まるで茶道のような美しい所作!寿司と一品料理の「旨海寿(しみず)」でランチ!

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こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

「糸島で魚を食べるならどこが良いか?」

なかなか迷う質問です。
漁港がたくさんあって、素晴らしい職人さんもいっぱいいる糸島では、多くのお店で新鮮で美味しい魚介類が楽しめるので、正直どこかに絞るのは難しいです。

では、カウンターの目の前に座って、まるで茶道のお点前を拝見しているかのような気分になりたければ、南風台のいとしまstyle 旨海寿(しみず)さんをお勧めします!

↓旨海寿(しみず)さん外観
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地元の人たちに愛される名店

新興住宅街の中にあって、こんな場所に美味しいお店があるのかな?って思ってしまいますが、糸島のグルメ友達の中にも多くのファンがいます。

初めてランチへ行きましたが、オープンから、大賑わいで予約必須でした!
近所のお母さん友達や家族連れが多いですねー。
(平日は、13時過ぎには最初のお客さんがお帰りになるので、予約し損ねた場合は13時過ぎを狙うのもアリかもしれません)

私たちは予約を入れて、運良く、カウンターに座れました。

↓棚にはキープのボトルがびっしり!
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ものすごいボトルのキープ数です。2013年にオープンして以来、地元の人に愛され、常連客が多いのが分かります。そして巨大な木がお店のど真ん中に鎮座しております。インパクト抜群です。

↓生け簀で泳ぐ魚たち
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ネタが新鮮でしょう、間違いない。

旨い寿司は、カウンターで食べるともっと旨い

↓大将の清水さん
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(注意:お仕事に集中されてますので、店内を撮影される際は、お店の方に一声おかけするのをお勧めします。)

カウンターに座っている間、私たちは清水さんの所作の美しさに惚れ惚れしました。
とにかく動きに無駄がなく、的確で素早い

海苔巻きも、シャリの載せ方や具材の置き方、巻き簾での巻き方など一寸の隙もないほど鮮やかで、それだけで「すごーい!」って歓声をあげていました。
お茶会で、素晴らしい先生のお点前を拝見しているような気分でした。

まな板を置く布巾の位置や刺身を切り終わった包丁を置く位置まで、決まりがあるようで、それを手に取るしぐさに全く迷いがありませんでした。

私が家で調理してると、「あれ、布巾どこに置いたっけ!?」ってなってしまいますが・・・

テーブル席や個室で食べても美味しいんでしょうが、清水さんの所作を眺めながら、カウンターで食べた方がもっと旨く感じると思います。

清水さんは糸島出身で、これまで博多や東京などの寿司屋で修行されたそうで、キャリアは20年を誇ります。
地元に戻ってこられて、「糸島産の海鮮」を中心とした寿司・一品料理を出すお店、旨海寿(しみず)を開かれたのです。

お店のキャッチフレーズに「いとしまstyle」と銘打っておられるのは、そんな理由からです。

ランチは本当にお得で、日替わりランチ(1026円)、寿司ランチ(1296円)、海鮮丼ランチ(1458円)などのメニューはそれぞれ、小鉢やサラダ、汁物、茶碗蒸し、さらに水菓子、コーヒーまで付いてこの値段です。

感動の美味しさ

↓日替わりランチ
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豪華ですねー。これで1000円ぐらいでいいのかと思ってしまいます。この日は日替わりは刺身でした。

↓刺身をアップで!
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右から、ヒラス(ヒラマサ)、ヤヒロ、マグロ、タコです。

ヒラスを一口食べて、「うわっ、滑らか!!」って思わず声が出てしまいました。
それぐらい、初めて食べる食感でした。

「なんで、こんなに滑らかなんですか?」って聞くと、「・・・やっぱり新鮮ですからね」とおっしゃってましたが、刺身は包丁の入れ方切る人の手の温度によっても食感が異なってくると聞いたこともあるので、やっぱり熟練の技なんでしょうね。

またマグロもマグロの味がしっかりします。糸島ではマグロは普通獲れないので冷凍ものが多くて、全然味がしないってこともあるのですが、旨海寿では、長崎産の生マグロを使っているので、久々に本物を食べた感じがしました。

わさびは本わさびを使っておられるので、最初はツンときますが、それっきり辛味がスッと引いていくので、刺身をいい具合に引き立てます。

美味しいです。

↓寿司ランチ
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↓寿司をアップで!
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寿司もうまいです!
シャリの酸っぱさと甘みもちょうどよい塩梅で、ネタによく合います。

握り寿司は日本人はみんな好きだと思うので、それぞれ一家言あると思いますが、やっぱり酢飯の上に載った刺身ではないんですよねぇ。
ネタの厚みやシャリの大きさ・味付けとも関係すると思いますが、個人的には、ネタとシャリに一体感があると美味しい寿司だなぁと感じます。

旨海寿の寿司はまさにそんな感じ。佳奈もとても感動していました。
実は早速、宿のお客さんにも勧めたら、食べに行かれたようで、「20年のキャリアであの寿司は大したもんだよ」と感心しておられましたよ。

↓茶碗蒸しと小鉢
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茶碗蒸しと小鉢も抜かりなしでした。茶碗蒸しも椎茸の旨みが出ていて、とても美味しかったですし、小鉢の里芋も上品な出汁で味付けされていました。

↓水菓子とコーヒー
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さらに、ぜんざいとコーヒーまで!!
めちゃめちゃ、ゆっくり出来ます。

平日は13時以降はけっこう空きますが、それまではお客さんが次々にやってきます。予約していなくて断られた人もいらっしゃいました。
なんとなくのんびりしているとソワソワしそうになりますが、清水さんは「ウチはお客さんが一度座られたら、のんびりと楽しんでもらうようにやってますので、ゆっくりとしていってください」とおっしゃいます。

焦らずにランチを楽しむことが出来ますよ〜!

魚だって地産地消が一番だ!

私は大学時代は東京で過ごしましたが、建築学科の課題で、「築地市場の再開発」というテーマがあったので、築地には足繁く通った頃がありました。
高級店には行っていないですが、調査と称して、相当数の海鮮丼屋や寿司屋には行きました。(何の調査だ。笑。)

そんなわけで勝手に舌が肥えたのですが、築地の魚がやはり日本一かというとそうは思いません。

築地には全国各地から魚が揚げられますが、やっぱり、「地産地消」。新鮮さや旬を考えると、地元で獲れた地魚を地元で食べるのが一番です!
無駄なコストもかからないので、リーズナブルですしね。

プロの寿司職人なら、私以上にそう思っているのではないでしょうか。

清水さんは糸島の出身で、地元産の魚にこだわっておられます。先輩や後輩には漁師や漁協の人も多いので、そのネットワークで仕入れているそうです。地元産にこだわると、季節間の変動や不漁だった場合などメリットばかりではないそうですが、それでも地元産をできる限り使っていきたいそうです。

今度はディナータイムにもお邪魔したいですねー。夜はコース料理が3240円(計8品)からあるようです。

駐車場は道を挟んだ向かい側です。
建物のお隣ではないので注意しましょう。

明日も糸島を楽しみます!!

店舗情報

店名:いとしまstyle 旨海寿(しみず)
営業時間:11:30-14:00、17:30-21:30
定休日:月曜
住所:糸島市前原駅南3-19-39
HP:https://www.facebook.com/susisimizu/
地図:

(※2017年1月現在の情報です)

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)