こんにちは!
夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
さて、「グアテマラ」で2015年1月7日に、私たちが体験したお話です。
グアテマラのコーヒーの歴史が分かる!コーヒー農園見学!!
今日はスペイン語勉強8日目!!
「課外授業」として、アンティグアの隣町ホコテナンゴにある、「La Azotea Centro Cultural(ラ・アソテア文化センター)」というコーヒー農園&博物館に行ってきました!
この先に博物館があるとは!というかんじで、まさに「知る人ぞ知る」観光名所です。
↑コーヒー農場の入り口
ここは元々大きなコーヒー農園だったそうですが、近年のコーヒー価格下落に伴い、敷地の一部を博物館に変えて、観光にも力を入れているそうです。
コーヒーも少量ですが、有機で生産しており、その生産・加工風景を見ることが出来ます!
グアテマラ・アンティグアは、本当に「高品質なコーヒー」で有名です!試しにお近くのスターバックスか、スペシャリティコーヒーを出すお店に行ってみてください。いくつかのお店では、アンティグアコーヒーを扱っているはずです!
高品質の理由としては、「火山に囲まれた」地域で、作物が育つのに適した土壌があるためと言われていますが、実際はそれだけではなく、効率・量ではブラジルに勝てるわけがないので、真逆の「手作業による」、「環境にも人にも優しい」農業を目指す必要があるためのようです!
コーヒーの世界に詳しくなると、世界経済にも詳しくなります。。。
併設の、音楽&マヤ民族博物館も興味深い!!!
この農場には、なんと「3つ」の博物館があります!!「コーヒー」と「音楽」と「マヤ民族」です。
まぁ、音楽もマヤ民族の音楽といえばそうなんですが、現在は、ヨーロッパ由来のギターやアフリカ人が持ってきたマリンバも演奏されるので、別枠に扱っているように思いました。
これがまた興味深いわけです。
↑ガイドの人が付いてスペイン語で説明します。(英語で出来るガイドさんもいるみたいです)
↑マリンバ。
アフリカ由来ですが、現在の形になったのは、「グアテマラ」だそうです!
木の板を彫って、「彫り」の深さで音色を表現する楽器や、動物をかたどった土器製のオカリナなど興味深いものばかりでしたが、一番興味深かったのは、「人形」です!(マリンバの写真の人形をよーく見てください!)
さて、日本だとマネキンはプラスチック製ですが、こちらでは何で作られているか、分かりますか???
実は、「トウモロコシ」の皮で作られています!材料費が安いからではないですよ。
マヤの人々は、トウモロコシを神聖視していて、自分たちは「トウモロコシ」の生まれ変わりだと信じています。
確かに、主食はトウモロコシですから、宗教抜きにしても、体はトウモロコシから作られているといってもいいのかもしれません。
ふと、日本には、私たちは「米」の生まれ変わりだという発想はないのかなぁと思いました。
念願のコーヒー博物館へ!!
私たち夫婦は、無類の「コーヒー好き」なので、グアテマラに来たからには、コーヒーにもっと接したいと思っていました。
だから、この博物館の存在をスペイン語の先生フリオに教えてもらってから、ずっと行きたいと思っていたのです!
コーヒーの果実を初めて食べましたが、チェリーのような甘い味でした!日本ではなかなか出来ない体験です!
実際に、コーヒーの歴史、世界的な生産・消費の話から、グアテマラの置かれている状況、この農園の歴史も詳しく教えてくれ、ほんとうに興味深かったです。
一本の木から一年の獲れるコーヒー豆は、実際には、たった「32杯分」のコーヒーにしかならないそうです。。
うーむ、もっと大切にコーヒーを飲もうという気分になります。
コーヒー農場の素朴な風景
そして、コーヒーを実際に作っている畑にもお邪魔することも出来ます!!
下の写真にあるように、アラビカ種の豆は、とても「弱い」ので大きな木で囲んで、直射日光を遮る必要があるそうです!
育てるのが大変だというのが想像出来ます。。。
ピッキングは「手で」行います。コーヒーの木が大きな木に囲まれていて、機械化が難しいとのことですが、おそらく「手で」ピッキングしたほうが、痛みが少なく品質も保たれるのだろうと思われます。
本当にこういうのは行かないと分からないですね。
ピッキング体験しましたが、1つの実をもぎ取るのも一苦労。
ベテランのおじさんは一瞬で「一枝」の実をもぎ取っていきます!すごすぎる!
この農場では30〜40人くらいの人が働いているとか。近隣の村々から「家族ごと」季節労働的な感じで集まってくるとか。だから農園内は子供たちが仕事を手伝っていたり、はしゃぎ回ったりしていてけっこう賑やかです。
「ラ・アソテア」はとても良い施設で、ゆったりと見学することが出来ますので、絶対におすすめできます!
ぜひアンティグアに来た際は、訪問してくださいね!
■La Azotea Centro Cultural(ラ・アソテア文化センター)
住所:Calle del Cementerio, Final, Jocotenango, Guatemala
入場料 : 大人50ケツァール(約750円、2015年現在)
行き方 : アンティグアの中心街から徒歩25分くらいで着くと思います。
(中央公園からも1時間に1回無料の送迎バスが出ているようですが、要確認です!)
または、以下のようなチキンバスに乗って、ホコテナンゴまで行く方法もあります。2ケツァール。
ただどこがホコテナンゴか分からないので、運転手さんに着いたら教えてもらうようにしたほうが無難です。
私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)