こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
宿泊も出来るイタリアンレストラン! in 糸島
アッカ プント エッフェは、糸島の二丈吉井地区にあるアグリツーリズモです。いきなり専門用語が出てきましたが、アグリツーリズモとはイタリア発祥の言葉で、簡単にいうと、「農家が営む宿泊施設」となります。
ただリフレッシュするために宿に泊まるのではなく、農業を体験したり、農村の暮らしを知ったりする機会があります。田舎と都会に住む人との交流を主目的にしていて、現在、世界的にも人気のある宿泊スタイルです。
それが、糸島でも出来るんですよ!
糸島の美しい山あいに、アッカプントエッフェはあります。
こちらの特徴は、オーナーの藤田さんが東京の有名イタリアンレストランで修行し、福岡市内で長年人気イタリアンを経営されていた点にあります。
つまり本格的なイタリアンが楽しめる宿なのです。(もちろん、宿泊しなくても、料理だけを食べに来れます!)
しかも、野菜は出来る限りの自家菜園で、オーガニック。これを見ていると、オーナーは都会的な「何でも購入」スタイルではなくて、提供する食材にまでしっかりと目を配れるようにしたかったんだろうなと想像ができます。
何と、ヤギさんたちが雑草を食べています。
↓ニワトリさんたち
ニワトリさんたちもたくさん。お店で使う卵は、このニワトリさんたちが産んだ有精卵とのことです。
場所が素敵で、お店の裏側には山が迫っていますが、パッと反対側を振り返ってみると、海が見えます。
完全に最高です!なかなか山も海も同時に味わえる場所は糸島といえどもそれほど多くはありません。田んぼや畑も目の前に広がっていて、本当にいい景色です。
まずはワインで乾杯!
この日は、東京時代の友人夫妻が糸島に遊びに来てくれたので、一緒にランチを楽しみました。
↓店内の様子
テーブル席は、クラシックなヨーロッパの雰囲気が漂います。
↓カウンター
カウンターの上にはワイン瓶がいっぱい並んで、とても陽気で気楽な雰囲気に溢れています。
久しぶりの再会なので、ワイン開けちゃいます。運転手の私は残念ながら飲めず。。。
いいな〜。実際、ここは宿なので、宿泊客ならば安心してワインをいっぱい飲めます。飲んだら部屋で眠ればいいだけですから♪
糸島最高級のランチを楽しみます!
食材にも徹底的にこだわって、経験豊富なシェフの料理は、糸島でも最高級と言えると思います。
今回注文したのは、3000円のコース(予約必須)。料理3皿に、チーズまたはデザート、コーヒー付きのお得なコースです。
まずは自家製のパンが出てきます。パンが自家製というだけでもすごいなと思ってしまいましたが、滋味深いシンプルな味わいです。胃を慣らすためにもちょっとずつ食べますが、やっぱりパスタのソースを付けて食べたいので、全部食べないように気をつけます。笑。
前菜が出てきました。上から時計回りに、パルマ産の生ハムメロン、水牛のモッツァレラチーズ、真蛸とセロリのマリネ、スカペーチェ(揚げ魚の南蛮漬け)、カンパチのブルスケッタ(ガーリックトーストに具材のせ)、有精卵のキッシュ。
生ハムもモッツァレラも厳選されたイタリア輸入ものです。どれも美味しかったですが、真蛸とセロリのマリネは特に印象深かったです。セロリの旨味がしっかりしていて、とても爽やか。タコが持つ磯の香りや香草の風味も生きて、夏らしい味わいでした。
そして、パスタは、糸島牛とズッキーニのパッパルデッレです。パッパルデッレとは、幅広いリボンのような形をしたパスタで、お肉系の濃厚なソースにとても絡みやすいです。
一口食べて、糸島牛の美味しさをしっかりと絡みとるように、幅広のパッパルデッレが受け止めてくれます。時折、ズッキーニの爽やかさがアクセントになって、リズミカルに美味しく食べれます。
本場イタリアでは地域ごと、具材・スープごとにパスタの太さや長さが変わってきます。パスタの呼び名も変わるので、どれがどれだかさっぱり分かりませんが、とにかく具材やスープがしっかり絡むようなパスタにおさまります。
日本では何でもかんでもスパゲッティ(細長い棒のような、最も標準的なパスタ)ばかりというお店もありますが、やっぱり、なんか違うなと感じることがあります。アッカプントエッフェのように、具材やスープに合わせてパスタの種類も変わってくると、その地域の文化を味わっている気分になって、いいな〜と思います。
