今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
この文章は2020年1月15日〜1月30日に、のぎー&かなが糸島を飛び出し、中米・キューバを旅行した時の記録です。
私たちは2015年にも、1年間で23ヵ国93都市を巡る「世界一周旅行」を経験しました!
みなさまの旅のご参考になれば幸いです。
キューバ第二の都市・サンティアゴ・デ・クーバは音楽の街です。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」という映画で世界的に知られる「ソン」という音楽の発祥地です。
街中にはいくつかのライブハウスがあり、音楽好きならばぜひ訪れて欲しいところ!
最も有名なのが「カサ・デ・ラ・トローバ(Casa de La Trova)」で、世界的アーティストのエリアデス・オチョアやコンパイ・セグンドを輩出したお店として知られています。
「カサ・デ・ラ・トローバ」の注目ポイント・魅力
注目ポイント・魅力を列記します!
注目ポイント1:2階建ての歴史あるライブハウス
カサ・デ・ラ・トローバは、1844年に創建された音楽ハウスで、街の中心にあるセスペデス広場の目と鼻の先にあります。
170年以上の歴史があるのですから、信じられないくらい古いですよね〜!
二階建てで、ミントブルーの外壁にクラシカルなテラスが迫り出しているのが特徴です。
1階も2階もライブの開催が可能で、時間帯によって会場が異なります。(入場料も異なります。)
1階は渋い!
壁一面に往年の名演奏家の写真がたくさん、たくさん貼られています。
1階は午後から夜の早い時間に演奏が行われているようです。
基本的にバンドというより弾き語りや数名でのシンプルな演奏が中心です。
2階はバリバリのバンド演奏会場です。
かなり広く、50人は余裕で入れます。
テーブル席が配置されていて、ゆっくりと音楽を楽しめますし、気分が乗ってくれば、一番前のダンススペースに繰り出して踊っても良しです!
170年以上続くライブハウスだけあって、木製椅子もとてもクラシカル!
パイプ椅子じゃないところに歴史を感じますね。
しかも革張りです。
椅子にゆっくり座ってアルコールを楽しみましょう!
キューバらしくモヒートがいいですね!
スッキリ爽快です!
他にもいくつかのロン系のカクテル(キューバリブレとか)や、ノンアルコール系ならばレモネード、水などもあったと思いますが、メニュー表がないので、うろ覚えです。ビールもあったと思います。
料金はどれも2〜3CUC(約215〜325円)ぐらいでした。
注目ポイント2:午後から深夜まで音楽を楽しめる!
その週のライブスケジュールは1階の入り口に掲げられています。
これは2階の会場のリストです。
入場料はPM6:00〜8:00が3CUC(約325円)、PM10:00〜AM1:00が5CUC(約540円)です。
深夜時間帯の方が盛り上がるという話だったので、私たちはそちらの時間帯に訪れました!
注目ポイント3:レベルの高い演奏!
なんと言っても、演奏のレベルの高さはびっくりするほどです!
キューバは社会主義国でほとんどの人が公務員、教育も無償です。
音楽に関しても才能があれば、無償で音楽学校で勉強も出来ますし、プロのミュージシャンも実は公務員な訳で、学校の先生が偉大な音楽家という場合もあります。
ゆえに、若くてもみんな圧倒的に演奏が上手い!圧倒的に歌がかっこよく唄える!
この週の土曜日の演奏は「セプテート・トゥルキーノ(Septeto Turquino)」
やはりとても上手い!
この日は土曜日だったので、観光客がとても多かったです。
東欧からの団体客のみなさんでした。
(社会主義国キューバはロシア、東欧、中国とやはり相性が良いようで、あちらこちらでそれらの国からの観光客のみなさんを良く見かけました)
テラス席でも踊る人がいます!
この日は週末だからか、音楽に合わせてダンスパフォーマンスもあり、とても盛り上がりました。
踊りも味わい深く、とても素晴らしいものでした!
みなさん大熱狂で、私たちも大興奮です!
注目ポイント4:ミュージシャンやお客さんとの交流も!
翌々日の月曜日もカサ・デ・ラ・トローバに出かけた私たち。
この日のバンドは「ソン・デ・ブエナ・フェ(Son de Buena Fe)」でした。
今日も素晴らしい演奏ですね〜!
やはり同一時間帯1組の出演なので、しっかりと選ばれた実力あるバンドが出演しているようです!
