チェンマイに日本人が作った凄い施設「バーンロムサイ」を知っていますか!? , Chiang Mai , Thailand

こんにちは!

夫婦で一年間の世界一周旅行の後、福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。

本日もブログ訪問ありがとうございます!

さて、「タイ」で2015年11月21日に、私たちが体験したお話です。

バーン・ロム・サイ(BAN ROM SAI)とは?

チェンマイにいます。
先日はバーン・カン・ワットという商業施設で、こちらにお住いの湯浅さんにお会いしました(前回の記事参照)が、普段はチェンマイ郊外のバーン・ロム・サイ(BAN ROM SAI)という施設でボランティアをされておられます。

ここはもともとエイズに母子感染した子供達の施設として、1999年に日本人によって作られました。寄付だけに頼らず、ゲストハウス運営服飾雑貨の販売などで運営費を賄っています。

今日は施設を見学できるというので、訪れてみることにしました!

見学会スタート

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↑見学会に集まったみなさん。

見学会は事前予約のみ受付で、土曜日の午前中のみです。

今、30人程度の子供達が施設で生活していますが、実際にエイズに感染している子どもは10人程度だそう。これにはエイズ薬の劇的な進化が関係していて、現在では薬を飲み続ければ、症状が発生しないまでに発達しているようです。

設立当初は、エイズの特効薬もなく、まるで、子供達を看取るための「終末の家」のような感じだったそうですが、今では特効薬のおかげで発症に至ることもなくなり、エイズで孤児になる子が減っているようです。

だから、施設としては間口をもっと広くして、あらゆる事情で孤児になった子や家族と一緒に暮らせない子たちも預かって、しっかりと社会で生きていくための教育を施す方向に進んでいるとのことです。

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↑施設は、緑の中に家屋が点在しています。のびのび環境です。

かつては、救う道がない子供達の思い出作りのため、遠い海まで旅行に行くのも1つの支援だったそうですが、現在では事情が変わって、海には行けなくなったそうです。
でも子供達は海見たことないので、自分たちで資金集めをすることにしたとのこと。

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↑買って下さい!

今の販売スピードだと、海に行くのに140年かかるみたいです。笑。
たしかに週に1回来る見学客だけしか買わないですからね。みんなで楽団を結成して、演奏会で稼ぐとかしないとなかなか貯まらないかな。。。

伝統のものづくり

実際に、寄付以外でどのように運営費を賄っているかといえば、1つは縫製、服飾雑貨の販売です。

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↑縫製場。大きい。

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↑染料が並んでいます。美しい。

縫製といっても、大量生産品を作ってもしょうがなく、土地に伝わる伝統の柄や織り方など、ローカルを大切にした手仕事が求められます。

なぜなら、孤児は様々な理由で就職の面でもハンディがある(例えば、そもそも誰の子か分からず、住民登録がないとか)ため、自分自身のオリジナルの技術を持つ必要があるからです。

買う方も、どこでも買える普通の商品に付加価値乗せて売られても買わないですしね。

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↑この作業場から美しい服が生み出されます。

実際に施設内で、製品が販売されています。(日本だと鎌倉、あるいはネットショップで買えます!)

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パターンがかわいい。色も鮮やか。

北タイには手仕事が残されていますが、街中で売られている服や雑貨はもっと地味な色味です。
しかしバーン・ロム・サイでは、かなり明るい色を使っているような気がします。

パターンは山岳民族の伝統柄を使っていると思います。いいですねぇ。

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↑裂き織りという伝統技法を使ったトートバッグ。美しい。

裂き織りって聞いたことありませんでしたが、古い布を裂いて横糸として使う技法で、案外世界どこにでもあるみたいです。一種のリサイクル精神ですね。

職業訓練でもあった縫製場ですが、施設の設立から16年以上を経て、最近では大人になった子供達が縫製場のスタッフとして働くようになったそうです。素晴らしいですね!

