今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
この文章は2020年1月15日〜1月30日に、のぎー&かなが糸島を飛び出し、中米・キューバを旅行した時の記録です。
私たちは2015年にも、1年間で23ヵ国93都市を巡る「世界一周旅行」を経験しました!
みなさまの旅のご参考になれば幸いです。
トリニダー郊外の世界遺産「ロス・インヘニオス渓谷(Valle de los Ingenios)」を蒸気機関車で巡る小旅行を体験しました。
マナカ・イスナガの塔などに行ける、約半日のツアーです。(行程やマナカ・イスナガに関する記事は以下のリンクをご参照ください)
この記事では、グアチナンゴ村(Guachinango)でのランチの様子をお伝えします。
まさかここで、キューバで一番美味しいコーヒーに巡り会えるとは!!
合わせて巡る、マナカ・イスナガの塔やサトウキビ工場跡について知りたい方は以下のリンク先をご参照ください。
「蒸気機関車でマナカ・イスナガへ」トリニダー郊外への小旅行(Part 1)
「蒸気機関車でサトウキビ工場跡へ」トリニダー郊外への小旅行(Part 2)
「グアチナンゴ」の注目ポイント・魅力
グアチナンゴは人口50人くらいしかいない小さな村です。
ランチのためだけに立ち寄る、とても観光ツアー的な場所ですが、私たちにとってはキューバで一番美味しかったコーヒーに出会えた場所でもありました!
注目ポイント・魅力を列記します!
注目ポイント1:農園主の家を改装したレストラン
マナカ・イスナガ、サトウキビ工場跡を巡って、最後に着いたのがグアチナンゴ村です。
機関車が停まった場所は駅でも何でもなく、レストランの前です。笑。
日本の格安バスツアーっぽさがあって笑えますが、ここに約1時間半滞在します。
このグアチナンゴ村とレストランについての説明もありました。
18世紀の終わりに農園が設立され、この建物自体は19世紀に建てられています。
農園主の邸宅だったそうです。
木製の柱に支えられた広いポーチやダイニングルームの奇妙の動物の絵など、当時のこの辺りの住宅にはあまり見られない様式が見られるとあります。
おそらくとてもお金持ちだったのでしょう。
青い木製の列柱が印象的なポーチにはテーブルが並べられ、食事が出来ます。
音楽隊の演奏もあります。
メニューはキューバの伝統料理が並んでいて、料金はなかなかいい値段です。
ハバナやトリニダーの旧市街にある、観光客向けのレストランとほぼ同じです。
ただ、「アイ川風のポークリブ(Costilla de Cerdo Río Ay)」とメニューにはすぐ近くを流れるアイ川(Río Ay)の名前が入っているので、ソースか何かオリジナリティがありそうで気になりました。
バーカウンターもあって、食事を取らなくてもお酒を飲むだけでもいいと思います。
広いお庭があるので、そこでゆっくりすればレストランやバーで飲食する必要はありません。
他のお客さんの中には、お菓子やパンなどを持ってきていて、それを食べている人もいました。
なお、馬の騎乗体験もここで出来ますので、アクティビティを楽しむのもアリだと思います!
キューバでは太陽光温水器を時々見かけました。
支援国だったソ連の崩壊やアメリカの経済制裁の影響で、石油などのエネルギー資源の輸入がとても大変なキューバではエネルギー自給の取り組みが見られます。
注目ポイント2:小さな食堂で、キューバで一番美味しかったコーヒー!
農園主の邸宅レストランで食事をしなかった私たちは、探検しようと外に出たら、馬に乗ったおじさんに声をかけられました。
「Cafe?」と聞かれたので、「Si(はい)」と答えて、着いていきました。
何だか面白そうだったので!
おじさんはすぐ向かいの家に向かっていきます。
どうやら自宅兼食堂のようで、カフェだけでなく食事も出来るようです。
家に近づくと、犬が走り寄ってきますが、基本大人しい子なので大丈夫でした。
風が通り抜けて気持ちがいい!!
隣では飼っている馬さんがいっぱいいました。
おじさんの特技は口笛で鶏を呼び寄せること。
一気にワサワサと集まってきました。すごーい!
おじさんは調理場からなにやらトレイを持ってきてくれて、それを覗くとなんと、焙煎したコーヒー豆でした!
なんと、おじさんの家族はコーヒー豆の農園も持っていて、自分のところの豆だた言います!!
