キューバ「トリニダー」のおすすめ観光ガイド

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今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!

2020年キューバ旅行記

この文章は2020年1月15日〜1月30日に、のぎー&かなが糸島を飛び出し、中米キューバを旅行した時の記録です。
私たちは2015年にも、1年間で23ヵ国93都市を巡る「世界一周旅行」を経験しました!
みなさまの旅のご参考になれば幸いです。

「トリニダー」という街

街の特色

トリニダー(Trinidad)」は世界遺産にも指定されている小さな街で、かつてはキューバのサトウキビ貿易の中心地でした。
旧市街はカラフルなコロニアル様式の建物が並び、写真映え間違いなしの人気観光地です。
音楽とアートが盛んな街で、多くのレストランやカフェで「ソン」や「サルサ」などのキューバ音楽の演奏が行われています。
またカンチャンチャラというサトウキビの蒸留酒にハチミツとレモンを入れたカクテルが名物!!
郊外のサトウキビ畑や巨大な廃工場を蒸気機関車で巡るツアーも人気です!

  • 人口・・・7.6万人
  • 面積・・・1,155k㎡
  • 標高・・・80m

地理・アクセス方法

トリニダーは首都ハバナから約300kmの距離にあります。
ハバナからは長距離バスでアクセス出来て、約6時間半かかります。

注目すべき「トリニダー」の魅力!

私たちが滞在中に感じた街の魅力を4つに分けてご紹介します!

  • 魅力その1「地酒・カンチャンチャラ」
  • 魅力その2「アートと音楽に彩られたカラフルな街」
  • 魅力その3「陶芸工房」
  • 魅力その4「蒸気機関車で郊外マナカ・イスナガへ!」

魅力その1「地酒・カンチャンチャラ」

カンチャンチャラ(Canchanchara)は、サトウキビを原料とした蒸留酒にハチミツとレモンを入れたカクテルです。
サトウキビを原料とした蒸留酒は「アグアルディエンテ(Aguardiente)」といい、直訳すると「燃える水」。
それを樽に詰めて何年も寝かしたのが「ラム酒(=ロン)」になります。

カンチャンチャラはトリニダーの名物で、世界的にはほとんど知られていませんし、キューバの他のエリアではほとんど見かけなかった気がします。

キューバオリジナルのカクテルです!
トリニダーに来た際はぜひチャレンジしてみてください。

ラ・カンチャンチャラ (La Canchanchara)

カンチャンチャラ

カンチャンチャラと言えばここ!
いつも多くの人で賑わっています。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ラ・カンチャンチャラ」トリニダー名物の地酒バー

魅力その2「アートと音楽に彩られたカラフルな街」

サトウキビ貿易で栄えたトリニダーの街は国際競争の激化に伴い徐々に衰退。
経済と権力が去った街に、栄光の時代に花開いた芸術と文化がそのまま残るのはよくある話で、トリニダーも例外ではありません!

レベルの高いアート作品やものづくりに出会えるのがトリニダーの魅力です。
また街を歩いていると、あちらこちらにペンキを綺麗に塗り直している光景を見かけます。
キューバでは壊れたものを修理する光景はどこでも見られますが、「見栄え」にもこだわるのはトリニダーならでは。街に対するプライドがインスタ映え間違いなしのカラフルな光景に繋がっているのだと思います。

アートギャラリーとライブハウス

旧市街には多くのアートギャラリーがあります。
自由に見学出来ますし、気に入った作品は国際運送会社経由で日本に届けるのも可能です。
また音楽が楽しめるライブハウスもいくつかあります。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「トリニダーのアートギャラリーとライブハウス」芸術が盛んな、キューバ世界遺産の街

インスタ映え間違いなし!カラフルな世界遺産の街

どこを切り取っても絵になるのがトリニダーの街並みです。
石畳の上を歩きながら、カラフルな色に彩られた街を散策するのもとても楽しいです。
女性はきっとウキウキしてテンション上がるでしょう!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「キューバ・トリニダー」インスタ映え間違いなし!カラフルな世界遺産の街

