「飲食スタートアップの聖地」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト④

みなさん、こんにちは!
福岡県糸島市の「もり」と「まち」を、みんながデザインしたベンチが繋ぐ、今回の企画。
お時間あれば、どうぞご一読よろしくお願いします。

昔のような「買い物」をするための「商店街の復活」はありえない!!

昭和の前原
↑昭和30年代の前原商店街(出典元:糸島新聞社さん)

かつて賑やかだった商店街がシャッター商店街へ!
前原(まえばる)に限らず、日本中に見られる光景です。

私は学生時代は建築学科で「まちの活性化」の研究をしていたので、そのような事例は山ほど見てきたのですが、
一番の問題は多くの人が、商店街の復活といったときに、「かつての買い物をする『消費』の街」としての商店街の復活を夢見てしまう点にあります。

今は、その役割は大きなショッピングモールが担っております。

shopping mall - 1
↑近隣のショッピングモール(しかもベンチも!)

糸島近辺でいえば、イオンモールさんや木の葉モールさんなど、広域からの集客を見込める施設にお店が連なり、雨でも嵐でも楽しめるようなショッピングストリートが形成されています。

こういった大資本と戦うのは、非常に不利と言えます。

ショッピングモールにはない、商店街のメリットとは!?

では、商店街にはどんなメリットがあるでしょうか?
ショッピングモールでは提供できないことがあるはずです。

例えば・・・

  • 店主とのコミュニケーション・会話
  • 商店同士の連携
  • 個性あふれるお店が集まる
  • 小資本で出店できる

店主やスタッフとお客さんとの距離が近いため、「どこから来たとー?」とか「今日は暑かね~」といった気軽な会話が楽しめます。
さらに、お店同士がお互い助け合っていることも多く、「お茶するなら、この先に美味しいカフェがあるよ」とか「最近、すぐそこに花屋さんが出来たよ」といった情報を教えてくれることだってあります。

ショッピングモールには真似できない特徴ですね。

しかも、多額の資金が必要なショッピングモールは、見たこと・聞いたことあるような大きなお店した実質出店はできませんが、商店街の場合は、小資本で開店できるので、個性あふれるお店が軒を連ねることができます。

つまり「人が集まり、会話や出会いを楽しめて、新しい文化やコミュニティを生み出せる」のが、ショッピングモールにはない、「これからの商店街の魅力」だと私は思います。

特に糸島は、これまで広い範囲に個性的なお店が点在するのが魅力でしたが、夜にお酒が飲めて、多くの人が集まれる場所というのは限られていて、前原商店街くらいではないかと思うのです

糸島新聞記事
↑2年間で13店舗開店のニュース(出典元:糸島新聞社さん)

上記の記事によると、前原商店街周辺に、この2年間で13店舗が開店したとのこと!

前原のメリット・魅力に気づいて、真面目にやりたいことを本気で取り組む人たちが出店して、それを応援する人たちも増えてきている証拠だと思います。

negimatsuri - 21
↑エスニック居酒屋ハイホーで行ったネギ祭りの様子。地元の農家さんとの交流も楽しい!

人が集まり、新しい糸島の文化を生み出す場としての、前原商店街の復活!

それこそが私たちが目指したい未来の商店街のイメージです。

スタートアップの聖地!?糸島・前原(まえばる)

 

新しい文化と言われても、??という感じだと思います。
一体、前原から「どんな新しさ」を発信できるでしょうか!?

今から、私が気づいた「前原のポテンシャル(可能性)」についてお話したいと思います。
びっくりするような話です。

実は、前原を発祥の地として、大きく外へ羽ばたいていった企業がいくつもあります。

中村家具さん

一つは、「中村家具」さん。

中村家具
↑中村家具福岡店(引用元:中村家具ホームページ

現在は、福岡県内に超大型店舗を「3店舗」も持つほどの家具屋さんですが、発祥の地は前原の商店街です。
福岡市早良区の「福岡店」は、船のような外観が特徴で、権威ある日本のデザイン賞も受賞したほどの名建築です。

私の96歳のおばあちゃん曰く「昔は、商店街の店の裏の方で家具ば作って、売りよったもんね。腕が良かったもん」と言います。

『中村家具は、昭和22年に前原市で家具専門店として開業いたしました。以来、地域の皆様の温かなご支援ご愛顧をいただき、私どもはこれを励みに、一歩一歩堅実にここまで育ててまいりました。』

公式ホームページにもしっかりと、昭和22年に糸島・前原に誕生した旨を記載しておられます。
糸島市民として嬉しくなりますね!
案外市民でも、この事実を知らない人も多いのではないでしょうか?

