こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
2017年5月3日に開催した「糸島映画祭 いとシネマ」。
資金調達のためのクラウドファンディングを実施したのですが、そのご支援の「リターン(お返し)」として、私たちによる「糸島案内」を行いました。
先日、ご支援者の「ご両親」をご案内しましたので、そのレポートです。ご両親に旅行をプレゼントされるとは本当に素敵です!クラウドファンディングはこういう使い方も出来るんですね!
友人によく会う!のが私たちのツアーの特徴
今回ご案内するのは、福岡市内にお住いの江藤さんご夫婦で、リクエストは、またいちの塩とランチの陶翠苑以外はお任せということでした。たくさんのお店が糸島に出来たのはごく最近のお話なので、お近くにお住いでも、なかなか調べきれないのが実情だと思います。
ご夫妻の趣味も参考にしながら、二人とも楽しめるようなコースでご案内してみました。
まずは志摩津和崎にある、直売所「志摩の四季」です。ここは漁協の直営なので、お魚が豊富です。買わなくても活気のある場所ってやっぱり楽しいですよね。
商品を見ながら、「ネズミモチは昔、家の庭で作っていたな〜」とか思い出話が飛び出します。
私たちの場合、糸島をウロウロしていると、ばったり友人に会います。これが私たちの特徴でもあり、案内される人によっては嬉しいポイントだと思います。現地の人との触れ合いは記憶に残りますから〜。
たまたま買い物中の、帽子作家さんの和田さんに遭遇。今は年に何度かの糸島産のあんずが出荷される時期だとか。お〜ありがたい情報を教えてもらいました!ありがとうございます!
そして、糸島といえばの名物クマさんにも遭遇です。
世界一のおもいで屋 一力寿司の大将の西原さんです。たまたま素顔でいらっしゃったところに遭遇して、「うちら案内中なんですよ〜」と言ったら、クマさんに早変わりしてくれました。
思いっきりプライベート中なのに、さすがのサプライズ精神です。ありがとうございます!
奥様も大喜びです。糸島ってこういうところが面白いんです〜。
さて、次に糸島のクラフト作品が勢ぞろいする「いとしま応援プラザ」に向かいます。
奥様がクラフトが大好きとのことで、糸島の作家さんの作品を見て回ります。ギャラリーを持っていない作家さんも多いので、いとしま応援プラザはとても貴重です。
やっぱりそれぞれの作家さんで世界観が異なるので、見るだけでも楽しいですね。私たちも宿で使うものはなるべく糸島の作家さんの作品にしたいと思っているので、細かく見て回りました。
さて、その次は、リクエストにお答えして、「またいちの塩」です!大人気の塩の工房です。
本当に絵になるような素敵な青い空です!
透明度が高い!前日の天気がいまいちだったり、風が強いと濁って見えるのですが、かなり幸運でしたね〜!
そしてまたまた友人に遭遇!Studio Kuraのアレハンドロさん家族でした〜!!
なんとご両親がスペインから来日中!そこに見事に遭遇です!
私たちも久々にスペイン語話せて嬉しかったです。一回頭で考えないとスペイン語が出てこなかったので、そろそろ復習開始ですね!
いつ来ても、よくこんな設備自力で作ったな〜って思います。この場所に来ると、目の前の綺麗な海の水が、やがて塩になる過程がリアルに分かります。いかに重労働かも分かります。
その場に行くと、またいちの塩の「価値」を肌で感じられます。それが何より大切ですよね。今は誰が作ったか、どうやって作ったかも分からない食品が巷に溢れていますから。
お二人とも山登りが趣味だそうですが、「海もいいね〜」っておっしゃってました。良かった!
聖地・桜井大神宮へ
ここで、食事に行くまでにまだ時間があったので、桜井大神宮へ!
やっぱり緑がいっぱいの場所に行きたいなと思いまして・・・
緑がより一層深まってきています。いいですねぇ。
佳奈と奥様は蟻地獄を見つけて、楽しんでいます。奥様は「発見」が上手で、「これはムサシアブミね〜」とか「ドクダミの香りね〜。昔は虫刺されの時に患部に付けたのよ〜」とか、すぐに色々なことに気付きます。
本当に勉強になります。やっぱり「体験」して覚えた知恵はいつまで経っても身についたままなんでしょうね。
極め付けはこの美しい水玉模様。木漏れ日ですが、いつもこんなんじゃありません!
空を見上げると、太陽が本当に真上にあります。斜めから光が差したら、光の粒はもっと間延びするはずなので、おそらく1日のうちのほんの数十分の間だけの現象だと思われます。
まー、なんて幸運!
