「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」ヘミングウェイが愛したモヒート！

今日も素晴らしい一日を！
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿（まえばるしゅく）ことのは」を運営する、のぎー＆かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます！

「ラ・ボデギータ・デル・メディオ（La Bodeguita del Medio）」は1942年創業のハバナの老舗バー＆レストランです。
なんといってもアメリカの文豪ヘミングウェイがボデギータのカクテル「モヒート（Mojito）」を愛飲したので、世界的に有名です。

“My mojito in La Bodeguita. My daiquiri in El Floridita”
「我がモヒートはボデギータに、我がダイキリはフロリディータに」
ヘミングウェイが残した有名な一節です。

世界的文豪が愛したモヒートをぜひ味わいましょう！

「ボデギータ」の外観・内観

外観

ボデギータはハバナ旧市街のカテドラル広場（Plaza de la Catedral）からほど近い、エンペドラード通り（Calle Empedrado）沿いにあります。

ストリートまで人が溢れかえっているので、すぐに場所が分かるでしょう！

内観

バーは、シックなカウンターだけのスペースに、壁一面にサインや落書きが書かれている、とても賑やかしい場所です。

狭いにも関わらず、店内には音楽隊が入り、サルサやソンなどの陽気な音楽を演奏しています。
とても楽しそう！

独特のイラストや有名人からの寄せ書きに目をやるのはとても楽しいですね。
それにしてもものすごい高い位置に落書きがありますが、どうやって書いたんでしょうか・・・
机の上に立って？？

想像を巡らせるだけでも興味深いです。

手前にバースペースがあり、脇の細い通路を抜け奥に行くとレストランになっています。

「ボデギータ」のドリンク

「モヒート」一択です。笑。
来る人はほぼ間違いなくそれを注文します。
バーカウンターにもそれを待ち構えるように、ミント入りのグラスがズラッと並んでいます。

ものすごい量のミントです。
かなりしっかり育ったミントばかりを使っていますね！
他のお店だともっとチョロっとした感じの場合も多いです。

1杯5CUCで、普通2〜3CUCのお店が多いので、かなり高めです。

モヒート（Mojito）

ミントの香りが高くて美味しい〜！


暑いキューバにはもってこいの爽やかさ！

バーカウンターにいるとモヒートをどうやって作っているかが分かります。
他のお店よりかなり多めにミントを加えていて、木の棒で20秒以上リズミカルにミントを潰して、香りを出していきます。
20秒ってかなり長いです・・・

他のお店ではこの潰す作業を省いたり、もっと簡単に終わらせたりするお店もあるので、「これはミント味のラム酒だな」と感じる場合もあるのですが、気合いを入れて潰したミントの芳香はこの上なし！

キューバ滞在中の2週間、ほぼ毎日モヒート飲んでましたが、やっぱりボデギータ！十分に美味いなと思います！

ヘミングウェイも仕事終わりに、こんな感じでもの思いにふけっていたんでしょうか・・・

モヒートとは？

モヒートの歴史

モヒートはラム酒にライムジュース、砂糖、ソーダ水に「イエルバ・ブエナ（Hierba buena）」と呼ばれるミントを加えたカクテルです。

イエルバ・ブエナとは「良いハーブ」の意味。

最近、日本でも人気が出てきたモヒートですが、それはキューバ発祥のカクテルです。

One theory is that an associate of English pirate Sir Francis Drake invented the mojito in Havana, following an unsuccessful invasion in the 1500s. As the story goes, his crew were suffering from scurvy and dysentery, two illnesses for which the local indigenous people were known to have medicine.

culture tripより

いくつか由来があるのですが、1つは以下のような話です。
16世紀にイギリス人の海賊が襲撃に失敗して、乗組員が壊血病と赤痢に苦しんでいました。それを治療するために、ハバナの先住民が持っていた薬（おそらくイエルバ・ブエナ）を使って作ったのがモヒートの原型となる飲み物だったそうです。
ただしそれは熟成されたラム酒ではなく、「アグアルディエンテ（Aguardiente）」と呼ばれるサトウキビの蒸留酒を使ったレシピで、現在では「エル・ドラケ（El Draque）」というカクテルとして知られています。
（アグアルディエンテについては以下の記事もご参考に！）

「ラ・カンチャンチャラ」トリニダー名物の地酒バー

なるほど〜。
他にも色々説がありますが、ボデギータは「ボデギータのバーテンダーこそがモヒートの考案者だ」と主張しています。

真実はどうなんでしょうか・・・
ただ、ソーダ水を使ったり、ミントをしっかり潰したりと今のモヒートのレシピを見ていると、バーテンダーがその発展に関わったのは間違いないと思います。

ボデギータの歴史

ボデギータは1942年創業です。

The place started as a convenience store in the middle of Empedrado Street—hence the origination of the bar’s name, which can be translated as, “the small store in the middle”. The owner, Angel Martínez, would sell snacks and drinks to some regular customers; these included a number of intellectuals who would hang out there after running errands. 

culture tripより

上記によれば、ボデギータは元々商店であって、「ラ・ボデギータ・デル・メディオ（La Bodeguita del Medio）」とは、「エンペドラード通りの真ん中にある小さなお店」という意味なんだそう。

真ん中のボデギータって意味分からんなと思っていましたが、上の記事を読んで納得です。

当時は常連客に向けて軽食や飲み物を販売していて、常連客の中には仕事を終えて飲みに来た知識人や文化人も多くいたとか。

その流れでヘミングウェイもボデギータの噂を聞きつけ通い始めたんでしょうね。

良く見るとバーカウンターには落書き禁止ってあります。
確かにカウンターには落書きありませんね。

奥のレストランでは観光客が壁にサインを書いていました。
そのうち店内はインクで真っ黒になるかもしれませんね〜。笑。

ボデギータは今となってはチェーン展開し、実はキューバ国内はもとより世界中にお店を持っていますが、ハバナのこの空間で飲むモヒートこそキューバの味です。

お店のまとめ

「ラ・ボデギータ・デル・メディオ（La Bodeguita del Medio）」は1942年創業のハバナの老舗バー＆レストランです。
世界的カクテル「モヒート（Mojito）」が考案された場所という説もあります。
ボデギータのモヒートはアメリカの文豪ヘミングウェイが愛飲したので有名です！
バーはいつも観光客で賑わっていて、うっかりするとストリートでモヒートを飲む羽目になりますが、乱雑な雰囲気がまたハバナのバーらしく、音楽隊も賑やかでとても楽しい空間です。
ハバナに行く際にはぜひお立ち寄りください。

店舗情報

「癒し」と「わくわく」の糸島でお待ちしております！

＊＊糸島観光＆移住の相談ができる宿＊＊
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿（まえばるしゅく）ことのは
Itoshima Guesthouse Kotonoha
↓↓
糸島宿泊について調べる

お気軽な質問はコチラへ！
→LINE ID：@ikotonoha