ボリビアの日本人に会いに行こう!サマイパタの賢人 「上間さん&浅野さん」 , Samaipata , Bolivia

こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「ボリビア」で2015年3月23日に、私たちが体験したお話です。

Don Gabriel こと 上間さん!

サマイパタの住民はみんな知っていると言っても過言ではない、上間さん

上間さんの存在を知ったのは、インターネット上のブログが最初だったと思いますが、訪問しようと思った直接的なきっかけはコパカバーナの宿で会った旅人が、「移住やボリビアの話、お仕事の話などが聞けて、とても楽しいのでぜひ行ってみて下さい」とお勧めされたからです。

サマイパタ自体にも移住者が多くて、面白いとの話でした。

ちなみに上間さんは、現地名がDon Gabriel (ドン ガブリエル)なので、もし訪れる機会があれば、「Donde esta Don. Gabriel, Japones?(ドンデスタ ドン ガブリエル ハポネス?)」と聞くと、みんな教えてくれます。

あまり家のない国道沿いにお住まいなので、探すとけっこうすぐに分かると思います。
私たちも国道沿いを歩く人やお店の人に何度か聞いて自宅を訪問しました。

「白いゲート」が目印ですが、呼び鈴はないので、ゲートの前から大声で「こんにちはー!」と、日本語で呼びかけるといいと思います。

正直、家が間違っていた場合、勝手に中に入ると泥棒と間違われるか、番犬が飛び出してくるか、いいイメージだけは湧かないので、ある程度の慎重さは必要です。
(サマイパタは田舎で、人もいい人が多いので、マナーさえ守っていれば、道案内とか、みんな色々助けてくれると思います。)

上間さんが出ていらっしゃったら、自分たちについて簡単に説明した後で、「お話を聞きたい」とか「可能であれば泊めていただきたい」と率直に切り出してみるといいと思います。

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上間さんは長年、無農薬の切り花栽培をされている方で、今は従業員を雇って指導されております。

今は一人暮らしですが、ご家族が他の移住地にお住まいだったり、JICAの隊員さんたちが遊びにきたりするようで、けっこうお客さんがやってくるお家のようです。

まさに「みんなのお父さん」ですね!

自宅兼畑なので、基本的に日中訪れたらお会い出来ると思います。

上間さんはダンディでお話し好きな方でした!
元々最初の移民先はアルゼンチンだったそうですが、政情不安があって、ボリビアに移られたそう。
(他にお会いしたヨーロッパ系の移住者もアルゼンチン→ボリビアって方が何人かいました。)

「微生物に任せておけば、あとは全部うまくやってくれる!」

上間さんのお言葉。花の栽培って農薬をものすごい使うみたいですが、農薬を使うと微生物がいなくなるし、体にも悪いし、結果的に大変になるとのこと。

伺ったのがちょうどお昼時だったので、お昼をご馳走になりました。日本の野菜がたくさん!同じサマイパタで農園をやっておられる浅野さんが作った有機野菜とのこと。うまい!ごはんも他の日本人移住区で作っているお米なので、まさに日本の味です!

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↑サラダとチキン。美味しかったな〜。そしてまさかの豆腐!!浅野さんが作ったものです。

ちなみに、上間さんは自分で食事を作るのは好きじゃないみたいなので、何か食事を作って差し上げるととても喜ばれます。

今日は、月に1度くらいのサンタクルスへの買い付けの日とのことで、サマイパタではなかなか手に入らない日本食材やお魚を買いにいくそう。
「また明日も遊びにおいで」と言われ、遠慮なく遊びにいくつもりです。笑
さらに色々なお話を聞けるチャンスです!

「野菜買うなら浅野さんのところへ行くといいよ!醤油も味噌も作っているし」とのことで、私たちは宿に荷物を置いた後に、浅野さんの農園へ足を運びました。

感動の「浅野さんの農園」

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↑浅野さんと。

浅野さんはボリビア在住50年以上の、大ベテランです。

元々仕事でボリビアに来ていて、その後本格的にサマイパタに定住をして、農業を始めたとのことです。

(【追記】移住時の詳細エピソードが「世界ナゼそこに?日本人」というテレビ番組で1時間程度紹介されました!You tubeの番組リンクを見つけたので、もし興味ある方は、記事の一番最後のリンクをクリックしてみてください。)

また呼び鈴がないので、入り口から大声で「こんにちはー!」と呼びます
なんとか声が届きました。笑

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↑農園の入り口。看板が目印。

上間さんに紹介して頂いた旨と野菜を買いたいと伝えると、「従業員に、買いたい野菜を伝えれば、畑から持ってくるから」とのことで、大根とキャベツをお願いしました。

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↑大根とキャベツを取りに行ってもらった様子。広い!

