011年の東日本大震災をきっかけに、太陽光発電の技術開発が進み、コストが劇的に下がって、自家発電の敷居が一気に下がったため、最近とても話題になっています。
そんなオフグリッド生活の一番手としても有名なサトウチカさんが、福岡での講演の際に私たちの宿にいらっしゃいました。
ありがたい限りです!
どこにでも持っていけるエコ作くん
そのチカさんがいつも携帯しているのが、エコ作くんです。
エコ作くんってものすごいふざけたネーミングで、笑ってしまいますが、これが大真面目に面白い製品なんです!
↓エコ作くん
エコ作くんは寺田鉄工所という会社が作っています。
真空二重ガラス管の中に野菜などの食材を入れて、太陽光に当てると、管内が200度以上に上がり、天気次第ですが30分〜60分で調理が出来てしまうという、電気要らず、ガス要らずの、ものすごい面白い調理器です!!
使い方も簡単。食材を適当な大きさに切って、エコ作くんの中に入れて、太陽光に当てながらしばらく待つだけ。えっ、マジすか!?と思わず聞き返したくなる、最高のズボラ料理です。笑。
ポイントは太陽光をいっぱい受けられる角度に置くだけです。横に置いても、縦に置いても大丈夫です。
でも水分が多い食材の場合は、縦置きの方がいいと思います。
いい具合に熱が具材に通ってくると、湯気がモクモクと管の先端の通気口から上がってきます。
あまり放ったらかしにすると、食材が炭化して真っ黒になるので気をつけましょう!
おすすめは、湯気がモクモクとし始めて数分したら、太陽光に当てるのを止めて、しばらく余熱で熱を通していると、いい感じに仕上がります。
こんな感じです。太陽光の強さで出来上がり時間が多少変化してしまうので、常にベストな出来上がりを狙うとちょっと疲れてしまいますが、「ほどほどでいいか〜。太陽に感謝!」みたいな気分でいると、本当に楽しい調理器です。
なお、災害時にこれがあると最高に助かるはずです。
災害時にガスや電気がすぐに確保できるとは限りません。エコ作くんがあって、太陽の光さえあれば、食材を安全に調理できます!
本当に面白いプロダクトだと思います。欠点は一度に調理できる量が少ない点です。上記リンクにある、エコ作500は、2〜3人前の一品料理ができる程度だと思ってください。ただいろいろな太陽光調理器を試したサトウチカさん曰く、エコ作くんが一番、すぐに温度が上がりやすく、短時間で調理出来るそうです。曇り空でも時間をかければ調理出来るそうで、他のメーカーではなかなかそこまではいかないようです。
興味ある方はぜひチェックしてください。
糸島の太陽の恵み
サトウチカさんの福岡市での講演に当たって、エコ作くんの試食用の野菜を作るために、糸島中を回って、太陽の光を集めることにしました。光を求める糸島旅です。
この日も素晴らしい天気でした!
まずは大口海岸のBistro&Cafe TIMEへ。
太陽熱を受け取ります。。。待っている間は海へ。
チカさんは波を見つめておられます。その後はカフェでお茶して、野菜が出来上がるには、もう少し太陽が必要そうだったので、二見ヶ浦に移動しました。
歴史が大好きなチカさん。珍しい神社や宗教的なスポットがいっぱいある糸島に来れて感慨深そうでした。
国宝の鏡が何十枚も出土した平原(ひらばる)遺跡は古代の女王の墓とも言われ、太陽の位置と周辺の地形を利用した暦を使っていたと言われています。
日本列島の中でも、相当大昔から太陽を崇めていたと思われる、糸島の太陽をいっぱい浴びて、「来てよかった〜」と何度も言っておられました。
次に桜井神社・桜井大神宮へ向かいます。
美しいですねー。この拝殿・中殿・本殿の開口部の重なり具合が、どこか別の空間に繋がっていそうな、不思議な力を感じさせます。
↓光を浴びる本殿
いい具合に光が流れ込んでいますね。よく見ると稲がぶら下がっていますね。稲作は太陽信仰と密接に結びついています。稲がうまく育つかどうかは太陽次第でもありますからね。
境内にあるご神木の楠です。樹齢が推定500年という噂も・・・
木のエネルギーが私たちの心にも満たされたような気分になります。
桜井神社の駐車場で、エコ作くんを使って、追加加熱を行っていたら、参拝者の方々がエコ作くんに興味津々で近寄っていらっしゃいました。
一通り、チカさんがエコ作くんの説明をすると、みなさん興奮気味に「そんな面白いものがあるのー!私も買いたーい!!」とおっしゃってました。
エコグッズというより、単純に楽しいですよね。火を使わずに調理が出来るって。
エコ作くんを教えてくれた、サトウチカさんに感謝です!
私たちのエコ作くんの活用法
私たちもエコ作くんの面白さにはまり、しっかりと購入してから、日常的に利用しております。
天気が良ければ、何もせずに30分で調理が出来るので、本当に楽しいですね。
私たちが一番好きなのは焼き芋です。シンプルですが、水で茹でるわけでも、火を直接当てるわけでもないので、旨みがぎゅっと凝縮されて、信じられないくらい美味しく出来上がります。
↓一番はシンプルに焼き芋!
焦がさないように、時々様子見る必要がありますが、湯気がモクモク上がってきたら、あとは余熱で大丈夫です。
↓うまそうでしょ!?
これが本当にうまい!石焼き芋も美味しいですが、違った次元の美味しさがあります。
↓喜びの表情
佳奈も大満足です。ホント、買ってよかった!
あと、地味ですが、これでお湯を沸かすと信じられないくらいのまろやかさにびっくりします。
さすがに沸くまでに1時間以上かかる場合も多いですが、ぜひお試ししてほしいです!
あと、最近私たちは糸島の一貴山地区で畑を借りました。自然農の畑で、基本自力でやるのですが、畑を管理されておられる鏡山さんに時々教えてもらいながら、頑張っております。(自然農についてもチェック!)
チカさんが糸島にいらしゃった時、私たちは「本当は畑もやりたいんですよね〜。それで作った野菜をエコ作くんで調理したら、楽しいと思うんですよねー。原始的じゃなくて、あくまで現代的なエコ生活が理想です!」みたいな話をしていたら、案外早くそれが実現しそうな雰囲気になってきました。
畑仕事の場合は、お昼は弁当持っていくしか出来ないのですが、ふとエコ作くんがあれば、調理出来るな〜と思い、下ごしらえをした食材を持って、畑でエコ作くんもやってみました。
↓最近は畑でも!!
作業中に料理が勝手に出来上がる、超優れものです。
シンプルにジャガイモに塩とローズマリーを加えて、真空二重ガラス管の中に入れて放っておいただけです。
うまーい!塩と旨みとローズマリーの香りだけで、ものすごく贅沢な、ホクホクジャガイモの出来上がりです!エコ作くん大活躍!
エコ作くん、本当におすすめです!
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)