こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
せっかく一年に渡っての世界一周の旅から戻ってきたので、私たちなりに「世界一周旅行のススメ」を3つのポイントに分けて、書いてみたいと思います。
行くべきか?行かざるべきか?
行くべきです!
即答ですが、「世界は広い」と痛感するのは長い人生において必ずプラスになると思います。
日本にいると「当たり前」で済ませれることが海外に行くとそうではないことはザラです。
グアテマラでスペイン語勉強のためにホームステイしていたお家(私たちの先生のお母さんの家)では、毎日のように、車で10分ぐらいの場所に住んでいる息子(=私たちの先生)や孫が遊びに来てきました。
「日本では毎日親に連絡取ったり、頻繁に訪れたりはしないよ」と先生に言うと、ものすごく驚かれました。グアテマラの一般家庭ではありえないようです。
とにかく、その「家族」を大切にする姿勢は、自分の身を振り返ると「尊敬」さえします。
グアテマラの場合、平均寿命が短かったり、おそらく諸々の食習慣から突然亡くなる人も多かったりする背景があると思いますが、それでも年配者や先祖に対する敬意がとても強いと感じました。
グアテマラでなくても、家族を大切にする姿勢は世界中あちらこちらで見かけました。
特別なお祭りの時期や連休などでは駅やバスターミナルで家族が帰省する人をハグしてお迎えしている光景は当たり前です。
日本の場合は、この「家族の連帯感」はいつの間にか希薄になっている気がします。経済一辺倒で家族や地域社会のあり方に関して、考える人がほとんどいなくなったからかもしれません。
今の日本で、家族や地域の将来像に不安を感じている人は多いと思います。世界を巡ることは、「家族や地域問題のヒント探し」になるはずです!
私たちも帰国してすぐ、実家の大掃除を手伝ったり、足腰の弱ったおじいちゃんのお世話をしたり、母親の実家のみかん農家のお手伝いに出かけたりと、今までやらなかったことを一生懸命しています。こういうのを「当たり前」だと思ってやれるのは、やはり世界で異なった価値観に触れたからだと思います。
スペイン語の先生は「グアテマラは金持ちではないし、真上にメキシコやアメリカという、土地も人も物もある大国が控えているから、今後もグアテマラが台頭するのは難しいし、政治的にもいっぱい問題あるけど、家族が身近にいて、あくせくせずに、身の丈に合った生活が出来ているのがとても好きだ」と言いました。
家族が大切だってはっきり言えるのはすごいですし、お手本にしたいとも思いました。
日本にいると常識だと思う価値観でも、世界人口70億人の中のたった1億人程度の価値観でしかないと気付くだけでも、気持ちに余裕が生まれるのではないでしょうか。
1週間のバカンスじゃダメなの!?
確かに、会社の休みで1週間や10日程海外へ遊びにいく人も多いと思います。
わざわざ世界一周しなくてもと言う人も多いと思います。一体何が違うんでしょうか?
念のために断っておきますが、便宜的に世界一周と言っていますが、「日本へ帰ることなく、別の国から別の国へ旅すること」という意味です。
その世界一周の醍醐味はズバリ「情報が少ない中で、進路を自分で選択する」ことだと思います。
行きたい場所や予算は人それぞれなので、人と行程が被るのはまずありません。自分で選ばないといけないのです。
私たちも前日に行こうと思っていた行き先を、翌日バスターミナルに着いてから「混雑しすぎていて遅延がヒドイかもしれないから、やっぱりあっちに行こう」って行き先を変更したこともありますし、空港までタクシーでしか行けないのに、朝タクシー乗り場に行ってみると、「今日はストだよ」って言われたこともあります。
往復航空券で行く短期間の旅行では味わえないトラブルがいっぱいです。笑。
判断力が磨かれるのは、世界一周の副産物ですねぇ。
そして、1週間程度では行けない、ローカルな場所にも行けるのもポイントですね。
ボリビア・サマイパタに行けて本当によかったなぁと思いますが、日本から行こうと思うと本当に大変すぎてまず行こうと思わないでしょう。(サマイパタ体験記もチェック!)
人にお世話になってもいいと思えること!
これは日本では「人の世話にはならない」「人の迷惑にはならない」生き方や価値観が一般的だと思われるので、真逆のようですが、実際に世界一周していると誰かの助けを借りることは必然的に起こります。
言葉が通じなくて困っていたら通りがかりの人が通訳をしてくれたり、行き先がどうしても分からずお店の人に道案内をお願いしたり、宿探しを手伝ってもらったりと、日本だと「自分でどうにかしろ」と言われそうなことでも人の助けが必要なことはいくらでもありました。
行きのバスで偶然出会った人に宿探しを手伝ってもらいました!
私たちにしてみれば、感謝ぐらいしか出来ない、何もお返しが出来ないわけですが、やっぱりそんな恩を受けると、今度は「誰か困っている人がいれば、助けてあげよう」と自然と思えるわけです。
旅の途中で、他の旅人が宿が見つからなくて困っていそうだったので、声をかけて、「それなら、あそこだよ」って教えてあげたこともありました。
私たちは1つの町に比較的長く滞在する旅を続けてきたので、案外町に詳しかったのです。笑。こうやって誰かの世話をするっていうのは全然迷惑ではなくても、むしろ「良いことしたなぁ〜」って気分になるから不思議です。
恩を直接返すことは出来なくても、次に「回していく」。
そんな発想の方がみんなハッピーなんじゃないかなと思いました。
世界一周をすると多くの人はおそらく私たちと同じ考え方になると思います。だって絶対に誰かにお世話かけますから。笑。
そんな価値観になれるのは、世界一周したからとしか言いようがありません!
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