「風唄窯(ふうたがま)」世界的レストランにも器を提供する、糸島の工房

風唄窯 - 外観2

こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

糸島には130組を超える、クラフト作家さんがお住いで、「クラフトの街・糸島」と呼ばれることも!

今回は、陶芸作品が東京の有名レストランなどでも使われている、窯元「風唄窯(ふうたがま)」さんをご紹介します。

平屋を改装した、心地よいギャラリー&工房

ギャラリー&工房は、糸島・志摩野北(しまのぎた)にあり、サーフィンで有名な野北海岸のほど近くです。

外観

木の下地が透けて見える、柔らかな白い柵が印象的な風唄窯さんです。

↓外壁の白い柵
風唄窯 - 外観

駐車場は、建物の傍に十分なスペースが用意されています。

↓建物外観
風唄窯 - 外観2

庭を斜めに横切るアプローチが素敵です。
建物は、L字に折れ曲がった感じが、ユニークで面白いですね。

↓玄関
風唄窯 - 玄関

玄関までくると、ガラスがはめ込まれた味わいのある木製のドアが優しく私たちを迎えてくれます。

外観から玄関までの柔らかで優しい雰囲気は、風唄窯の内田さんの作風にも通じます。

内観

白を基調とした店内に、作品がリズム良く並んでいます。

↓内観
風唄窯 - 内観1

風唄窯 - 内観2

オレンジがかったテラコッタ風のタイルが、空間に温かみを与えています。

時間の経過を感じさせる、独特の作風

風唄窯さんの作品は、柔らかで温かみを感じさせながらも、少し風化したような、時間の経過を感じさせる作品が多いのが特徴です。

白化粧の器にオレンジ色の土でアクセントを付けたのは、「遺跡シリーズ」と名付けられています。
遺跡だらけの糸島っぽさが溢れるシリーズですね。

↓器の数々
風唄窯 - 器1

風唄窯 - 器2

遺跡シリーズだけでなく、他にも色々な雰囲気の器があります。

↓鈍い銅色が印象的な器
風唄窯 - 器3

↓深緑が鮮烈な、茶器のような器も!
風唄窯 - 器4

↓青みがかった釉薬が流れる器
風唄窯 - 器5

作品ごとに作風は少しずつ異なれど、どこか、地面の中から久々に掘り起こされたような、年月を経たものが持つ美しさが表現された作品が多いような気がします。

かといって、無骨で寂れた感じにはならず、可愛らしさがあるのがとても良いですね。

風唄窯の内田さんは、福岡県内の窯元で修行されたあとに、福岡市内で長年、陶芸教室の先生をされていたそうで、作風の可愛らしさはきっと、その時の経験が生きているんじゃないかと思いました。

市内だと、陶芸教室に通う人はきっと女性が多いでしょうから、可愛い作品じゃないと作りたくないと思います。笑。

有名レストランなどに採用される作品も!

風唄窯さんの器は、有名レストランなどに採用されています。

↓プロフィール
風唄窯 - プロフィール

さりげなくご自身のプロフィールが紹介されていました。

プロフィールには書かれていませんが、作品は、JR九州が誇るスイーツトレイン「或る列車」において、メインスイーツのお皿にも採用されてます。

↓JR九州「或る列車」
風唄窯 - 或る列車
(写真:wikipediaより)

それ以前には、東京の高級レストラン「NARISAWA」でも器が使われています。
世界中からシェフや生産者、フードジャーナリストらが集まる、スペインの食の祭典「マドリード・フュージョン2011」では、「世界で最も影響力のあるシェフ」として評価された、成澤シェフのお店です。

糸島に、そんな世界的レストランに器を提供する作家さんがいらっしゃるとは、本当に驚きですね!

私たちの宿でも、風唄窯さんのコップを置かせて頂いています。
ぜひお客さんにも使って欲しいなと思います。

↓工房&陶芸教室
風唄窯 - アトリエ

今はどちらかというと作陶にかける時間の方が多いようですが、陶芸教室もやっておられますので、ご興味ある方はご連絡してみるといいと思います。

↓美しい庭
風唄窯 - 庭

帰り際に、ふと庭に目をやると、庭草の上に、木々のふんわりとした影が落ちています。

建物といい、庭といい、作品といい、一貫した雰囲気が感じられて、居心地の良い場所でした。
観光名所の野北海岸近くにありますので、ぜひ機会あれば訪れてみてくださいね。

店舗情報

店名:風唄窯(ふうたがま)
営業時間:10:00-17:00
定休日:月曜、火曜
住所:糸島市志摩野北2181-1
HP:http://fu-tagama.main.jp/
地図:

(※2018年12月現在の情報です)

明日も糸島を楽しみます!!

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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)