これぞオスマン帝国の力!豪華な宝石コレクションを持つ、トプカプ宮殿! , Istanbul , Turkey

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こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「トルコ」で2015年8月22日に、私たちが体験したお話です。

観光名所!「トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)」

トルコ・イスタンブールにいます。
今日は代々のオスマン帝国の君主が居住した宮殿である、「トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)」へ行きます!

今は博物館となっていますが、代々の君主が住んでいただけあって、豪華そのものとの噂です!特に、宝石のコレクションはものすごいとか!!

楽しみ!

トプカプ宮殿は旧市街地にあって、先日訪れたブルーモスクとアヤソフィアのすぐ隣にあります。
しかし、敷地が広いので、なかなか入り口にたどり着けません。笑。

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↑送迎の門。

入場料30トルコリラ(約1200円)を払って、門中に入ると、立派な中庭が。

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広い!さすがスルタン!

世界的なダイヤモンドにまつわる逸話!

おすすめは、庭園奥の「幸福の門」をくぐって、右手の建物の中にある宝物館
写真撮れないのが残念ですが、すごいコレクションです。

特に宝石は強烈!!!

これを見るだけでもオスマン帝国の繁栄の歴史が分かります。

 

世界最大のエメラルドもありましたが、個人的にインパクトが強かったのは、「スプーン屋のダイヤモンド」です!
なんと86カラット(17.2グラム)の、洋梨型にカットされたダイヤモンドの周りを、49個のダイヤモンドで2重に囲むという、超贅沢な宝石です。

こぶし大の大きさがあって、とにかくデザインが美しい!

多くの「有名ダイヤモンド」を紹介するウェブサイトには出てこないことも多いスプーン屋のダイヤモンドですが、非常にセンス良くまとまっていて、華があるジュエリーだと感じました。(一応、昔は宝飾・時計関係の仕事していたので、それなりに目は養われていますよー)

そういえば、有名ダイヤモンドのいくつかはパリの「ルーブル美術館」に展示されていて、確か見たと思うのですが、あんまり記憶にありません。
たぶん、まとめてショーケースに納まっていたからインパクトに欠けていたのかもしれません。個別にしっかり展示してもいいのに〜。もったいなし!

ちなみになぜスプーン屋のダイヤモンドというかというと、昔、漁師がダイヤモンドの原石を広い、そんなに価値があるとは思わず、スプーン屋で3本のスプーンと交換したという逸話があるからです。

まぁ、有名な宝石について逸話を調べると「漁師が見つけた」とか「農民が拾った」とか「少女がごみ捨て場から持って帰ってきた」とか、色んなパターンありますが、ダイヤとかエメラルドの原石がそのあたりの道端に落ちてるわけないですから!笑。

鉱山の地中深くから原石は採ってくるものなので、「庶民が拾った」逸話があるのは、持ち主が代わって、その出自が分からなくなったか、あるいは意図的に出自を隠す必要があったかのどちらかではないかと思います。

戦で国や街や歴史的建物が破壊されても、高価な宝飾品は壊されません。たいてい新しい持ち主のものになるか、行方不明になるかです。

「ダイヤモンドは永遠の輝き」なんてフレーズもありますが、時代が変わっても滅びない宝石の魅力って何なんでしょうか?

おそらく石に対する信仰は石器時代に育まれたんでしょうが、未だにその価値観は潰れることなく生き残っているんだなぁと思いました。色々な逸話も含めて、宝石の面白さに触れることが出来た「スプーン屋のダイヤモンド」でした。

 

おすすめの場所「バーダット・キョシュキュ(Bağdat Köşkü)」

トプカプ宮殿でおすすめの場所は、「バーダット・キョシュキュ(Bağdat Köşkü)」と呼ばれる、最も奥にある施設です。

ムラト三世が1638年にバグダットを再征服した記念に建設された施設で、実際は儀礼の間や参与のための図書室などとして使われたようです。

とにかく青いタイルの内装が目を引く建築群で、「トルコの伝統宮殿建築の最後の様式」が見れるとても貴重な場所です。

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↑抹茶色の天井裏と黄色の格子模様が独特です。少し東洋的な趣も感じます。

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↑内装。赤い天井タイルと青い壁タイルのコンビネーションがいいですね。

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↑真珠貝と亀の甲羅がはめ込まれた扉

真珠貝をこの幾何学形にきれいにカットするのは、案外大変そうな気がします。職人技術の粋が集まっている印象です。

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↑植物の模様を基調としたタイルパターンが美しい。

イタリアのシチリアで見たタイルは、真っ赤な太陽や黄色やオレンジの花が咲き乱れるような感じで、華やかな印象でしたが、イスタンブールで見るタイルは、イスラム教芸術的な幾何学パターンを多用して、とてもタフそうな草花がモチーフとなっていて、ものすごくパワフルな印象があります。

同じタイルでも地域が異なれば、全く違う雰囲気を持ちますね。面白い。

ここまで見て、とても満足したので、ハーレムには行きませんでした。
それでも、オスマン帝国の栄華が分かる、興味深い観光が出来ました。
トプカプ宮殿おすすめします!

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)