個性的な飲食店

トリニダーの人は独特のセンスがあり、個性的なインテリアのカフェやレストランが多数あります。
一部はかなり観光客向けで価格も高いところもありますが、探せば美味しくてリーズナブルなお店もあります。

詳細は以下の記事をご参照ください。

カフェ・ドン・ぺぺ(Cafe Don Pepe)

サンフランシスコ修道院のすぐそばにある、緑あふれる開放的なカフェです。観光客にも大人気で、昼過ぎはいつも混んでいます。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「カフェ・ドン・ペペ」屋外が気持ちいい、開放的なカフェ

タベルナ・ラ・ボティハ(TABERNA LA BOTIJA)

トリニダーで大人気の24時間営業のレストランです。
夕方から夜にかけては行列が出来ています!
名物は炭火を使った串焼きです。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「タベルナ・ラ・ボティハ」大人気の24時間営業レストラン

バー・レストラン・エスケッラ(Bar Restaurante Esquerra)

観光客向けのお店ですが、スペシャリテ「ロパ・ビエハ・デ・コルデロ(Ropa Vieja de Cordero)」は絶品!
ロパ・ビエハはキューバの郷土料理で普通は牛肉を使いますが、ここでは「ラム肉(子羊肉)」を使います。他のお店ではほとんど見かけない一品です。おすすめです!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「バー・レストラン・エスケッラ」珍しい、そして美味しい!羊肉を使ったロパ・ビエハ(Ropa Vieja)

魅力その3「陶芸工房」

トリニダーは「工芸の街」としても有名で、中心街から少し離れた場所に陶芸工房がいくつか集まったエリアがあります。
カンチャンチャラを飲む赤い陶器もトリニダー製です。
工房巡りもぜひ楽しんでください。

エル・アルファレロ・カサ・チチ(El Alfarero Casa Chichi)

キューバでもとても有名な陶芸工房です。
フィデル・カストロも視察に訪れたほど!
ギャラリー併設で気に入ればお土産も買えますよ!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「エル・アルファレロ・カサ・チチ」キューバでとても有名な陶芸工房!

カサ・アルファレロ・アサリエル・サンタンデール(Casa Alfarero Azariel Santander)

カサ・チチのすぐ隣にある陶芸工房で、同じサンタンデールファミリーの経営です。
キューバNo.1にも輝いた陶芸職人の工房です。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「カサ・アルファレロ・アサリエル・サンタンデール」キューバNo.1にも輝いた職人の陶芸工房

魅力その4「蒸気機関車で郊外ロス・インヘニオス渓谷へ!」

マナカ・イスナガの塔

トリニダーの鉄道駅から観光客向けの蒸気機関車が出ていて、郊外のサトウキビ畑などを巡るツアーが人気です。
トリニダー郊外の世界遺産ロス・インへニオス渓谷(Valle de los Ingenios)」にはかつて、広大なサトウキビ農園が広がっていて、それらは18世紀後半から19世紀にかけて、キューバ有数の富豪として知られたイスナガ家が所有していました。

今でもその名残が残っていて、かつてのサトウキビ労働者の監視塔「マナカ・イスナガの塔」や、サトウキビ工場跡(現博物館)旧農園主の邸宅(現レストラン)などを巡ります。
サトウキビ畑を縫うようにゆっくりと走る、蒸気機関車の旅をどうぞお楽しみください。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「蒸気機関車でマナカ・イスナガへ」トリニダー郊外への小旅行(Part 1)

「蒸気機関車でサトウキビ工場跡へ」トリニダー郊外への小旅行(Part 2)

「蒸気機関車でグアチナンゴへ」トリニダー郊外への小旅行(Part 3)

「トリニダー」のTIPS

両替

トリニダーでは両替所(CADECA)を見かけなかった気がしますが、日本円からCUCへの両替は、「Banco Financiero Internacional」で可能です。
セスペデス公園の前を通るヘスス・マリア(Jesús Maria)通りを東に1ブロック行ったところにあります。

Banco Financiero Internacional

なお、レートとしてはクレジットカードによるATMキャッシングの方がお得になる場合があります。
今回私たちはATM使っていませんが、欧米の観光客はATMからお金を引き出しているようでしたので、現金を持って行きたくない人はATMからキャッシングするのも良いと思います。

オススメは楽天のプレミアムカード
年会費は必要ですが、一部の空港ラウンジが使い放題の「Priority Pass」も無料で付いてくるので、旅をするにはとても便利です!

