「喜ふく(きふく)」和食の技術を生かした、珠玉の寿司屋

こんにちは!
人気の観光地・福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

福岡市の天神から少し南へ行った春吉に、「喜ふく(きふく)」という高級寿司屋さんがあります。
私の友人の書家が屋号を揮毫したとのことで、お店に足を運びました。
一握り、一握りとてつもない工夫がされていて、驚きの寿司を味わえましたよ。

喜ふくさんはミシュランガイド2019年度版で「ミシュランプレート」に輝いておられます!

喜ふくの外観・内観・メニュー

お店は地下鉄七隈線・天神南駅からほど近い、春吉エリアにあります。
ただし、路地裏にありますので、十分に地図を確認されてからお店に向かってくださいね。

外観

喜ふく外観
喜ふく外観

白いのれんに墨で「喜ふく」と書かれています。
シンプルで好印象です。

壁面をよく見ると、薄く同心円が描かれています。
湖面に広がる波紋のようです。

内観

エントランス
エントランス

白い玉砂利が敷かれた、小さなアプローチを歩いて扉を開けると、ダウンライトに照らされたお花が一輪。
凛とした空気を感じます。

組子
組子

エントランスとカウンター席は、美しい組子(くみこ)を使った建具で仕切られています。

カウンター席
カウンター席

カウンターは銀杏の一枚板
5mはあるでしょうか・・・
今ではなかなか手に入らないと思います。店主のこだわりを感じます。

石壁
石壁

カウンター席から見える壁には、表情豊かな石が貼られています。
重厚感がありながら、軽やかな印象ですね。

能面
能面

ふと、店内を見上げると「能面」が!
空間にほんの少し、緊張感が増します。

個室へ続くアプローチ
個室へ続くアプローチ

奥には個室があって、会食にも使えます。

フードメニュー

食事メニューはシンプルに「季節のおまかせ(10800円)」コース一択です。
18〜21品が出てくる豪華な内容です。

店主の都成(となり)さんは宮崎出身で、料理の専門学校卒業後は、東京の有名料亭や日本料理店で長らく修行を積まれたそうです。
寿司屋で働いた経験はそれほどないそうで、むしろ「日本料理店」で得た技術や知識を寿司に詰め込んで、新しい風を吹かせたいという想いで、2018年に「喜ふく」を開業されました。

コース一択というのは、その「オリジナルの世界観」を是非味わって、楽しんで欲しいという考えからです。

ドリンクメニュー

ドリンクメニュー
ドリンクメニュー

ドリンクは、選りすぐりの様々なアルコールが揃っています。
日本酒、焼酎、ビール、ワイン・・・

特に日本酒は充実です!
福岡・糸島からも田中六五などの純米酒が入っています。

獺祭スパークリング50
獺祭スパークリング50

獺祭のスパークリングを食前酒として注文しました。
これは飲みやすくて、華やいでいるので、洋食におけるシャンパンのように使える日本酒だと思います。

喉を通るたびに気分が高まっていきます。

お吸い物・先付け

まずはお吸い物が出てきました。

アサリのスープ
アサリのスープ

一口飲んで、びっくり。
アサリと聞いていたのに、ハマグリ並みの濃厚な味わい!
出汁の旨味が一気に口中に広がります。

聞けば、アサリをミキサーで細かくした後に、丁寧に裏ごししたそうです。
なるほど、トロッと舌に絡むのはそういう理由でしたか。

旨いです。

ウニと海ぶどう、もずくの酢の物
ウニと海ぶどう、もずくの酢の物

酢の物で一旦、口の中をさっぱりさせます。
ウニも臭みがなく、美味しかったです。

タコの柔らか煮
タコの柔らか煮

これは見た目とは全く違う味わいです。
とにかく、タコの食感にびっくり!!!