3店舗も大型店を構えている家具屋はそれほど多くないと思います。
中村家具さんのそのエネルギーの秘密を知りたくなりますね。

焼とりの八兵衛さん

八兵衛
↑焼きとりの八兵衛 前原本店(引用元:焼きとり八兵衛公式ホームページ

福岡の焼き鳥好きで知らない人はいない「焼とりの八兵衛」さん。
福岡県内に8店舗を構えるだけでなく、東京・六本木、タイやハワイ、台湾まで出店している焼きとり屋さんです。

その本店は実は前原にあります。

元々、商店街のお肉屋さんだった言いますから、まさかそのお店が、世界中に出店を重ねる人気焼き鳥屋さんになるとは、当時の商店街の人は誰も思わなかったでしょう。

その紆余曲折は「八兵衛物語」にしっかりと書いてありますので、ご興味ある方はぜひご一読ください。

八兵衛さんの焼き鳥といえば、個人的にはふんわりとしたジューシーな食感がとても好きです。
丁寧に焼き上げられた一本ですね。
そして、定番の「えんどう豆の串揚げ」は、行けば必ず頼む逸品です。

 

ぜひ、前原本店にも足を運んで欲しいと思います。

MEMO
余談ですが、前原商店街から2kmほど離れた神在の地に、「牧のうどん」という福岡を代表するうどん屋チェーンの「本店」があります。
福岡県下に数十店舗を構え、福岡に帰郷した人の中には、牧のうどんを食べて、「あ~福岡に帰ってきたなぁ」と思う人も多いと言います。
そんな「福岡のソウルフード」も前原からほど近い神在の地で誕生しています。

飲食のスタートアップこそ是非、前原(まえばる)へ!

前原商店街は、江戸時代の宿場町に由来する商店街です。

他にも似たような来歴を持つ商店街は、全国にいっぱいあると思いますが、そこから中村家具さんや八兵衛さんのように、「外」へ向けて、大きく育った企業を生み出した町はそれほど多くはないと思います。

もちろん、オーナーの類い稀な努力の結果だとは思います・・・

しかし、何故、前原から育つのでしょう!?

私も興味深いので調べているのですが、まだ定かではありません。

少なくとも言えるのは、今後、前原に興味を持って出店するお店の中から、「化ける」お店が出てきても何の不思議もないということです!!

特に糸島は、地元産の新鮮な野菜やお魚、ブランド肉が手に入る、食材に恵まれた土地柄です。
飲食の起業にはとても向いていると思います。

糸島には多くの飲食店が毎年開業していますが、やはり「お酒が呑みやすい」立地はそれほど多くはありません。
飲酒運転は厳禁ですから、やはり公共交通が集中する前原はとても魅力的だと思います。

amour - party
↑2018年6月オープンのアムールさん。帝国ホテル出身のシェフの料理とクラフトビールが人気。

八兵衛さんのホームページに以下のような文章が書いてありました。

『人は美味しいものを食べると元気が出ます。悩みや疲れさえも吹き飛びます。ああ、美味しい!また頑張ろう!』

これぞ飲食店でわざわざ食べる価値ですね!

私も田舎に戻って気付きましたが、田舎の飲食店で働く方の中には、「飲食店で働く人の地位はとても低い」と思い込んでいる人が結構いるということでした。
昔は、<勉強ができない子が飲食をやる>みたいな風潮が確かにあったのかもしれませんが、東京をはじめ、特に欧米では普通、飲食店で働く人は「尊敬の対象」です。

何ヶ月も前から予約して、スターシェフの料理を心待ちにしている人もいっぱいいますし、欧米では優秀なシェフには国家から称号が贈られることもあるほどです。

幸いにも私たちの周りには、美味しいものが大好きな人が多いです。

真面目にコツコツと、本気で飲食店をやりたい方は是非、前原出店もご検討してみてくださいね。

出来る限りサポートします。

「飲食のスタートアップの聖地・前原」

とても面白いと思うのです!

前原に出店希望の方はぜひ私たちにお声掛けください。
出来る限り力になります。

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<クラウドファンディングは、終了しました。ありがとうございました!>

↓【地元の木材とみんなで作る商店街ベンチ】まちに新しいコミュニティを創る!https://faavo.jp/fukuokachuou/project/3081

なお、振込でのご支援は受け付けております。

maetano.pro@gmail.com

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