長距離バス

2020年現在、主に観光客用の長距離バスは以下の2種類。

(現地の人向けの安い長距離バスもあるようですが、乗った人を知らないです。)

Viazurのチケット販売所

トリニダーのバスターミナル
トリニダーのバスターミナル

Viazurのチケットはバスターミナルのオフィスで販売されています。
インターネットでも予約が出来ます。

なおViazurは、出発1時間前から乗車券の発券作業が行われるので、予約済でも一回バスターミナルのオフィスに寄る必要があります。(2020年現在、その際予約のコピーが必須!)

Viazurはバスターミナルが発着の起点です。
トリニダーのバスターミナルは中心市街地にあるので、移動は楽です。

Conectando Cubaのチケット販売所

セスペデス公園(Parque Céspedes)から鉄道駅方向に2ブロック向かったあたりに、Conectando Cubaの代理店「クバナカン(Cubanacan)」(地図)があります。

クバナカンのオフィス
クバナカンのオフィス

Conectando Cubaでは、トリニダーではいくつかの有名ホテルを巡回してピックアップしてくれます。
ホテル利用者はとても楽です。それ以外の宿泊場所をご利用の場合は、最寄りのホテルを指定して、そこでバスを待つようになります。

「トリニダー」のまとめ

トリニダーは世界遺産の街です。
カラフルな街並み、旧市街に集まるアートギャラリーやおしゃれな飲食店、夜まで盛り上がるライブハウスなど、キューバらしい写真映えスポットがギュッと詰まっている街です。
ただ、かなり観光中心の街なので、飲食店の価格設定は高めのお店が多いので、しっかりメニュー表を見せてもらってから飲食店を利用した方が良いかもしれません。

またサトウキビ貿易の中心地として栄えただけあって、郊外のロス・インヘニオス渓谷にはその当時の名残があります。
マナカ・イスナガの塔やサトウキビ工場跡など見所も豊富。
年代物の蒸気機関車に揺られながら、田園風景を巡るのもトリニダーならではの旅体験だと思います!


ぜひ旅の参考にして頂けると幸いです。

なお、これらの情報は2020年時点の話ですので、時が経つに連れ、情報が変わっている場合があります。
あくまで1つの情報として考えて頂ければと思います。
様々な情報源を参考に、安全で楽しい旅を楽しまれてください。

おすすめ!旅の参考本

最後に私たちがおすすめする旅の参考本をご紹介します。

まずは「地球の歩き方
定番ですが、簡単にWi-Fiが拾えないキューバでは重宝します。

また、「Amazing Cuba」もキューバに暮らした人独特の視点でスポットが紹介されているので、とても参考になりました。

そして、今回持っていけば良かったと思ったのが、「Lonely Planet
「地球の歩き方」は他のカリブ海の島々も一緒に紹介されているため、実際に行ってみるとキューバ情報が少し少なく感じます。
その点、「Lonely Planet」は一冊まるごとキューバで、飲食店情報も豊富なのでとても参考になるはずです!

ぜひ参考にして、キューバ旅行を楽しんでください。

キューバ旅行の参考情報

上記の「キューバ」情報は参考になりましたでしょうか?

詳しい情報はそれぞれのリンク先をご参考ください。
カリブ海の島国「キューバ」のおすすめ観光ガイドまとめ&TIPS!
キューバ「ハバナ」のおすすめ観光ガイド
キューバ「バラデロ」のおすすめ観光ガイド
santiagodecuba - 1 キューバ「サンティアゴ・デ・クーバ」のおすすめ観光ガイド

それでは良い旅を!
機会があればぜひ、福岡・糸島にも遊びに来てくださいね!

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