実はカサ・デ・ラ・トローバはマネージャーさんが素晴らしく、ここからまた素晴らしいミュージシャンを輩出しようという意欲が感じられます。
演奏中も時々前に言っては、なにやら言葉をかけたり、アクションで何かを伝えていたり。おそらくディレクター的な立ち位置なんでしょう。
すごいと思います。
本当に楽しそうに歌っている様子が伝わり、こちらも楽しくなります。
やっぱり音楽ってそうじゃないとね!
この日は月曜日で観光客も少なめ。
地元の人(といっても音楽関係者が多そう)も結構聴きに来ていましたよ。
やっぱり週末とは違って、会場の雰囲気にも少し余裕が感じられます。
中休みにはメンバーの人が席に寄ってくれて、ちょっとお話しながら、ボンゴ(太鼓)の叩き方を教えてもらいました。
こういう交流って本当に楽しいですね!
ありがとうございました!
カサ・デ・ラ・トローバ、本当に素敵な場所です!
最後に私たちの体験の様子を動画にまとめました。
ぜひ参考にしてください。
現代ポップ音楽の源流「ソン」とは?
「ソン」は1850年代にキューバのサンティアゴ・デ・クーバで産声を上げた、音楽ジャンルの1つです。
スペイン由来のメロディー部分とアフリカ由来のコーラスとの掛け合い(コールアンドレスポンス)が特徴的で、社交ダンスのルンバやチャチャチャ、マンボ、ラテンジャズ、サルサなどの源流であり、何と日本の歌謡曲もほとんど「ソン」と言っていいくらい影響を受けています。
その源流がサンティアゴ・デ・クーバにあると知れば、行ってみたくなりますよね〜。
特にソンを有名にしたのは、サンティアゴ・デ・クーバ出身のトリオ・マタモロスで、「ラグリマス ネグラス(Lágrimas negras)」や「ソン デ ラ ローマ(Son de la loma)」など、今でも歌い継がれる名曲を残しています。
ラテン音楽の世界ではカバーソングは著作権侵害というより、尊敬と敬意の証。
今でもかつての名曲をアレンジした曲をたくさん聴くことが出来ます。
下記の曲などもキューバ滞在中によくバンドが演奏していました。
- グァンタナメーラ(Guantanamera)
- チャンチャン(Chan Chan)
- コモ フェ(Cómo fue)
- ケ ブエノ バイラ ウステ(Que Bueno Baila Usted)
原曲を知っているとキューバ滞在がより楽しくなりますので、ぜひYou tubeやDVDなどで検索してから旅行を楽しまれてください。
キューバ音楽の歴史については以下の本が詳しいです。
「カサ・デ・ラ・トローバ」を訪れた感想
訪れて感じた個人的な感想を記したいと思います。
人によって目的・感じ方は多様ですので、下記の個人的な感想に関わらず、興味を持たれた場合は、訪問するのをぜひおすすめします!
個人的な感想
個人的には行けて本当に良かったなぁと思いました。
2階は入場料が現地の人的にはそこそこ高いので、週末は思いっきり観光客だらけになりがちですが、それでも演奏技術の高さには感動すると思います。
ミュージシャンの人たちも音楽が好きでやっているという雰囲気があって、とても楽しそう。
サンティアゴ・デ・クーバに来たならば、ぜひ一度は立ち寄って欲しい場所です。
観光名所情報
(※2020年1月現在の情報です) | |
名称: | カサ・デ・ラ・トローバ(Casa de La Trova) |
入場可能時間: | 午後〜深夜(2F:18:00〜20:00、22:00〜25:00) |
定休日: | なし |
料金: | 18:00〜20:00(3CUC)、22:00〜25:00(5CUC) |
HP: | なし |
住所: | Calle Heredia #208, Santiago de Cuba, Cuba |
地図: |
上記の「キューバ」情報は参考になりましたでしょうか?
その他の情報は以下のリンク先をご参考ください。
キューバ「サンティアゴ・デ・クーバ」のおすすめ観光ガイド
それでは良い旅を!
機会があればぜひ、福岡・糸島にも遊びに来てくださいね!
「癒し」と「わくわく」の糸島でお待ちしております!
**糸島観光&移住の相談ができる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
Itoshima Guesthouse Kotonoha
↓↓
糸島宿泊について調べる
お気軽な質問はコチラへ!
→LINE ID:@ikotonoha