とろけるように胃の中へ消えていきます

一度冷凍したタコを時間をかけて煮込んでおられます。
タコの細胞が崩れて、柔らかに。
シンプルに塩とわさびで十分なご馳走です。

タコの柔らか煮の時点で、一品一品へのとてつもないこだわりを感じます。

生姜
生姜

口直しの生姜を時々頂きながら、箸を進めていきます。

石鯛の刺身
石鯛の刺身

お次は石鯛の刺身です。
シルクのような素晴らしく滑らかな食感に、ただ驚きます。
新鮮な石鯛を切ってそのまま出したのではないのが分かります。

実はこの石鯛、一週間くらい冷蔵庫で寝かせて、血抜きを行っておられます。
ペーパーを何度も何度も取り替えてから、血の臭みをとっていきます。

寝かせている間に、旨味が全体に広がり、独特の滑らかな食感が出てきます。
これぞ職人の技ですね。

器も美しいですねぇ。
「喜ふく」さんでは、器もお客さんに楽しんでもらおうと、作家ものをたくさん揃えておられます。
器代だけでも相当な額を使っておられますが、「感動がなければお店は成り立たない」と細部にまで気を抜かずにこだわっておられます。

これから握り寿司が続きます。楽しみです。

握り寿司(第一陣)+ 一品料理

基本的に、ネタは地物で、玄界灘産の魚介が楽しめます。
シャリは赤酢を使っておられ、少し色味がついているのが特徴です。

アオハタ
アオハタ
中トロ
中トロ

中トロは、鮮やかな赤味が美しい。
甘みのある脂も乗っていて、溶けていきます。美味しいです。

カマスの焼き物
カマスの焼き物

ここで焼き物です。
カマスは身が引き締まっていて、塩味が効いています。

アオリイカ
アオリイカ

アオリイカはまた見た目が美しい。
ダイヤの指輪のように、キラキラと光を反射させています。

丁寧に包丁を入れておられ、柑橘系のタレがよく絡んでいます。
一口食べると、柔らかで、またまた溶けるように胃の中へ。
美味しい。

聞きそびれましたが、おそらく相当時間をかけて下処理されています。
イカはすぐ硬くなるイメージがありますが、その思い込みを覆させる一品ですね。

是非、機会あれば食べて欲しいです。

赤貝
赤貝

迫力のある赤貝です。

北海道産毛ガニとバフンウニ
北海道産毛ガニとバフンウニ

ここで一品料理です。
濃厚で甘いバフンウニとカニの旨味が合わさり、重層感のある味わい。
バフンウニはウニの中でも甘みの強い種として知られます。

贅沢な一品です。

握り寿司(第二陣)+ 一品料理

まだまだ握り寿司は続きます。

コハダ
コハダ
タイの真子
タイの真子

真子(まこ)は卵巣のことです。
外側がヒダ状になっていて、ホロホロとした食感が楽しめます。
また、ヒダが冷たい鯛出汁をよく吸って、噛むたびに旨味が飛び出してきます。

あげまき貝
あげまき貝

あげまき貝は初めて食べました。
もともと干潟で獲れる貝なんだそうですが、各地で干拓などの影響でほぼ絶滅。
近年、九州の有明海で、漁業関係者のみなさんの努力により、復活を遂げたとのこと。

煮込んであり、深みのある醤油がピシャッと効いています。
かみ切りやすく、思った以上に食べやすい貝です。

幻の貝が食べられるとは幸運です。

車海老
車海老

追加の日本酒・田中六五

ここで追加の日本酒を頂きます。
福岡・糸島の酒蔵「白糸酒造」さんより、「田中六五」を。

その前に、「喜ふく」さんでは、ガラスのおちょこを選ぶ楽しみがあります!