正真正銘の地産地消コーヒーです!
しかもシングルオリジン(単一の農場内で栽培されたコーヒー)。
すごいぞ、これは!!
コーヒーの生産国キューバと言えども、普通に売られているコーヒー豆は様々な農園で作られた豆をブレンドして品質を安定させているので、基本シングルオリジンコーヒーは存在しません。
なんと、こんなところで出会えるとは!!
最初全く期待していなかったので、急にテンションが上がります!
なにやら調理場からゴリゴリする音が聞こえてきます。
おそらく手動ミルで豆を挽いているのだと思います。
抽出方法まで確認していませんが、キューバの家庭では直火式のエスプレッソが基本なので、おそらくそれでしょう!
ポットに入ったコーヒーが運ばれてきました。
一口飲んで、「あっ、うまい!美味いよ!!」と二人して興奮!
かなり深煎りだったので苦いかと思いきや、そんな味ではなく、むしろ円やかで柔らかい風味。
自家農園の新鮮なコーヒー豆を使っているので果実感も少し感じますし、砂糖がなくても飲める、ほんのりした甘さすらあります。
私たちは2週間のキューバ滞在中、ほぼ毎日コーヒー飲んでましたが、間違いなくこの食堂のコーヒーが一番美味しかったです!
おじさん、すごいな!
おじさんには色々と話を聞きました。
この周辺には50人くらいの人が住んでいて、自分は今は3人で住んでいると。
時々、近所の人がやってきて、ここでドンジャラやって遊んでいるそう。
おじさん、美味しいコーヒーをありがとう!!
ちなみに1杯1CUCでした。
注目ポイント3:スタンドバイミーごっこ!
さて、食堂を後にした私たちは、機関車が出発するまでもうしばらくあったので、すぐ近くに見える鉄橋まで歩いてみました。
線路脇にはバナナの木が見え、機関車のスタッフ曰く、陰にはコーヒーの木もあるみたいです。
その昔、中米グアテマラのコーヒー農園見学に行った時に、コーヒーの木は直射日光に弱いので、背の高い木で周囲を取り囲む必要があるんだ、と教わりました。
特にバナナの木が適任のようで、その話を急に思い出しました。
そう言えば、グアチナンゴ(Guachinango)の「nango」は中米の地名によく見られる接尾語で「〜の土地」というマヤ民族の言葉です。
この島国キューバでもnango系の地名があるんですね〜。おそらくマヤ系の民族が海を渡ってキューバに来た歴史があるのでしょう・・・
という訳で鉄橋まで鉄道の上を歩き、軽くスタンドバイミーごっこです。
そういう時間の過ごし方もありですね!
14:00にグアチナンゴを出発した機関車は、14:15にマナカ・イスナガを経由してから、15:10にトリニダーに無事戻りました。
約半日の楽しいロス・インヘニオス渓谷ツアーでした!
「グアチナンゴ」を訪れた感想
訪れて感じた個人的な感想を記したいと思います。
人によって目的・感じ方は多様ですので、下記の個人的な感想に関わらず、興味を持たれた場合は、訪問するのをぜひおすすめします!
個人的な感想
グアチナンゴは蒸気機関車ツアーにおいて、食事をするためだけに立ち寄る場所です。
日本の格安バスツアーみたいな展開ですが、観光客向けの立派なレストランで食事をするも良し、すぐ向かいの超ローカルな食堂で、私たちがキューバで一番美味しいと感じたコーヒーを飲むのも良しで、案外面白い経験が出来ました。
キューバの都市観光に疲れた時は、何もないキューバの田舎の風景に癒されるのも良いと思います!
観光名所情報
(※2020年1月現在の情報です) | |
名称: | グアチナンゴ(Guachinango) |
入場可能時間: | 9:00 – 17:00 |
定休日: | 無休 |
料金: | 入場無料(食事代などは別途) |
HP: | なし |
住所: | 不明 |
地図: |
「蒸気機関車でマナカ・イスナガへ」トリニダー郊外への小旅行(Part 1)
「蒸気機関車でサトウキビ工場跡へ」トリニダー郊外への小旅行(Part 2)
上記の「キューバ」情報は参考になりましたでしょうか?
その他の情報は以下のリンク先をご参考ください。
キューバ「トリニダー」のおすすめ観光ガイド
それでは良い旅を!
機会があればぜひ、福岡・糸島にも遊びに来てくださいね!
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