大神宮もとても凛とした佇まい。この日は真ん中にある建物が「中殿(ちゅうでん)」だと神主さんに教えてもらいました。一番奥の「本殿」が神様がいるところ、手前の「拝殿」が私たちがお参りするところ、そして中殿が神主さんたちが神事を行うところとなります。
今まで、真ん中の建物の目的が分からなかったのですが、ようやくすっきりしました。
ご神木に手を廻す佳奈。本当に大きいですね〜。自然の雄大さを感じます。
名物の炙り鯖寿司!@陶翠苑
お昼はリクエスト通りの陶翠苑にやってきました!カフェ&ギャラリーなのですが、実は「炙り鯖寿司」が有名なのです!
場所は志摩野北の海沿いなのですが、山を少し登ります。この先にお店があるのかな〜という小さな道をくねくね登った先に陶翠苑の赤い旗がたなびいていました。
↓陶翠苑
ものすごいロケーションです!大きく切り取られた窓からは、山の緑が広がり、遠くには海も見えます。私たちも初めて来たのですが、抜群の景色にびっくりしました。
そして、またアレハンドロご家族と遭遇!笑。
ここも被るとは!!
話を聞くと、ほぼ来日する度に陶翠苑に来るのだとか。超お気に入りだそう。確かに京都の雰囲気にも通じる落ち着いた雰囲気がありますね。
ランチは、田舎の昼飯膳(900円)を注文しました。炙り鯖寿司、梅そば、胡麻豆腐のセットです。
この炙り鯖寿司の密度がすごい!パッと見て、寿司3貫に梅そばだけでお腹いっぱいになるかなと思ったのですが、ご心配なくでした。笑。思いっきり押し固められているので、想像以上のご飯の量です。
鯖の厚みもしっかりしていて食べ応え十分。一晩特製のだしに漬けてあって、くっきりとした旨みが感じられます。
また鯖寿司に、梅そばの爽やかさがよく合います。わさびも本わさびで辛味が後を引かず、さらりと味わえますね。美味しかったです。
アイスクレームブリュレセット(930円)です。クレームブリュレは、表面のカラメルを焦がしたカスタードプリンですが、陶翠苑の場合は、冷やしたカスタードプリンの表面を焦がすので、冷たさと温かさを同時に感じられる不思議な食感です。
女性陣に大好評で、しばらく待って、溶け始めた頃が美味しい!と言っておりました。このデザートを食べにここに来るのもありですね。
山奥にポツンとあるお店で、穴場感もあってとてもオススメです。なお、イベントなどにもよく出店されておられるので、そちらもぜひチェックされてください。
そして、本来こちらはギャラリーです。一階にギャラリーがありますので、お気軽に足を伸ばしてみてください。
とても楽しいランチでした。
炙り鯖寿司をお土産に持って帰ろうとしたところ、在庫がなかったらしく、すぐ近くの、志摩桜井にある直売所「にぎやかな春」さんに置いてあるとのことで、立ち寄りました。
オリジナルのブランド卵「つまんでご卵」を始め、興味深いオーガニックの商品がいっぱいあって、楽しいところです。
さて、ご夫妻は最後に糸島の旧友を訪ねに行くとのことで、手土産を買いに、これまた志摩桜井にある「のたり」さんにパンを買いに向かいました。
古民家を改装した素敵なパン屋さんです。のたりのご主人が、佳奈のお友達の弟さんという縁があります。
素朴で、小麦粉の滋味をしっかりと引き出したパンは本当に美味しいです。
2015年の世界一周旅行中に、約3ヶ月みっちりヨーロッパに滞在して、小麦粉文化を楽しみましたが、基本売られているパンはバゲットのようなハード系で、日持ちがするものばかりでした。
日本みたいに具材や甘いものが色々詰まっているのは、ヨーロッパでは、パンというより、むしろ「お菓子」としてみなされると聞いて、かなり衝撃を受けました。
そういう意味では「のたり」さんや、今宿の「ゾンネンブルーメ」さんは、本場の雰囲気が感じられるパンの陳列具合で、私たちもお気に入りです。
ちなみに、美味しいパン屋を自分で発見したい!という人は、そのお店の看板商品ではなくて、地味ですが、バゲットなどのハード系のパンを食べてみるのをお勧めします。もし「美味しい」と思えれば、パン自体の味が美味しいと言えますから、おそらく他の具材を載せたパンも相当美味しいと思います。
話が逸れましたが、最後に、ご夫妻のご友人が経営されておられる、「田中屋旅館」さんへ向かいました。こちらのご夫妻も本当にフレンドリーで、色々とお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました!
いつもながら、誰かを案内するというのは、むしろ私たちにとって教えられることも多く、本当に為になります。
江藤さんご夫妻を糸島案内できて本当に良かったです。ありがとうございました!
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)