ちなみに、パッパルデッレは自家製で、無農薬の九州産小麦に、二丈エリアで収穫される赤米を練りこんであります。赤米由来だと思いますが、モチモチ感があって、美味しいパスタでした。
たまたま今日席を囲んだのが美味しいもの大好きな人たちだったので、このオーブン焼きが一番盛り上がりました。ウイキョウとは別名フェンネルという香草で、真鯛の上にふわふわと載ったものになりますが、「オーブンで焼いたはずなのに、焦げずに、程よいふわふわ感はどういうことだ?」と議論になったのです。
みんなで想像を膨らませて、色々な意見が出ました。オーブンで鯛を焼いた後にフェンネルを載せて、余熱で調理したんじゃないかとか、ホイル焼きのように包み込んでオーブンに入れたんじゃないかとか。。。実はオーブン使ってないとか。笑。
答えとしての決定打は出なかったので、オーナーの奥様に尋ねると、「オーブンで焼いてますよ。実はオーブンに入れる前にひと工夫しています」とのこと。
一同、「なるほど〜!」
答えは教えてくれませんでしたが、私たちが想像するに、あらかじめオリーブオイル漬けされたフェンネルを載せてオーブンに入れたので、素揚げみたいになって、焦げずにふんわり感がキープされてたんじゃないのか、という話になりました。
糸島に美味しい料理を作るシェフはいっぱいいますが、「一体どうやって作っているのか?」と、お客さんに興味を持たせられる人はそれほど多くないと思います。
ひと手間をかけるポイントを知っているんですね〜。
博多自然豚と書いてあったような気もしますが、うろ覚え。すみません。
フルーティーで上品な豚の脂の甘みとレンズ豆の濃い旨味が合わさって、結構お腹いっぱい気味ですが、箸が進みます。うまい。
そして、最後に飲み物とデザートです。
チーズまたはデザートのどちらかを選びます。今日のデザートはヘーゼルナッツのパウンドケーキにヨーグルトアイス載せでした。さっぱり味で食後にぴったり!美味しかったです!
満腹です。
プロの料理をしっかりと味あわせて頂きました。地産地消を超えて、できるだけ自家菜園という姿勢にも感銘を受けました。
素材を買ってきた方が楽だとは思うのですが、自家菜園レストランの場合、お客目線ですが、明らかに、目の前で育った野菜たちがプロの手にかかって、お皿の上に「表現」されているのが、一発で分かります。
この体験は、ただの美味しい料理を食べてお金を払う以上の価値があると思います。
生命のつながり、循環が実感として分かります。東京からの友人夫妻も大満足でした。
ワインを楽しむことも考えると、車の運転の心配がない、宿泊がベストだと思います。無理してワインなしのランチだけ食べて満足するより、のんびり泊まって、食事とお酒を堪能した方が絶対にいいと思います。
初夏限定のブルーベリー摘み
食べに来た7月初旬はちょうど自家菜園のブルーベリーが実っていました。500円で1パック、ブルーベリーが摘み放題ということで、チャレンジ!
↓ブルーベリー摘みへ!
↓ブルーベリー
一応、どれが甘いかというと、大きな実で、かつ実に直結している「柄(え)」の部分が赤い方が良いとのこと。
かなり必死で美味しいブルーベリー摘みです。笑。いっぱい食べた後だからいい運動。
ブルーベリーももちろんオーガニック!そのまま食べられます。
初夏にアッカプントエッフェを訪れる方はぜひ、ブルーベリー摘みも体験してくださいね!どうもありがとうございました!!
■店舗情報
店名:アッカプントエッフェ(Akka punto effe)
営業時間:
LUNCH: 11:45-14:00 / CAFE: 14:00-16:00 / DINNER: 17:30-22:00(20:30 OS)
STAY: check-in 15:00 / check-out 10:00
定休日:不定休
住所:福岡県糸島市二丈吉井389-1
HP:http://www.akka-punto-effe.com/
地図:
(※2017年8月現在の情報です)
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)