江戸切子の箱
好きな江戸切子を選ぶ
好きな江戸切子を選ぶ

おちょこは江戸切子。
美しい模様が手に馴染みます。

田中六五

糸島は酒米「山田錦」の名産地です。
その山田錦を100%使い、地元の伏流水を使った日本酒です。
ハネ木絞り」という全国唯一の絞り方で絞ってあり、まろやかでとても優しい味わいが楽しめます。

さっぱりしていて、フルーティーで美味しいですね。

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巻き寿司・一品料理

ここから趣向を変えて、巻き寿司が増えます。

鉄火巻き
鉄火巻き

鉄火巻きです。
柔らかなネタが舌に心地よいです。

「喜ふく」さんのシャリはしっかり炊き上げておられますが、柔らかいネタが多いからか、そこまでキツくは握っておられません。
シャリの食感がネタの雰囲気に近いため、一体感を味わえます。

面白いことに、巻き寿司は店主より「直接手渡し」です。

このあと「鯖の棒寿司」が出てきたはずですが、写真撮り忘れました。
紫蘇の爽やかな風味が印象的でした。

ホタテ

このホタテの巻き寿司も秀逸です。
かなり大ぶりなホタテを使い、山椒炙りをされておられます。

柔らかなホタテのジューシーさに、ハッとする山椒の香り。
炙った時の香ばしい薫りが余韻として鼻から抜けていきます。

手の込んだ一品です。

いぶりがっこ
いぶりがっこ

ちょっと口直しにいぶりがっこを。美味しい。

白海老の揚げ
白海老の揚げ

一品料理の白海老の揚げです。
サクサクとした食感が楽しい。
日本酒にもよく合います。

うなぎだった気が・・・

何の料理だったか忘れてしまいましたが、うなぎだったと思います。

ムラサキウニ
ムラサキウニ

そして、それからムラサキウニです。
コースの中でウニが種類を変えて、何品も出てきました。
幸せなメニュー構成です。

煮ハマグリ

抜群の旨味を誇る、煮ハマグリの握り寿司。
これも丁寧な下処理を感じさせる、上品な一品ですね。

さぁ、締めはもうすぐです。

最後の締め

お吸い物

ここでまたお吸い物です。
ちょっと一息。

アナゴ
アナゴ

締めはアナゴ。
あっさりしたタレが最後にちょうどいいですね。

デザート

デザート
お茶

デザートでさっぱりしました。
これまでの日本料理で学んだ知恵が料理法を駆使しながら、一つ一つ、手間暇かけたオリジナリティの高い寿司を堪能できました。

満足しました。
ご馳走さまでした。

店主・都成さんと、書家・くにひろさおりさん

店主・都成さんと、書家・くにひろさおりさん
店主・都成さんと、書家・くにひろさおりさん

店主の都成さんは、「お店で食べるのは、家庭で食べるのとは全く違います。家庭では味わえない感動があるのがお店です」という強い信念を語っておられました。

「喜ふく」さんは、内装から器、小物に至るまで、神経が行き届いたお店です。

喜び満ちて、福となす

家庭では味わえない、感動の料理を楽しめると思います。
なお、完全予約制なので、事前のご予約を忘れずに。

最後にご紹介。
屋号を揮毫したのは、写真に映る「くにひろさおり」さんです。
私たちの友人で、ひらがなをモチーフにしたアクセサリーが有名で、パリなど海外でも人気です。

ぜひ、のれんに書かれた彼女の作品も堪能されてください。

美味しい料理をありがとうございました。

ミシュランガイド2019年度版

喜ふくさんはミシュランガイド2019年度版で、見事「ミシュランプレート」に輝いておられます。
ミシュランプレートは「ミシュランの基準を満たしたレベルの高い飲食店」に付けられます。
おめでとうございます!!!

店舗情報

(※2019年5月現在の情報です)
店名:喜ふく(きふく)
営業時間:18:00〜23:00(最終入店21:00まで)完全予約制
定休日:日曜
禁煙・喫煙:禁煙
駐車場:なし
電話:092-287-4015
HP:http://sushi-kifuku.com/
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通5-10-30
地図:

明日も糸島を楽しみます!!


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