あとは有機農場や豚さんの飼育小屋を見学して、ツアーは終了です。途中で、施設のちびっ子たちと触れあえる時間もありました!
みんな好奇心旺盛で、超かわいかった。

ツアーは有機農園や飼われている豚ちゃんを見て、終わりです。

ホシハナ ビレッジ(Hoshihana Village)でランチ

ホシハナ ビレッジ(Hoshihana village)とはバーン・ロム・サイの宿泊施設のことです。
ツアーは終わりですが、実はランチ予約すれば食べることが出来ます!(土日のみ予約受付

 

ここでは、タイヤイ料理という、タイとミャンマーの国境付近の料理が食べられます。
普通は宿泊者しか食べれないので、ツアーに来る方はぜひチェックしてください!

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↑食事スペース。超開放感あります。

私たちは、タイヤイ麺セット+デザートを注文しました!

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↑タイヤイ麺

辛そうですが、実はトマトスープな上に、辛くしないでとリクエストを出したので、辛くありません。
麺がモチモチで超おいしいです!

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↑お茶の葉サラダとトマトサラダ

私が大好きなお茶の葉サラダです。ミャンマー料理でよく見かけますが、お茶の葉の渋みとドレッシングの酸味がうまい具合にマッチしていて、本当に美味しいです。

炒めた大豆のカリカリ感もいいアクセントです。

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↑ジンジャーシャーベット

 

チェンマイでは、少々高めの値段設定ですが、この一部が施設の支援になりますので、食べて応援するのもアリだと思います。

特別に見せてもらったゲストハウス

日本映画「プール」は実はチェンマイが舞台になっていますが、撮影は主にこのバーン・ロム・サイの施設を使って行われたそうです。

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こちらは、宿泊者専用のプールです。いいな。泳いでみたいな。

このプールの先に、ゲストハウスが広い森の中に点在するように配置されております。
私たちは友人がここで働いていたということもあり、特別に中を見せてもらいました。どうもありがとうございます!
(通常のツアーには含まれていないです)

ゲストハウスには、それぞれ資金を提供してくれたオーナーがいます!
面白いシステム。オーナーの意向が反映されているので、個性が全く違います。

まずは大きなゲストハウス「カーリーハウス」をご紹介。

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↑藁葺きの屋根がどことなく懐かしさを感じさせます。

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白を基調としたシンプルな造りのなか、濃い茶色の木家具が見事に調和していますね。

圧巻なのは、作り付けの白いテーブル。この丸みを帯びた雰囲気がかわいいですね。
ここは、確か最大6名宿泊出来たと思いますが、この食卓を囲んで何を作ろうかって想像しちゃいますね。なんか、楽しそう!

続いては、「土の家」です。

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↑温かみ溢れる外観です。

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すごい!柔らかな曲線が印象的ですね。
このテーブル作ってみたいなぁ。そういえば「ディンディー」みたいだと思ったら、やっぱりディンディーを作った人が先生として指導してくれたみたいです。

実は外壁に蜂の巣があるのですが、この蜂は刺さない蜂らしく、むしろ「幸運の象徴」として尊ばれるので、そのままにしているとか。

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↑こんな蜂の巣初めて見ました。

最後に、ゲストハウスをご案内頂いた湯浅さんとパシャリ!
ご対応頂いた、湯浅さん・谷村さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

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ここに来て一番衝撃を受けた話は、エイズの特効薬もなく、周囲の人のエイズに対する理解もない1999年に、よくこんな事業始めたなぁという設立裏話でした。
特効薬が開発されても、毎日決まった時間に飲む必要があり、しかも一生飲み続ける必要があると言われています。月の薬代だけでもタイ人の平均月収を超えてしまいます。

考えただけでも険しすぎる道のりです。。。。

母の愛というか、施設の子たちを自分の子だと思わないと絶対続けられないような気がします。

最初の数年を除いて、エイズで亡くなる子はいなくなっていますし、周囲の村の子どもたちもサッカーなどをしに遊びにくるようになっています。本当に凄い成果を出しています。

もし、チェンマイに週末に訪れる予定がある方は、ぜひバーン・ロム・サイにも来て欲しいと思います。

私たちの一年間の世界一周の軌跡が、皆さんのお役に立てれば幸いです。

**今度は私たちがゲストをもてなします!**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)