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↑大根とキャベツ!大根はまず売ってないので珍しいです!

ついでに畑も見せてもらうと、驚きの光景が!

 

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雑草が生え放題で、どこに野菜があるのやら!!
これまたいわゆる「自然農」の形態に近そうです。

今度は味噌を頂きにいくと、樽いっぱいの味噌が!すごい!
昔ながらの製法で作っているので、塩味が強いですが、同時に味も濃いです。
こんな本格的な味噌がボリビアの奥地で手に入るとは。。。

次に醤油を見せて頂きました。麹が生きているので、泡がブクブク、泡がブクブク。
ものすごく香ばしいアロマが漂ってきます。

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日本人なら幸せを感じますねー。

今度は豚さんがいるというので、小屋に行くと、臭いが全くしません!
畑の草とかを食べているみたいですが、変な食べ物とかは与えていないので、臭いがせず、ハエもいません!
すごい!

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話を伺うと、農業を始めた当初は、農薬を使っていたそうですが、自国で何でも賄えない「輸入国」のボリビアの場合、農薬や農業機材の値段は上がるばかりで、コストを考えると続けるのはばかばかしいと思って、有機農業に切り替えたそうです。

 

佳奈さんが涙!深い哲学を感じる浅野さんの農業!

浅野さんも上間さんと同じく、「微生物が大切だ!」と何度も仰います!
目には見えないけどね、と。笑

浅野さんの場合は、「採算が合う有機農業とは?」をとことん突き詰めたそうです。
多くの有機農業の形態は美味しい物が出来るが、手間がかかりすぎているとのこと。

浅野さんの農園では「自然界の循環」を大切にして、それを「人間が邪魔しない」ように心掛けているそうです。

微生物が増えると、ミミズなどの小動物が増え、植物が育ちやすくなる。植物が増えれば、それを食べる草食動物がやってくる。草食動物のフンが今度は土となり、微生物の働きをますます活発にするという循環です。

「やっぱりそれが分かるまで、何度か森に行きましたよ、自然とはどうなっているんだろう?ってね」

実際には、なかなかどうして良いか分からず何度も1人で森の中に足を運んだそうです。

「地表の15センチだけが大事なんですよ」

15センチ!!
確かに、自然界の土壌って雨が降っても、30センチ以上えぐれることは少ないし、そんなにえぐれたら土砂崩れなのでしばらく回復不能ですね。多くの生物が住んだり、卵を産んだりするのもそんなに深い土の中じゃないはずです。

そう考えると、自然界って確かに15センチの世界かも!?

もはや「哲学」ですが、このあたりまで話を聞くと、佳奈さんは感動して、涙が止まりません。私もジーンときて、心の底から来て良かったなぁと思いました。

こんな日本から遠く離れた辺境の地(今でもサマイパタって辺境ですが、50年前はどんだけ田舎なんだって思いますね)で、こんなにも深く農業を考えていた人がいたとは!

浅野さんは、微生物が働いてくれれば、極論、土地を耕す必要はない!と言います。
でも今では南米各国から研修生を受け入れたり、従業員もいたりするので、仕事として「15センチ」は耕すようにしているみたいです。笑

浅野さんは、自分の農法を惜しげも無く、講演などで紹介しています!
今となっては、この植物にこの虫が付いたから、水が足りない、水をやりすぎているなどということも分かるそう。
だから、必要な植物に必要なだけの水を上げるので、劇的に水の使用量も少ないとのこと。

「うちの農園は、おそらく収益率はボリビアNo.1ですよ、どんどんコストが下がっていますが、ますます品質は上がってます」

もはや「神業」ですが、「微生物に任せればいいんだ」って本当に何度も仰ってました。
あと「人間が余計なことをしないためには、賢くないとできない」とも。

浅野さんは、南米各地や日本でも講演するそうなので、いつもいらっしゃるとは限らないようです。
(でも農園自体は出荷があるので、いつでも開いているし、奥様もいらっしゃると思いますが)

私の友人・知人には、農業や飲食関係者、出版関係者が多いですが、もし機会があればぜひ浅野さんの話を聞いてみて下さい!本の出版もぜひ!と思います。

↓海外移住者を特集するテレビ番組にて浅野さんがご出演されまして、その番組内でのあらすじをまとめたサイトがありましたので、ぜひチェックしてみてください!
世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜|2016/06/27(月)21:00放送|テレビ東京|TVでた蔵

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのご参考になれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)