こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
先日、糸島の志登(しと)神社に行って参りました。糸島地方唯一の延喜式内社です。延喜式は、西暦905年に編纂を開始した法令集で、その中に神社として載せられるのはとても格が高いと言えます。
何だかほっとする、護られた空間。
かつて、糸島は半島両側の湾がもっとぐっと入り込んでいて、志摩エリアは本当に「島」のようだったと言います。
唯一、志登神社付近でかろうじて陸地が繋がっていたようで、それゆえに、この付近は特別な場所だったと言います。
すぐ近くには、「志登支石墓(しせきぼ)群」という遺跡があります。
支石墓(しせきぼ)は石柱の上にどでかい石の屋根を載せたお墓の一種で、ヨーロッパではドルメンと呼ばれ、フランスやイギリスによく見られ、アジアでは韓国などでも見られます。
一説によれば、糸島がドルメン分布の世界の最東端だとも。
世界との繋がりを感じますね。
そして、その支石墓のそばにあるのが志登神社です。
祀られているのは、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で、海の神様と言われています。
現在の地形では海ははるか遠くにあるので、昔の地勢を知らないと、なんで海の神様がここに!?って思うかもしれません。
真新しい拝殿です。
なぜ新しいかというと、2014年に火災にあって消失したからです。その際に大切な絵馬なども消失したそう。
むむ、とても残念です。
しかし、地域の人の再建にかける想いは熱く、翌年には再建されました。
今の時代に、そう簡単にはお金は集まらないと思うのですが、やはりそれだけ大切にされてきた場所なのでしょうね。
ふとあたりを見回すと、小高い木々に全体が囲まれているのに気づきました。
建物は消失しても、樹々はまだ生き残っていたんだなぁと思い、ちょっとだけホッとした気分になりました。
本殿も見事です。
光が通り抜ける場所!
本殿の裏に回り込みます。すると真裏に灯篭があります。
何やろー!?と思って覗き込むと、勾玉のような型が取られていて、しかも穴が開いています!
実はこの本殿の裏側は、方位としては東北東に向かっていて、夏至の時の日の出方向と一致します。
ということは夏至には、この勾玉の穴から光が本殿にちょうど差し込む瞬間があるというわけですね!
フィールドワーク 糸島の延喜式内社 「志登神社」|糸島魅力みつけ隊より
そして参道は冬至の日の入り方向に向かってい
こうやって昔の水位を反映した地図で見ると、志登神社の位置は、思いっ切り陸と島側の接点にあって、東と西の両側の海に目を光らせるような場所だと分かります。
軍事的に考えても要のような場所だったんでしょうね。ものすごく特別な場所です。
その証拠にこの木を見てください。
何の木でしょう?
花が咲いていますが、分かりづらいので、アップで見てみましょう!
何と、椿です。いやいや、椿って庭木でしょう。せいぜい数メートルの高さのはずなのに。10メートルは確実に越えているんじゃないでしょうか。ビックリ!
いろいろ調べてみると、椿はまれに10数メートルになるようですが、成長が遅い木なので相当な年月を要するようです。うーむ、すごい。
でも、志登神社はそれだけじゃないんです。
明らかに倒木ですよね。でもなぜか分かりませんが、倒木から太い枝が伸びて、緑が生い茂っています。
むむ!?どういうこと?
倒木だよね!?
根元に目をやると、半分明らかに根が浮いてる。こんなことってあるんですね。
土地のエネルギーが半端ない証拠じゃないかと思います。
まさかと思ったのですが、生きている倒木は一本だけじゃありませんでした。
倒れながらも、周りの木々に巻きついておるような・・・
ヤバイな、志登神社。かなり神ががっている気がします。
いろいろな奇跡を目の当たりにして、とても衝撃を受けました。
糸島には興味深い神社やお寺がいっぱいありますね。ぜひ糸島観光の際は、神社やお寺にも足を運んでくださいね。
明日も糸島を楽しみます!!
名所情報
神社名:志登神社(しとじんじゃ)
住所:糸島市志登82
HP:なし
地図:
(※2017年4月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)